「ForceWare 169.28 Beta」が“Crysis 1.1パッチ用”として公開に

　NVIDIAは，先に「nZone」で「Unreal Tournament 3用」としてリリースした公式β版グラフィックスドライバ「ForceWare 169.28 Beta」を，公式サイトのβ版ダウンロードページに追加した。2008年1月11日現在，以下のとおり同社日本語サイトからWindows XP/Vista用を入手可能だ。

→Windows XP用ForceWare 169.28 Beta（68.7MB）
→32bit版Windows Vista用ForceWare 169.28 Beta（56.9MB）
→64bit版Windows Vista用ForceWare 169.28 Beta（70.0MB）

　対応GPUは，Windows XP用がGeForce FX〜8，32/64bit版Windows Vista用がGeForce 6〜8。注目は，リリースハイライトに「公式Crysisパッチv1.1とあわせて使用すると、CrysisにおけるSLIおよび3-way SLIパフォーマンスがさらに向上」と書かれていることだ。1.1パッチが公開されたとき，NVIDIAのJames Wang氏は「Crysisの1.1パッチを導入した環境でNVIDIA SLIを利用するにはForceWare 169.28 Betaを使うべき」と述べ，同バージョンが近々に“公式サイト入り”するとしていたが，果たしてそのとおりになったというわけである。

　もっとも，現時点で1.1パッチには大小さまざまな不具合が報告されていたり，少なくともざっとテストした限りではパッチ適用前と後でパフォーマンスに大きな違いが見られなかったりと，GeForceベースのシステムでCrysisをプレイするすべての人に勧められる状態でないのは確か。リリースノートも公開されていないので，何かトラブルがあったとき，自分で対処できる自信がある人以外は，ひとまず様子を見ておいたほうがいいかもしれない。