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「Radeon RX 460」に対応する「Radeon Software Crimson Edition 16.8.1 Hotfix」が公開
WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版となる公式最新版「Radeon Software Crimson Edition 16.7.3」(以下,Crimson 16.7.3)の公開より2週間も経たずしての登場となる新しいHotfix版は,8月8日に搭載グラフィックスカードの販売が始まった「Radeon RX 460」の初対応ドライバという位置づけになっている。
入手したい人は下に示したリンクからどうぞ。
→64bit版Windows 10用Crimson 16.8.1 Hotfix
→32bit版Windows 10用Crimson 16.8.1 Hotfix(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
→64bit版Windows 8.1用Crimson 16.8.1 Hotfix
→32bit版Windows 8.1用Crimson 16.8.1 Hotfix(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
→64bit版Windows 7用Crimson 16.8.1 Hotfix
→32bit版Windows 7用Crimson 16.8.1 Hotfix(※Radeon RX・Pro Duo・R9 Fury・R9 300・R7 300シリーズは非対応)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用Crimson 16.8.1 Hotfix
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用Crimson 16.8.1 Hotfix(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.1用Crimson 16.8.1 Hotfix
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.1用Crimson 16.8.1 Hotfix(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
→ノートPC向けの64bit版Windows 7用Crimson 16.8.1 Hotfix
→ノートPC向けの32bit版Windows 7用Crimson 16.8.1 Hotfix(※Radeon R9 M300・R7 M300・R5 M300シリーズは非対応)
Display Driverのバージョンは「16.30.2511-160804a-305585E」で,Crimson 16.7.3の「16.30.2311-160718a-305077C」をベースに,若干新しくなったバージョンというのが正しい評価のようだが,Radeon RX 400シリーズのエントリーモデルに対応した以外にも,英文リリースノートを見ると,いくつか気になるバグフィックスも確認できる。その意味では,新GPU搭載のグラフィックスカードを購入済みという人以外にとっても意味のあるリリースと言えそうである。
ただし,ドライバのアップデート作業は自己責任となるので,その点はあらかじめお断りしておきたい。
#### 以下,英文リリースノートまとめ ####
●Radeon Software Crimson Edition 16.8.1 Hotfixの対応GPU
- Radeon RX 400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon R9 Furyシリーズ
- Radeon R9 300・200シリーズ
- Radeon R7 300・200シリーズ
- Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
- Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
- Radeon R9 M300・M200シリーズ
- Radeon R7 M300・M200シリーズ
- Radeon R5 M300・M200シリーズ
- Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
- AMD FX APU with Radeon R7 Graphics
- AMD A-Series APU with Radeon R8・R7・R6・R5・R4・R3 Graphics
- Athlon/Sempron APU with Radeon R3 Graphics
- AMD E-Series APU with Radeon R2 Graphics
●Radeon Software Crimson Edition 16.8.1 Hotfixが統合するコンポーネント
(※比較対象はRadeon Software Crimson Edition 16.7.3)
- Display Driver:16.30.2511-160804a-305585E(←16.30.2311-160718a-305077C)
- Radeon Settings:2016.0804.2359.41279(←2016.0718.1747.3014)
- 2D Driver:8.1.1.1564
- Direct3D:9.14.10.1209
- OpenGL:6.14.10.13447(←6.14.10.13441)
- OpenCL:2.0.6.0
- Mantle:9.1.10.136(←9.1.10.123)(※Mantle API:98309)
- Audio Driver:10.0.0.3/7.12.0.7723
- Vulkan Driver:9.1.0.10.17.0
●Radeon Software Crimson Edition 16.8.1 Hotfixにおける最適化
(※比較対象はRadeon Software Crimson Edition 16.7.3)
- Radeon RX 480搭載環境で,「Rise of the Tomb Raider」において最大10%
●Radeon Software Crimson Edition 16.8.1 Hotfixにおける新要素
・対応GPUの拡張
- Radeon RX 460新規対応
・CrossFireの拡張
- 「F1 2016」用CrossFireプロファイルの追加
●Radeon Software Crimson Edition 16.8.1 Hotfixで解決した問題
- Radeon RX 480登載環境で,WattManからメモリのオーバークロックを試みるときに,設定上限が非常に低い問題
- Radeon RX 480のCrossFire構成時に,一部の環境で「Overwatch」がクラッシュすることのある問題(※Crimson 16.7.3にも同じ項目があった。なぜ今回も残っているのかAMDは説明していないが,前回では修正仕切れなかった問題に対処したという可能性はある)
- CrossFire構成時に低めの解像度設定を行うと,「Tom Clancy's The Division」で低いフレームレートしか得られないことのある問題
- CrossFire構成時に「Dota 2」で低いフレームレートしか得られないことのある問題
- Radeon Settingsの「システム」−「ソフトウェア」以下にあるVulkanバージョン表記が正しくないことのある問題(※Crimson 16.7.3にも同じ項目があった。なぜ今回も残っているのかAMDは説明していないが,前回では修正仕切れなかった問題に対処したという可能性はある)
- 「Firefox」でハードウェアアクセラレーションを有効化していると,コンテンツの再生中にアプリケーションがクラッシュすることのある問題
- Radeon RX 480登載環境で「Wolfenstein: The Old Blood」を実行すると,低いフレームレートしか得られなかったり,スタッター(stutter,カク付き)が発生したりすることのある問題
- Radeon Settingsからのドライバアップデートが,エラーメッセージとともに失敗することのある問題
- 関連タイトル:
AMD Software
- 関連タイトル:
Radeon RX 400
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