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【PR】大丈夫!ドスパラのSandy Bridge搭載PCはすべてB3ステッピング〜最新のPrime Galleriaで「チップセット不具合対策」を振り返る
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印刷2011/04/16 12:00

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【PR】大丈夫!ドスパラのSandy Bridge搭載PCはすべてB3ステッピング〜最新のPrime Galleriaで「チップセット不具合対策」を振り返る

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圧倒的なコストパフォーマンスを見せつけた,Sandy Bridgeこと第2世代インテル® Core iプロセッサー。写真は4月時点の最上位モデル「インテル® Core™ i7-2600Kプロセッサー」だ
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 登場時のレビュー記事で「一択」という結論になるなど,2011年初頭,その高いコストパフォーマンスとともに華々しくデビューした,開発コードネーム「Sandy Bridge」(サンディブリッジ)こと第2世代インテル® Core™ iプロセッサー。
 しかしその後,日本時間2月1日になって,組み合わせられるインテル® 6シリーズのチップセットに不具合が発覚し,販売が停止となってしまったのは記憶に新しいところだ。PC本体はもちろん,自作PC市場向けのマザーボードすら「ない」という未曾有の事態を,店頭や直販サイトの品揃えで目の当たりにした読者も多いと思う。

Prime Galleria XF-K
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 2月後半になると,不具合修正済みチップセットの出荷がIntelのOEMとなるPCメーカーやマザーボードメーカーに対して始まり,3月中旬以降になってようやっと,Sandy Bridge世代のモデルを「普通に」購入できるようになってきた。
 では結局,この「事件」は何だったのか。今回は,サードウェーブが展開するPCショップ「ドスパラ」のゲーマー向けPCブランド「Prime Galleria」(プライムガレリア)に属する「Prime Galleria XF-K」を題材として,これまでの状況をまとめつつ,Sandy Bridge世代のゲームPCが持つ性能にも迫ってみることとしよう。

ドスパラ直販サイトでPrime Galleria XF-Kシリーズをチェックする



PCメーカーによって対応が異なる中

ドスパラは全モデルで「B3」版チップセットを搭載!


 インテル® 6シリーズチップセットの不具合に関しては,インテルも公式サイト内で告知し,「ユーザーの使っているPCが不具合の影響を受けるかどうか」を説明しているが,ここであらためて,事態をまとめてみたい。

B2ステッピング版のインテル® 6シリーズチップセットから,単体グラフィックスカードと組み合わせて利用することが想定される「インテル® P67 Express」。B2ステッピングだと,「S-Spec」と呼ばれる識別コードは「SLH84」になっていた
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 さて,Sandy Bridge世代のCPUで組み合わせられるインテル® 6シリーズチップセットは,開発コードネーム「Cougar Point」(クーガーポイント)と呼ばれていた製品だ。Serial ATAやUSB,ネットワークといった,CPUやGPUと比べて比較的低速なデバイスの接続を担当するコントローラハブで,「PCH」(Platform Controller Hub)とも呼ばれている。
 そのうち,不具合があると発覚したのは,1月上旬の正式発表時にPCやマザーボード製品で採用されていた「B2」というステッピング(≒バージョン)のもの。B2ステッピング版インテル® 6シリーズチップセットの場合,Serial ATAポートで,

  • Serial ATA 6Gbpsに対応した0〜1番には問題ない一方,同3Gbpsに対応した2〜5番では,時間の経過とともにエラーが増え,最終的には接続されたストレージデバイスが使えなくなる

B3ステッピング版のインテル® 6シリーズチップセットを搭載したマザーボードでは,区別できるようシールなどが貼られている場合もある
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ことが判明したのだ。時間経過とともに,特定のポートだけ問題が発生するというのが,今回の不具合の大きな特徴といえるだろう。
 2月から再出荷の始まった不具合修正版は,ステッピングが「B3」へと上がっているが,要するにB3版チップセットでは,この問題が解決しているわけである。

 では,どうしてこんなことが起きたのか,少し突っ込んだ説明をしておくと,不具合の原因は,Serial ATAの基準クロックを発生させているチップセット内蔵PLL(Phase Locked Loop,位相同期回路)を構成する素子に問題があり,使用時間とともにクロック周波数がズレていくことに起因する。クロックがズレるため,まずSerial ATAのデータ取りこぼしが頻発するようになり,最終的には同期できなくなって,接続されたストレージデバイスを使えなくなるわけである。
 症状が3Gbpsポートに限定されているのは,6Gbpsポートではクロックの系統が異なり,本問題の影響を受けないためだ。

こちらがB3ステッピング版のインテル® P67 Expressチップセット。S-Specは「SLJ4C」だ
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 B3ステッピングのチップセットを採用する製品がすでに出荷再開されているというのは先ほど述べたとおりだが,チップセットという特殊な――というか,エンドユーザー側で交換できない――部品のトラブルということもあって,ユーザーへの対応は基本的に,PC/マザーボードメーカー側に委ねられている。
 そのため,例えばノートPCなどで2〜5番ポートを使っていないものは,B2ステッピングのまま販売が行われたりしているケースもある。「問題の部分を一切使っていないのだから,問題ない」という理屈だ。

 ただ,理論上正しくても,不具合を抱えたチップセットを使い続けるというのに,漠然とした不安を覚える人はいるだろう。そこでドスパラがとった対策は,「1月の時点で出荷済みだったものはすべて交換のうえ,3月以降に販売再開したものはすべてB3ステッピングを採用する」というもの。要するに,これからドスパラのSandy Bridge搭載モデルを購入したとき,搭載されるチップセットは絶対に不具合修正版というわけである。

左は,Prime Galleria XF-Kに搭載される,B3ステッピング版インテル® P67 Expressチップセット搭載のASRock製マザーボード「P67 Pro3/THW」。ちょうど同製品の“B2版”となる「P67 Pro3」をまだ交換せず手元に持っていたので,右に並べてみた。「A」のロゴが入ったパッシブヒートシンクの下にあるチップセットが変わっただけなので,マザーボードの仕様に大きな差は生じていない
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ロックフリー仕様のCPUとハイエンドGPUを搭載し,

インテルの最新高速SSDも組み合わせた贅沢な仕様


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 B3ステッピングの件を確認したところで,Prime Galleria XF-Kという製品をチェックしてみよう。
 今回入手したのは,Prime Galleria XF-Kの「Intel SSD搭載モデル」と位置づけられるモデルだ。搭載するCPUは,4月時点における第2世代インテル® Core™ iプロセッサーの最上位モデルであり,倍率ロックフリーとなる(※)「インテル® Core™ i7-2600Kプロセッサー」。4コア8スレッド動作で,必要なときには規定の3.40GHzから自動的に動作クロックを引き上げる,スマートなCPUである。
 メインメモリ容量は8GBで,DirectX 11世代のハイエンドGPU「GeForce GTX 570」が組み合わせられるなど,バランスのよい構成となっているのもポイントだ。

筐体はお馴染みの「CBケース ブラック」。落ち着いたデザインのスチール製モデルだ。吸気孔付きの左側板を取り外すと内部へアクセスできるが,ここでは整然としたケーブルマネジメントに注目してほしい
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※注意
CPUのオーバークロック動作は,CPUやマザーボードメーカーの保証外となる行為です。最悪の場合,CPUやメモリモジュール,マザーボードなど構成部品の“寿命”を著しく縮めたり,壊してしまったりする危険がありますので,本稿の記載内容を試してみる場合には,あくまで読者自身の責任で行ってください。本稿を参考にしてオーバークロック動作を試みた結果,何か問題が発生したとしても,メーカー各社や販売代理店,販売店はもちろん,筆者,4Gamer編集部も一切の責任を負いません。

インテル® SSD 510の容量250GBモデル。単体の性能が気になる場合は4Gamerのレビュー記事を参照してもらえれば幸いだ
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 さらに,Prime Galleria XF-K Intel SSD搭載モデルならではの特徴としては,Intel初のSerial ATA 6Gbps対応SSD「インテル® SSD 510」から,シーケンシャルリードが最大500MB/s,シーケンシャルライトが最大315MB/sというスペックの容量250GBモデルをシステムドライブとして搭載している点を挙げられるだろう。ハイエンド構成でボトルネックとなりやすいストレージ性能にも,しっかり対策が行われているということになる。
 データ用として容量2TBのHDDを搭載し,当然のようにDVDスーパーマルチドライブが用意されている点も押さえておきたい。B3ステッピングのチップセットを搭載するからこそ,SSDとHDD,そして光学ドライブと,3台のSerial ATAデバイスを安心して接続できているわけだ。

 ……というわけで,念のためパフォーマンスもチェックしておこう。
 今回は,のとおりドライバなどをセットアップし,DirectX 11世代のベンチマークソフト「3DMark 11」(Version 1.0.1)と,4Gamerのベンチマークレギュレーション10.2から,「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」(以下,STALKER CoP)「Battlefield: Bad Company 2」(以下,BFBC2)「Just Cause 2」「バイオハザード5」「Colin McRae: DiRT 2」を実行してみることにした。

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 テスト解像度は1920×1080と2560×1440ドットで,かなり負荷の高いテスト環境になるが,グラフ1〜6からは,そんな状況下でも十分にプレイアブルなフレームレートが出ていることを確認できる。

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Sandy Bridgeの高性能を安心して堪能できる

Prime Galleria XF-K Intel SSD搭載モデル


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 Sandy Bridge世代となる第2世代インテル® Core™ iプロセッサーの性能は折り紙付き。チップセットの不具合で若干の足踏みはしたが,ドスパラが全モデルでB3ステッピング版チップセットを採用したことにより,ようやく安心して新世代のゲーム用PCを購入&利用できる環境が整ったといえるだろう。

 それにしても,Prime Galleria XF-K Intel SSD搭載モデルのバランスは本当にいい。さすがに標準モデルと比べるとコスト面で不利になるのは否めないが,ゲームPCを“使い倒す”前提なら,スペック面でストレスの原因となる要素がない本機は,間違いなくオススメである。

Prime Galleria XF-K Intel SSD搭載モデル を購入する


1月31日以前に販売されたPrime PCの交換について

交換受け付け特設Webページ
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 ドスパラでは,1月31日以前に販売されたSandy Bridge世代のPrime PCについて,B3ステッピング採用モデルへの交換を案内中だ。受付期間は2011年5月21日までとなっている。

 デスクトップPC,ノートPCとも,「自分のPCが該当製品かどうか」は,ドスパラの特設Webページから,製品に貼られた製造番号を入力することで確認可能だ。そこで該当製品だということが確認された場合は,ドスパラの店頭へ持ち込むか,修理センターへ送付(※送料はドスパラが負担)すると,混雑状況にもよるが,数日で交換が終わる見込みだ。

 また,デスクトップPCに限っては,ユーザー側でマザーボードを交換するという選択肢も用意されているので,PC自作のスキルがある場合はこちらを選択するのもアリだろう。この場合は,ドスパラからB3ステッピング版チップセット搭載マザーボードと交換マニュアルが送られてくるので,それに従って交換し,取り外したほうのマザーボードを修理センターへ送付(※送料はドスパラが負担)するという流れになる。

 いずれの場合も,特設Webページに詳しい内容が記載されているので,「該当してるかな?」と思った場合はぜひ一度チェックを。また,Prime PCと直接の関係はないが,ドスパラの店頭でマザーボード製品を購入した人に向けた情報も掲載されているので,そちらも参考になるはずだ。

特設Webページ

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