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ズー,都市育成シミュレーション「シティーライフ」日本語版を7月28日に発売
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印刷2006/06/09 18:28

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ズー,都市育成シミュレーション「シティーライフ」日本語版を7月28日に発売

 ズーは,都市育成シミュレーション「シティーライフ」日本語版をフロンティアグルーヴを通じて7月28日に発売する。価格は8190円(税込)。
 「CityLife」は,フランスに本拠を置くデベロッパ/パブリッシャ,Monte Cristoが制作したシミュレーションゲームで,アメリカでは今年の4月,CDV Software Entertainmentから発売されている。言うまでもなく「シティーライフ」はその日本語版。
 プレイヤーに与えられるのは,広大な更地。ここに道路を敷き,市役所を建て,住宅を建て,工場を建て,さらにはレストラン,病院,警察など,さまざまな施設を建てて,やがてはビルの林立する近代的な大都市を造り上げるという,箱庭系ゲームマニアなら食指が動かないわけがない雰囲気のタイトルだ。中毒性も高そう。
 22種類のステージは,火山の島,遺跡,座礁したタンカー,連邦刑務所など,モノによっては「何に使えるのか分からない」オブジェクトが用意された個性的なものばかり。例えば,遺跡のステージでは,遺跡観光に来る人々を増やして都市発展を目指したり,タンカーのステージでは,漏れ出す原油による環境汚染を配慮した都市開発を考えたりと,なかなか挑戦的な設定になっている。



 200種類におよぶ建築物には,飛行場,港,カジノ,スタジアム,映画館,美術館,ファミリーレストラン,豪華ホテルなどがあり,非常にバラエティ豊富。ゲームシステムとしては,街区ではなく,建物を一つ一つ置いていくスタイルで,最初は小さい家しか置けないが,やがて都市が発展するにつれて大きな建物をどんどん建てることが可能になる。
 町に住む6種類の住民にはそれぞれ働く場所と相性があり,仲の悪い住民を隣接させると,対立して喧嘩になったりするという。このあたり,リアルというか微妙というか,まあ,ともかく漫然と都市計画を立てていてはダメなのである。



 このようにして都市を育て上げ,本作の特徴の一つである「驚くべき拡大率のズーム」を使って,住民の視点から町を歩く人々,行き過ぎる車,ビルの谷間などを眺めるのは,考えるだけで面白そうである。町に流れる時間はやたら早いが,“カメラモード”を使えば,海に沈む美しい夕焼けや,都市の夜景などをゆっくり堪能することもできる。

 同趣向のライバルとしてはもちろん,長い歴史を持つシムシティシリーズがあるが,2003年の「シムシティ4」以来,ちょっと停滞気味。都市開発ファンの中にはこのシティーライフの日本語版を期待していた人も多いのではないだろうか。ちなみに,4Gamerの「こちら」にCityLife(英語版)のデモがあるので,ぜひダウンロードして来月の発売まで練習しておいていただきたい。(松本隆一)

スクリーンショットは開発中のものです
  • 関連タイトル:

    シティーライフ 日本語版

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