ハック＆スラッシュRPG「セイクリッド2 日本語版」の発売が4月2日に決定。善か悪か，世界の行く末はプレイヤーの手にかかっている

　ズーは，善と悪のストーリーが楽しめる大ボリュームのPC版ハック＆スラッシュRPG「セイクリッド2 日本語版」を，4月2日に発売すると発表した。

　本作は，2008年に海外で発売された「Sacred 2: Fallen Angel」の日本語版で，最近コンシューマ版「セイクリッド 2」（PlayStation 3/Xbox 360，発売はスパイク）が発売されたばかりだ（Xbox 360版レビュー記事）。
　2009年4月には，デベロッパ/パブリッシャのASCARONが倒産したことで，どうなることかと思われたが，その後イギリスのゲームパブリッシャKalypso Mediaに買収されたことで，社名をGaming Minds Studiosと変更し（関連記事），無事コンシューマ版まで発売された。そんなセイクリッド2のPC日本語版がようやく発売される。


　神秘の力「T-エネルギー」によって繁栄を築いたハイエルフと，エネルギーの乱用に反対するドラゴン，テンプルガーディアン，人間，オークは対立し，紛争が巻き起こる。一度はハイエルフがこの紛争に勝利したが，その後，T-エネルギーが制御不能となり，新たな災いが訪れることになる……
　その災いを食い止め世界に平和をもたらすのも，反対に世界をさらなる終焉へ導くのもプレイヤーの手にゆだねられているというのが，本作の概略だ。


　善（ライト）と悪（シャドウ）の二つのキャンペーンが用意されており，ライトの「セラフィム」は善のキャンペーンを，シャドウの「インキュイジター」は悪のキャンペーンを，そのほかの「ハイエルフ」「ドライアド」「テンプルガーディアン」「シャドウウォーリア」の4種族は，善悪いずれかを選びながらストーリーを進められる。


　キャラクターは，能力値やスキル，コンバットアーツを好みに合わせて組み合わせ，自分好みに育成できる。フィールドは，実世界で35平方キロメートルにも相当する広さになっており，しかも完全なオープンマップなので，自由に旅することが可能だ。なお，広大なフィールドは，騎乗ペットによって移動できる。
　世界中には，善悪合わせて500種類を超える膨大なクエストが散らばっているので，それらを見つけクリアしていくだけでも，相当なボリュームを感じられることだろう。

　また本作は，最大16人でのマルチプレイに対応する。シングルプレイで作成したキャラクターを用いて，友達と協力プレイを楽しめるのはもちろん，クローズドサーバに接続し，クローズドネット専用キャラクターを育成しながら，冒険や対人戦などを楽しむことも可能だ。また，シングルプレイのキャラクターを，オープンネットで楽しむこともできる。

　とにかく広い世界を自由に冒険しながら，世界の行く末をプレイヤー自身の手で決めるべくクエストなどを楽しめるという，大ボリュームの内容の本作。英語版の発売から1年以上経ったとはいえ，日本語版になったことで内容が理解しやすくなっているので，本作を手にして壮大なストーリーを楽しんでみてはいかがだろうか。

「セイクリッド2 日本語版」公式サイト