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[E3 2005#137]古代ローマ帝国時代の歴史RTS「Rise & Fall」
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印刷2005/05/23 18:48

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[E3 2005#137]古代ローマ帝国時代の歴史RTS「Rise & Fall」

 「エンパイアアース」で知られるStainless Steel Studiosが開発する,Midwayの「Rise & Fall:Civilizations at War」。本作は,古代における世界最強の文明"ローマ" "ギリシア" "エジプト" "ペルシア"の4つが激突するヒストリカルRTSだ。「Age of Empires」のリードデザイナーだった,Rick Goodman氏が制作総指揮を務めている。
 本作に採用されているTITAN 2.0は,主にRTSのために開発された次世代3Dエンジン。「ギリシャvs.ペルシャ」と「ローマvs.エジプト」の2キャンペーン,24シナリオを収録している。
 各文明には,二人ずつ偉大なヒーローユニットが存在する。ギリシアにはAlexander the Great(アレキサンダー大王)とAchilles(アキレス),ローマはJulius Caesar(ジュリアス・シーザー), Germanicus Caesar(トラヤヌス帝?),エジプトはCleopatra(クレオパトラ)とRamses the Great(ラムセスII世),そしてペルシャは未定という話。まだまだ開発中といった状況のようである。



 そして,8人のヒーローユニットを存分に活かす「ヒーローモード」が,本作で最も熱い機能である。これはRTSにおける戦闘の最中にいつでも切り替えられ,ヒーローユニットを直接操作して戦闘に参加できるというモードだ。このモードの発動中は三人称視点のアクションゲームとなり,たとえば英雄Achillesなどは,武器でバッタバッタと敵兵ユニットをなぎ倒していける。
 一人の英雄の活躍で,戦況が激変していくあたりが本作の面白さだ。妙にセクシーな衣装のクレオパトラが,戦場でどのような能力を発揮するのかは不明だが,たいへん興味深いところではある。
 また,この三人称視点アクションが取って付けたようなオマケ的要素ではなく,意外に凝った作りとなっている。とくに凝っているのが,英雄が大暴れする舞台となるステージの描写で,もともとRTS用に用意された建物などのオブジェクトを単純に拡大したのではないようだ。

 また,"海戦"にただならぬ力が入っているのも,このゲームの特徴の一つだろう。敵の戦艦の横っ腹に自軍の戦艦の衝角をぶつけたり,要塞から戦艦に向けて巨大な金具を打ち込み,船体ごと持ち上げてから海面に叩き付けたりなど,船に関してはいちいちダイナミックな戦術が多い。映画「トロイ」でも描写されていたが,海戦は戦略上,極めて重要な存在となるだろう。

 マルチプレイは最大8人の対戦が可能。しかし大ショックなことに,現時点ではマルチプレイではヒーローモードに切り替えられない仕様だという。そこはちょっと,意地でもなんとかしてもらいたいものだ。

 開発中のためか,まだまだ不明な点も多い本作。発売は2005年冬の予定。デモ版のリリースは,「うーん秋に出せるといいんだけどね」とのこと。(Kawamura)

  • 関連タイトル:

    Rise & Fall: Civilizations at War

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