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AMD,Windows 10 October 2018 Update正式対応版かつ「Black Ops 4」最適化版となる「Radeon Software Adrenalin Edition 18.10.1」を公開
WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版となる2018年10月版第1弾は,日本を含む世界市場で10月12日発売となった「Call of Duty: Black Ops 4」への最適化版,そして,Windows 10の大型アップデート「October 2018 Update」への正式対応版という位置づけだ。
すぐに入手したい人は下に示したリンクを利用してもらえればと思う。ただし今回,AMDは32bit版OSのサポートを大胆にカットしている。AMDは過去製品のドライバサポートポリシーを公表しないため,原稿執筆時点では推測となるが,AMDは今回のAdrenalin 18.10.1をもって32bit版Windowsのサポートを全面的に打ち切った可能性が高い。ひとまず,32bit版Windowsのユーザーは「Radeon Software Adrenalin Edition 18.9.3」を使いながら,今後の情報アップデートを待ってもらえればと思う。
※2018年10月18日追記 32bit版ドライバのサポートについてAMDの公式回答が得られました。詳細は別途掲載した記事を参照してください。
→AMDのドライバダウンロードページ
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
なお,「Display Driver Package」のバージョンは18.40.03.01
メジャーアップデートではどうしてもトラブルが出やすいので,導入にあたってはクリーンインストールを推奨したいが,いずれにせよドライバのアップデート作業が自己責任となる点にはご注意を。
※2018年10月17日追記
AMDは北米時間2018年10月15日付けで,18.10.1ドライバを「oct-15」版へ差し替えた。「Display Driver Package」のバージョンは18.40.03.01
※2018年10月18日追記
oct-15版についてAMDから公式回答が得られました。詳細は別途掲載した記事を参照してください。
#### 以下,英文リリースノートまとめ ####
●Adrenalin 18.10.1の対応GPU
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon R9 Furyシリーズ
- Radeon R9 300・200シリーズ(※32bit版非対応を新たに確認)
- Radeon R7 300・200シリーズ(※32bit版非対応を新たに確認)
- Radeon R5 300・200シリーズ(※32bit版非対応を新たに確認)
- Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ(※32bit版非対応を新たに確認)
- Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ(※32bit版非対応を新たに確認)
- Radeon R9 M300・M200シリーズ(※32bit版非対応を新たに確認)
- Radeon R7 M300・M200シリーズ(※32bit版非対応を新たに確認)
- Radeon R5 M300・M200シリーズ(※32bit版非対応を新たに確認)
- Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ(※32bit版非対応を新たに確認)
- Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ(※32bit版非対応を新たに確認)
●Adrenalin 18.10.1の対応APU
- Ryzen 2000Gシリーズ,Athlon 200GE(64bit版Windows 10)
- A-Series APUs with Radeon R7・R6・R5・R4 Graphics(64bit版Windows 10&7 ※32bit版非対応を新たに確認)
- Pro A-Series APUs with Radeon R7・R5 Graphics(64版Windows 10&7 ※32bit版Windows ※32bit版非対応を新たに確認)
- Athlon Series APUs with Radeon R3 Graphics(64bit版Windows 10&7 ※32bit版非対応を新たに確認)
- Sempron Series APUs with Radeon R3 Graphics(64bit版Windows 10&7 ※32bit版非対応を新たに確認)
- E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics(64bit版Windows 10&7 ※32bit版非対応を新たに確認)
●Adrenalin 18.10.1が統合するコンポーネント
(※比較対象はRadeon Software Adrenalin Edition 18.9.2)
- Display Driver Package:18.40.03.01
-181010a -334367E -Radeon Software Adrenalin (←18.30.19.01 -180925a -333764E -Radeon Software Adrenalin) - Radeon Settings:2018.1010.1801.32425(←2018.0925.2319.41966)
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01363(←9.14.10.01359)
- OpenGL:24.20.11000.13541
- OpenCL:25.20.14003.1010(←24.20.13019.1008)
- Mantle:9.1.10.0282(←9.1.10.0278)
- Mantle API:102400
- Audio Driver:10.0.1.7
- Vulkan Driver:2.0.55(←2.0.49)
- Vulkan API:1.1.82(←1.1.77)
●Adrenalin 18.10.1における最適化
(※比較対象はRadeon Software Adrenalin Edition 18.9.3)
- Windows 10 October 2018 Updateに正式対応
- 「Call of Duty: Black Ops 4」に向けた最適化。一例としてRadeon RX Vega 64搭載環境で解像度1920
×1080ドット設定時に最大5%,Radeon RX 580搭載環境で最大6%
●Adrenalin 18.10.1における新要素
・Vulkan拡張機能追加
- VulkanのHDR対応を拡張する「VK_EXT_hdr_metadata」など7つの拡張機能(Extension)追加(※詳細はリリースノートを参照のこと)
●Adrenalin 18.10.1で解決した問題
- Radeon Softwareのインストールを行ってもHDMIドライバが新しくならないことのある問題
- Fortniteでグラフィックス設定プリセットを「高」または「エピック」に指定すると光の表現がおかしくなることのある問題
- 16コアCPUを搭載する環境でRadeon Software Adrenalin Edition 18.8.1以前の環境からRadeon Softwareのアップデートインストールを試みるとシステムがランダムに再起動することのある問題(※18.9.3ドライバでも同じ項目があったので,前回では修正仕切れなかったと思われる)
- マルチGPU構成時に「Sea of Thieves」でテクスチャがちらつくことのある問題
- 関連タイトル:
AMD Software
- 関連タイトル:
Windows 10
- 関連タイトル:
Call of Duty: Black Ops 4
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