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[韓国ゲーム事情#531]水墨画風タッチの独特なグラフィックスで描かれた「破天一剣2」を紹介&特別ムービーもUp
水墨画風タッチの独特なグラフィックスで描かれた「破天一剣2」を紹介(2006/4/24)
Text by Kim Dong Wook特派員
武侠MMORPG「破天一剣2」の水墨画を連想させる独特なグラフィックスが,韓国で話題になっている。本作は,その名前から推測できるように「破天一剣」の続編だ。
この筆で描いたような表現は,通常の方法と比べて2倍以上の作業時間がかかるとのこと。グラフィックスチームの中には,大学で東洋画を専攻したスタッフが複数人いることからも,力の入れ具合が分かるだろう。
ここまで手間のかかる表現方法をあえて採用したことに関して,本作を開発しているMagicsの社長であるShin Ho Chul氏は「毎年数え切れないくらいのMMORPGが世に登場していますが,どれもが似通ったグラフィックスのゲームばかりで,見分けがつかないくらいです。私達はそういったゲームとは一線を画するものを世に送り出したいと考え,独創的なグラフィックスに挑戦しました。北米やヨーロッパのゲーマーにも,この神秘的な雰囲気がウケると思います」と述べている。
中でも特筆すべきなのがハウジングシステムだ。これはフル3Dで表現されており,いままでのMMORPGに登場した家よりも,より細かい部分までカスタマイズできるようになっているという。プレイヤーは家具だけでなく,壁紙なども自由に変更できるそうだ。
この家は個人商店も兼ねていて,ここでほかのプレイヤーとゲーム内アイテムの取り引きも可能。また,結婚相手と一緒に暮らすことができ,赤ちゃんも生まれるとのこと。
この家の様子を収めたムービーを4Gamer読者のために特別に提供してもらったので,細部まで描かれた家を実際に見てもらいたい。ムービーのダウンロードは「こちら」(2分22秒:67.2MB,MPEG-1)。
本作には,プレイヤーの生年月日によるバイオリズムがゲーム内のキャラクターに反映されるという特徴もある。攻撃力や防御力などもこのバイオリズムの影響を受け,単純なキャラクターというよりはプレイヤーの分身に近い存在といえる。このバイオリズムで,その日の運勢も分かるようになっていて,狩りや取引に関して1日1回占える。
ゲームのオマケ的要素も充実していて,プレイヤー同士で五目ならべや将棋といったミニゲームを楽しめる。これは,ただ対戦できるだけでなくランキングも管理されており,ゲーム内マネーを賭けられるシステムも検討しているとのことだ。
さらに,“釣り”もできる。それも一定の確率で魚が釣れるような単純なシステムではなく,プレイヤーが直接釣り竿を動かして釣るといった凝った作りのもの。
本作は2回目のクローズドβテストがちょうど終了したところで,現在はオープンβテストの準備を行っている。麻雀など日本独自のシステムも組み込まれるということが分かっているので,いま破天一剣をプレイしている人はもちろん,それ以外の人にも注目してもらいたいタイトルだ。
- 関連タイトル:
龍虎の里
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