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[COMPUTEX 2008#17]Cooler Master,新技術搭載のゲーマー向けCPUクーラーを開発中
構造は特殊なもので,LGA775&PGA940両対応のCPUヘッドから伸びる6本のヒートパイプが,都合3か所のフィンユニットへ送られ,2基の120mm角ファンで冷却される。ざっくり説明するなら,「CPUの上に“二つのフィンがCPUを挟み込むようなクーラー”が用意され,それとは別に,“CPUを冷却するついでに,マザーボード上のコンポーネントやメインメモリを冷却するクーラー”が用意されている」イメージだろうか。――いまのところは,だが。
Cooler MasterのCPUクーラー担当プロダクトマネージャーであるSean Yu氏は,「現状のV10は完全なモックアップだ。製品版では,PC業界でこれまで採用されたことのない電子制御技術を採用する」と述べる。その詳細は一切語られなかったが,この電子制御技術を採用することによって,「世界一の冷却性能を目指す」(同氏)とのことなので,続報を楽しみに待ちたいところだ。
このほかブースには,自動車のエンジンを模したというCPUクーラーで,2008年6月下旬に想定売価70米ドル前後で市場投入予定とされる「V8」や,すでに北米市場で製品投入済みの,「COSMOS」および「COSMOS S」用液冷ユニット「Aquagate Max」といった冷却関連製品が展示されていたので,以下,写真を中心に紹介しよう。
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