ニュース
[CES 2018]HyperX初のワイヤレスヘッドセットと第2世代の円盤型フットコントローラを,小ネタの宝庫「CES Unveiled」で発見
さて,CES Unveiledというイベント自体は,DellやLenovo,LG Electronicsといった大手メーカーが出展してはいるものの,基本的には中小企業やスタートアップ企業が出展の中心となっている。CES自体にブースを出展するほどのコストはかけられないが,メディアを通じて自分たちの製品やサービスを報じてもらいたいという企業が多く集まるので,一風変わった製品を見かけることも多い。
今回は,そんなCES Unveiledの会場でゲーマー向け製品と,変わり種入力デバイスを簡単に紹介してみよう。
HyperX初のワイヤレスヘッドセットが正式発表前に登場
まずは,Kingston Technologyのゲーマー向け周辺機器であるHyperXのブースからだ。HyperXは,CES 2018のサブ会場となるホテルにプライベートブースを展開するそうだが,CES Unveiledでは,北米時間の1月8日に発表予定という未発表のヘッドセット「HyperX Cloud Flight」(以下,Cloud Flight)。HyperX初のワイヤレス接続型だ。
北米市場における税別のメーカー想定売価は159ドル前後で,発売時期は1月8日配信のプレスリリースで明らかにするという話だった。
Cloud Flightの外観は,アーム部分とエンクロージャの間に,赤いパイプのようなものが伸びるというもので,同社の既存ヘッドセットとは似て非なる,新しいデザインになっている。
ワイヤレス通信方式の具体的な説明はなかったが,Bluetoothではなく独自方式とのこと。ということは,他社製のワイヤレスヘッドセットと同様に,ワイヤレスレシーバーをPCのUSBポートに接続して使うのだろう。
本体内蔵バッテリーへの充電はUSB Micro-Bケーブル経由で行う仕様となっていた。
製品の詳細は正式発表のタイミングで明らかになるそうなので,続報に期待したい。
HyperX日本語版公式Webサイト
円盤型フットコントローラ,その第2世代モデルが登場
実のところ,3dRudderという企業はCES Unveiledの常連的な存在で,そのため,同社のブースを見かけた筆者は,「また3DRudderを出展しているのか」と,危うく通り過ぎそうになった。しかしよくよく見ると,従来モデルとは異なる見た目だったので,足を止めたという次第である。
従来の3DRudderは,フラットな表面をした円盤のような形をしていた。それに対して,第2世代モデルだという新製品は,大きな羽のようなパーツが付いているのだ。
中央の六角形模様を囲む壁のようなパーツも,足を乗せるときのガイドになるようだ。第2世代モデルの実用性は,相応に高まったと見ていいのではなかろうか。
第2世代モデルの発売時期は,「4〜5か月程度先の2018年春」とのこと。価格は既存の3DRudderと変わらない見込みだそうだ。国内では第1世代モデルの販売代理店想定売価が2万円前後(税別)となっていたので(関連記事),仮に国内発売となれば,従来モデルと同じくらいの価格になるのではなかろうか。
3dRudder公式Webサイト
- 関連タイトル:
HyperX
- この記事のURL: