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「GeForce 355.98 Driver」登場。ノートPC向けの「GTX 980」に対応したリリースは「Killing Floor 2」最適化版
Release 355世代のWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版リリース第4弾となる今回の355.98ドライバは,「Killing Floor 2」への最適化版,いわゆる「Game Ready Driver」という位置づけだ。また,同日にリリースされて話題を呼んだ「ノートPC向けに出荷される『GeForce GTX 980』」をサポートする初のドライバにもなっている。
統合されるソフトウェアのバージョンはGeForce Experienceが2.5.14.5,「HD Audio Driver」が1.3.34.3,「PhysX System Software」が9.15.0428,「CUDA」が7.5,(Quadro用ディスプレイユーティリティである)「NView」が146.78。先行して単体の最新版がリリースされていたGeForce Experienceの統合が成った,という理解でいいだろう。
入手したい人は,下に示したリンクをどうぞ。
→64bit版Windows 10用GeForce 355.98 Driver(290MB)
→32bit版Windows 10用GeForce 355.98 Driver(227MB)
→64bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 355.98 Driver(288MB)
→32bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 355.98 Driver(227MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 355.98 Driver(290MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用GeForce 355.98 Driver(227MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 355.98 Driver(288MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 355.98 Driver(227MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
※筆者の環境だと,NVIDIA日本語公式Webサイトで検索しても355.98ドライバが出てこないことがあったため,緊急避難的にGeForce.comへのリンクを用意しています。ご了承ください。
例によって,GeForce.comの当該ポスト,そして英文リリースノートの概要を本稿の最後にまとめてみたが,ノートPC向けGeForce GTX 980のサポート開始に合わせて,GameWorks VR SDKにおけるノートPCのサポートが追加されたのは,仮想現実関連の開発者には地味に重要なアップデートといえそうだ。また,実害は(おそらく)ないにせよ,「GeForce 355.82 Driver」で対象製品のユーザーが広く影響を受けるであろう「メモリクロックの表示問題」が解決したのもトピックになると思われる。
総合的にいえば,アップデートの規模は小さいものの,対象製品のユーザーであれば,Killing Floor 2をプレイするかどうかは別にして,自己責任で導入する価値があると述べていいのではなかろうか。
## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 355.98 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 700〜400シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜400Mシリーズ
●GeForce 355.98 Driverにおける性能向上
- リリースノートに記載なし
●GeForce 355.98 Driverの新要素
・GeForce GTX 980 for Notebooks新規対応
- ノートPC向けに出荷されるGeForce GTX 980をサポート
・GameWorks VRの拡張
- GameWorks VR SDKレベルでノートPCを新規にサポート
- VR SLIサポートを拡張(※詳細は明らかになっていない)
- バグ修正(※詳細は明らかになっていない)
●GeForce 355.98 Driverで解決した問題(Windows 10)
- GeForce 355.82 Driverを導入した環境で,P0ステート時のメモリクロックが0MHzと表示される問題。なお,同じ問題はP2ステート時にも起こることがある
- GM204コアベースのGPUを搭載したシステムにGeForce 353.62 Driverを導入し,さらにウインドウモードのG-SYNCを有効化すると,メールソフト「Thunderbird」の動作がおかしくなる問題
- SLI構成時に3D Visionを有効化すると,[Alt]+[Tab]キー操作で「Batman: Arkham Origins」をタスクバーから復帰させたとき,アプリケーションがクラッシュする問題
●GeForce 355.98 Driverで解決した問題(Windows 8.x・7・Vista)
- GeForce 355.82 Driverを導入した環境で,P0ステート時のメモリクロックが0MHzと表示される問題。なお,同じ問題はP2ステート時にも起こることがある
- SLI構成時に「Star Wars: Battlefront」を実行すると,環境マップ(≒反射マップ)がちらつく問題(※「SLI Profile」という表現がよく分からないが,おそらくこういうことだと思われる。原文は「[Star Wars: Battlefront SLI Profile] Reflection envmaps flicker.」)
- GM204コアベースのGPUを搭載したシステムにGeForce 353.62 Driverを導入し,さらにウインドウモードのG-SYNCを有効化すると,メールソフト「Thunderbird」の動作がおかしくなる問題
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- 関連タイトル:
Killing Floor 2
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