開発が中止されていたMMORPG「Gods & Heroes: Rome Rising」が復活。公式サイトでクローズドβテストの参加者募集がスタート

　「Gods & Heroes: Rome Rising」は，Perpetual Entertainmentが開発を行っていた，帝政ローマ時代を題材とするMMORPGだ。しかし同社の経営が悪化し，2007年に開発の中止が発表されている（関連記事）。
　それから3年ほどが経過し，ゲームファンからすっかり忘れ去られていた同作だが，Heatwave Interactiveという新興のデベロッパが開発を続けていることが明らかになった。扉ページのみではあるものの，公式サイトがリニューアルオープンし，クローズドβテストの参加者募集がスタートしている。

　Perpetual Entertainmentといえば，サンフランシスコで2002年に設立されたMMORPG専門のデベロッパで，「スタートレック」を題材とする「Star Trek Online」を開発するなど，活発な動きを見せていた。
　しかし，その後資金繰りが悪化し，2007年9月にGods & Heroes: Rome Risingの開発を断念。Star Trek Onlineでは，譲渡問題で広報会社に訴訟を起こされ（関連記事），同社は2007年度中に消滅してしまった。
　Star Trek Onlineはその後，Cryptic Studiosによって2009年にローンチを果たしたものの，Gods & Heroes: Rome Risingはほとんど忘れられた存在となっていた。



　そんな本作を蘇らせるべく作業を行っているHeatwave Interactiveは，アメリカにおけるMMORPG開発の本場ともいえるテキサス州オースティンに拠点を置くデベロッパだ。
　とはいえ，同社の公式サイトによれば，これまでは主にブラウザや携帯電話向けのゲームを開発しており，大がかりなMMORPGを手がけるのは初めてとなるようだ。

　今のところ，クローズドβテストの参加を申し込めるだけで，サービスインに向けたスケジュールやゲームの仕様などは不明だが，ゲームファンにとって気になる一作となるかもしれない。

「Gods & Heroes: Rome Rising」公式サイト