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Windows XP&2000のDirectXに脆弱性。PCが悪意の第三者から操作される危険あり
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印刷2009/05/29 18:07

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Windows XP&2000のDirectXに脆弱性。PCが悪意の第三者から操作される危険あり

 北米時間2009年5月28日,Microsoftは,DirectXの新たな脆弱性に関する「セキュリティアドバイザリ」を公開した。それによると,影響を受けるOSはWindows XP/2000/Server 2003で,すでに限定的な攻撃が行われていることが確認されているという。
 Windows Vista(やWindows Server 2008)は対象外だ。

マイクロソフトセキュリティアドバイザリ(971778)

 脆弱性が見つかったのは,DirectXでストリーミングメディアを担当するDirectShowのコンポーネントで,悪意をもって作成されたQuickTime形式のファイルを実行すると,リモートでコードが実行される(=PCの制御が外部から可能となる)というもの。QuickTime形式のコンテンツは,Webサイトのストリーミングビデオにもよく利用されているため,場合によっては,そこから影響を受けるおそれがある。
 現在Microsoftは,この問題に関する調査を進めており,完了後,ユーザーを保護するための適切な措置を講ずる予定とのこと。Windows Update,もしくは,それ以外の緊急パッチ配信で,自動的に修正される見込みだ。

 なお同社は,ひとまずの回避策として,「レジストリからQuickTimeのキーを削除する」という方法を,Microsoftサポートオンラインで公開している。対象となるOSのユーザーで,万全を期したい場合は従うのが正解だが,当然のことながら,この対策を行うと,QuickTime形式のメディアファイルを再生できなくなる。この点は注意が必要だろう。
 とにもかくにもMicrosoftには,一刻も早いパッチのリリースを望みたい。
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    DirectX

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    Windows XP

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