ニュース
「The Crew 2」最適化版として「GeForce 398.36 Driver」が公開に
Release 396世代のWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版ドライバ第5弾となる今回は,日本を含む世界市場で今週発売となる「The Crew 2」(邦題 ザ クルー2)に向けた最適化版という扱いだ。
すぐに入手したい人は下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してもらえればと思う。
→64bit版Windows 10用GeForce 398.36 Driver(493MB)
→64bit版Windows 8.x・7用GeForce 398.36 Driver(435MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 398.36 Driver(493MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 398.36 Driver(435MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
GeForce 398.36 DriverのNVIDIA公式紹介記事と英文リリースノートの内容はいつものように和訳を試みて本稿の最後にまとめているが,全体としては通常の規模感といったところだ。いくつかのバグ修正が入っているので,The Crew 2のPC版をプレイするつもりの人もそうでない人も,対応するGeForceを使っているなら,導入を検討してみてはどうだろうか。
ただし,ドライバのインストールは自己責任となるため,その点は注意してほしい。
## 以下,NVIDIAによる公式紹介記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 398.36 Driverの対応製品
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN Xシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜600シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜600Mシリーズ
※GeForce 500〜400シリーズとGeForce 500M〜400Mシリーズはサポート終了
●GeForce 398.36 Driverが統合するソフトウェアモジュール
(※比較対象はGeForce 398.11 Driver)
- GeForce Experience:3.14.0.139
- HD Audio Driver:1.3.37.4
- PhysX System Software:9.17.0524
- Vulkan RT:記載なし
- CUDA:9.2
- NView:149.21
●GeForce 398.36 Driverにおけるゲーム最適化
- 「The Crew 2」用Game Ready
●GeForce 398.36 Driverの新要素
・SLIの拡張
- 「DARK SOULS REMASTERED」「Hand of Fate 2」「Need for Speed Payback」「Super Mega Baseball 2」用SLIプロファイルの追加または更新
・3D Visionの拡張
- 「Output Zero(Good)」用3D Visionプロファイルの追加または更新
※タイトル名の後ろにある( )書きはレーティング
●GeForce 398.36 Driverで解決した問題
- Pascal世代のGPUを搭載する環境でDirectX 12版「Gears of War 4」を実行するとゲーム中にBSoDが発生することのある問題
- Windowsのディスプレイ設定から3D立体視の有効/無効を切り換えても,NVIDIAコントロールパネル上の3D立体視ページ上には何の変化も生じない問題
- G-SYNCを利用できる環境でゲームを終了しても依然としてG-SYNCが有効のままとなり,デスクトップのスタッター(stutter,カクつき)をもたらすことのある問題
- NVIDIA Surroundが有効な環境で複数のゲームが起動中にクラッシュする問題
- HDR表示を有効化していると,非HDRなビデオをフルスクリーン再生するときに画面表示がおかしくなったり画面がちらついたりすることのある問題
- ノートPCで起動後に「Driver_Power_State_Failure」エラーが発生してBSoDとなる問題
- 「GeForce 397.93 Driver」をインストールすると,Windowsの起動中,画面に何も表示されなくなる問題(※398.18 Hotfixドライバで解決済みとされていたが,あらためて修正項目として出てきたので,前回,完全には解決できていなかったのだと思われる)
●GeForce 398.36 Driverにおける既知の不具合(※抜粋)
- Windows 10 Fall Creators Updateを導入するとNVIDIAコントロールパネルにある「Custom color settings」の設定内容が保持されず,再起動ごとにリセットされる(※これはWindowsの問題で,MicrosoftはApril 2018 Updateで解決するとしている)
- マザーボード上に搭載されるPLX Technology(現Avago Technologies)製チップを経由したマルチGPU構成を行うと「DPC watchdog violation」エラーがランダムに発生する
- GPUのモニタリングツールから消費電力の監視を行うとわずかにスタッターが生じる
- Windows 10のApril 2018 Updateを適用するとウインドウモードG-SYNCでわずかにスタッターが生じる
- 「Mozilla Firefox」Webブラウザで特定のリンクにマウスカーソルを重ねるとカーソルの表示がおかしくなる
- GeForce GTX 1080のSLI構成時にG-SYNCを有効化し,さらにWindows上からHDRを有効化すると,「World of Warcraft: Legion」でゲームの起動後,色の表示が相当におかしくなる(※Windows上からHDRを無効化すればこの問題は発生しないとされる)
- SLI構成をG-SYNC対応のディスプレイ3台と接続し,うち2台をプライマリのグラフィックスカード,1台をセカンダリのグラフィックスカードと接続した場合,「Overwatch」で絶え間なく画面がちらつく
- TITAN V搭載環境でWindowsからHDRを有効化すると,「Shadow Warrior 2」のゲーム画面上でマウスカーソルを動かしたときに画面がちらつく
- Kepler世代の「GeForce GTX TITAN」をRyzen Threadripper用マザーボードに差すとOSが起動しない
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- 関連タイトル:
ザ クルー2
- この記事のURL:
Copyright(C)2011 NVIDIA Corporation