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[TGS 2007#08]サイカンゲームズ,コーポレートプレゼンテーションを開催。ほしのあきさんや丁半コロコロも登場し,コンテンツの魅力をアピール
まず登壇したのは,サイカンゲームズ代表取締役/CEOの丹波利隆氏。氏は,サイカンがTGSに参加するのは今回で2回目だと前置きしてから,「初回の2006年は,サイカンの存在を知っていただく場だったとするなら,今回の東京ゲームショウ2007は,サイカンの本格的な日本進出を宣言する場です」と語った。
サイカンゲームズ代表取締役/CEO 丹波利隆氏 |
元Gravity会長 金正律(キム・ジョンリュル)氏が起ち上げたサイカンエンターテインメントと,サイカンゲームズおよびその100%親会社であるコムシードとのスムースな連携に加え,さらにサイカンゲームズコリアが加わることとなる。サイカングループの目指す,(オンラインゲーム分野における)「まずはアジアナンバーワン,そしていずれは世界ナンバーワンの企業を目指す」というコメントにも,かなりの説得力が付与されるわけだ。
丹波氏がステージから降りると,続いてサイカンゲームズのコンテンツ群が紹介された。今回出展されたのは,「Paper Man」「R-Man」「DerbyPark」「Puppy On」の4タイトル。それぞれの概要は,下記のとおりだ。
「Paper Man」(プレイアブル出展)
Paper Manは,「紙」の特性を持つキャラクターによる,オンラインアクションシューティングだ。紙で出来ているキャラクターは,弾が当たれば穴があくし,爆風に当たればヒラヒラと吹き飛ばされてしまう。また,紙は形状的に極めて薄いので,ペラペラな体の向きを利用して被弾率を低減させるというテクニックも可能となる。シンプルかつ奥の深いシステムと,アバター性の豊かさが特徴的な,期待のカジュアルシューティングである。
「R-MAN」(プレイアブル出展)
奥行きの存在する横スクロール型オンラインアクションゲーム。コマンド入力によるコンボや,必殺技など,コンシューマゲームでお馴染みの要素が満載されている。そのぶん操作は(若干)煩雑だが,会場に設置されていた試遊台には,ゲームパッドが標準で接続されており,操作性は良好だった。そのほかにも,豊富なダンジョンや,ドラマチックなイベントムービーなど,見どころが多い。
「DerbyPark」(映像出展)
デビュー前の仔馬から,競走馬,種牡馬,繁殖牝馬に至るまでの成長過程が楽しめる,競走馬育成シミュレーション。サラブレッドの遺伝子構造を操作して,多種多様な競走馬を育成可能。競走馬育成シミュレーションの基本は押さえつつも,「捕獲所」「サラブレッド言語研究所」「遺伝子工学研究所」といった斬新な要素が盛り込まれているあたり,興味深い。オンラインゲームならではのアバター/コミュニティ要素も用意されているので,競馬ファン以外の人でも楽しめそうだ。
「Puppy On」(映像出展)
自分の分身となるキャラクターと,その愛犬キャラクターと共に,架空世界での生活を楽しむコミュニケーションゲーム。愛犬の飼育,ほかのプレイヤーの愛犬との交流,コンテストへの出場を主目的としつつ,プレイヤーキャラクター自身のオシャレや,職業の選択などもできるようだ。
これら4タイトルをもって,サイカンゲームズは本格的な日本進出を宣言したというわけだ。この中に,いわゆるコアプレイヤー向けのタイトル(ミリタリーFPSや本格派MMORPGなど)が含まれていないことが,日本での展開にどう影響するのか。各タイトルの完成度と共に,注目したいところである。
ほしのあきさん |
ほしのあきさん/Sionさんチームと,丁半コロコロチームに分かれて,新宿に似たマップで行われた対戦は,なぜかほしのさんチーム以外のキャラクターからも攻撃を受けていた丁半コロコロチームが,当然のように敗北。これが真面目な対戦イベントだったら問題だが,余興としてはなかなかいいオチだったのではないだろうか。
というわけで,コーポレートプレゼンテーションのレポートは以上だ。「こちら」の記事でもお伝えしたように,9月22日(土)には,丁半コロコロさんやSionさんも登場するイベントが,目白押しとなっている。TGS 2007のサイカンゲームズブースに足を運ぶときは,ゲームだけでなく,そういったイベントにも注目しておくといいだろう。
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