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優勝者は始球式のマウンドに! 「プロ野球 ファミスタ オンライン 2010」全国トーナメント決勝戦が西武ドームで開催
本イベントは,事前に行われた6月17日〜30日のオンライン予選大会や,8月29日にラゾーナ川崎プラザで行われた決勝トーナメントを勝ち抜いた最強の2名が激突し,「第4回ファミスタ オンライン」の日本一を決定するというもの。優勝者には,イベント直後に西武ドームで行われるパ・リーグ公式戦「西武vsロッテ」で“始球式のマウンドに立てる権利”という,オンラインゲームの大会としては前代未聞の豪華特典が用意された。
前日には,パ・リーグ首位の埼玉西武ライオンズにマジックナンバー「8」が点灯したこともあり,西武ドームには3万3000人以上の大観衆が来場。MCには斎藤一美氏(文化放送アナウンサー)や遠藤里沙氏(元文化放送アナウンサー,現フリー),トークショウおよび解説には伊東勤氏(元西武ライオンズ監督,現NHK野球解説者)を迎えるという,最高の御膳立てが整った中で行われた,決勝戦の様子をお届けしよう。
「プロ野球 ファミスタ オンライン 2010」公式サイト
決勝戦前にも賑やかなイベントが開催され
会場には多くの来場者が集まる
イベント会場は西武ドームのすぐ前に設置されており,野球ファンによる西武ドーム入場待ちの長蛇の列ができるなか,ファミスタ独特の音楽が高く鳴り響き,事前から多くの来場者の目を引いていた。
別会場では,抽選でニンテンドーDS「プロ野球 ファミスタDS 2010」が当たるなどの「新規会員登録イベント」が行われていた |
イベント会場には多くの観客が集まり,決勝戦が開始される頃には,すでに身動きできないほどの人だかりが |
イベントは,埼玉西武ライオンズチアリーディングチーム「ブルーウィンズ」の登場とともにスタート。司会の遠藤里沙アナが来場者に手拍子を促しつつ,3曲のチアダンスが披露される,華やかな開幕となった。そしてファミスタ オンラインの公式大会ではお馴染み,斎藤一美アナも登場した頃には,会場の周囲は大勢の観客で埋め尽くされた。
次に先日の決勝トーナメントで初お披露目された,「ファミス隊」の神尾美沙さん,佐々木美穂さん,大井智保子さんの3人が登場。彼女らは,この後もさまざまな場面でアシスト役として活躍し,大会に華を添えていたのが印象的だった。
埼玉西武ライオンズチアリーディングチーム「ブルーウィンズ」の面々 |
「ファミス隊」(左から)神尾美沙さん,佐々木美穂さん,大井智保子さん |
そして,ファイナリストの2人が登場。pinkie.選手は白のライオンズユニフォームで現れて「実力的には普通にやっても勝てないんで,この場の雰囲気を利用して,うまいこと勝ちたい」とコメント。一方のしゅ〜さん選手は対照的な黒のロッテユニフォームで登場し,「もう完全ヒール役で」と会場の笑いを誘った。
その後,特別ゲストとして来場した伊東勤氏のトークショウが開かれた。伊東氏といえば1982年にドラフト1位で,西武ライオンズに入団。1984年に正捕手となってからは約20年間その座を守り続け,その間にリーグ優勝14回,日本一8回という偉大な成績をチームにもたらした。
2004年より西武ライオンズの監督に就任し,一年目に日本一を達成。さらにWBCで日本代表ヘッドコーチとして世界一位の座も獲得しており,現在は野球解説者として活躍している。
伊東氏は現在のペナントレースの展望を語ったあと,現役時代の話やキャッチャーを始めたきっかけの話を展開。さらに「もう一度監督をやってみたい気持ちがある?」との質問には「やってみたいですし,監督に限らず選手を育てるという意味でも,現場に戻りたいなって気持ちはある」と答え,ファンから大きな歓声があがった。また「ファミスタはよくやってました。友達とやったときに,友達がライオンズを選んだんですが,チャンスで僕のときに代打を送ったんですよ。失礼でしょ」と,会場を笑わせる一幕もあった。
(左から)斎藤一美アナウンサー,伊東勤氏,遠藤里沙アナウンサー |
伊東勤氏 |
最高の舞台が整えられた決勝戦
日本一の栄冠に輝いたのは……
決勝戦の準備が整うと,斎藤アナ,伊東氏に加え,三小田晋久氏(バンダイナムコゲームス ファミスタオンライン開発担当)も解説として加わり,万全の実況態勢が整えられ,斎藤アナの「プレイボール!」の声で開始された。
ちなみに決勝戦は,6イニング延長なし,引き分けの場合は規定に従って勝敗を決めるという特別ルールである。
■先発メンバー
pinkie.選手
1.井口(マリーンズ)
2.金城(ベイスターズ)
3.中島(ライオンズ)
4.カブレラ(バファローズ)
5.青木(スワローズ)
6.稲葉(ファイターズ)
7.パック(ナムコスターズ)
8.田中大輔(ドラゴンズ)
9.田中将大(イーグルス)
しゅ〜さん選手
1.中島(ライオンズ)
2.稲葉(ファイターズ)
3.村田修一(ベイスターズ)
4.王貞治(ジャイアンツ)
5.青木(スワローズ)
6.井口(マリーンズ)
7.アムル(ナムコスターズ)
8.田中大輔(ドラゴンズ)
9.ダルビッシュ(ファイターズ)
注目の先発は,先攻pinkie.選手「田中将大」,後攻しゅ〜さん選手「ダルビッシュ有」を選択。試合が動いたのは3回裏,pinkie.選手がアシストカード「強風↓」で向かい風25mとするも,しゅ〜さん選手はソロホームラン2本を含む集中打で一気に4点を奪う。さらに4回裏にも3点を追加し,大差をつけた。
pinkie.選手は最終イニング6回表にスリーランホームランで3点を返すも,最終的に7対3でしゅ〜さん選手が見事「第4回 ファミスタ オンライン 全国トーナメント」優勝の栄光を掴んだ。
試合中は斎藤アナの明瞭で激しい実況が冴えわたり,会場周辺に現実の試合さながらの実況を響かせていた。両者とも登場時は緊張の雰囲気が漂っていたが,試合開始前にはゲーム内チャットをするなど,意外とリラックスして勝負に挑んでいたようだ。
ペナントレース終盤
大観客の視線を一点に集めた始球式
プロ野球公式戦の始球式といえば,しばしばアイドルや有名人による投球をニュースなどで見かけるが,一般人がマウンドに立つことは,そうそうない。しかも当日は埼玉西武ライオンズがマジックを点灯させた直後で,非常にペナントレースが盛り上がっていた。そんななか,3万3000人を超える観客の視線を集めるセレモニーの主役に立てるというのは,オンラインゲーム大会史上最高の特典ではないだろうか。
その栄光を掴んだしゅ〜さん選手は,ゆっくりとマウンドに上がった。バッターはマリーンズ西岡選手,キャッチャーはライオンズ細川選手だった。ボールはキャッチャーのミットまでは届かなかったが,きっちりとベースの上を通過していった。しゅ〜さん選手は終了後のインタビューで「(ボールがキャッチャーに)届かなかったのが,ちょっと残念ですね」と話していた。
始球式前,ライオンズ中島選手とキャッチボールで肩を温めるしゅ〜さん選手 |
埼玉西武ライオンズ監督・渡辺久信氏(左から2番目)と千葉ロッテマリーンズ監督・西村徳文氏(右から2番目)との記念撮影も行われた |
こうして「第4回 ファミスタ オンライン 全国トーナメント 〜決勝大会〜」は幕を閉じた。当日の模様はUstreamで生配信され,BS12 TwellVでも9月23日の17:30から放送される予定なので,興味のある人は,ぜひ視聴してほしい。
現在,ファミスタオンラインでは9月12日〜30日に会員登録(無料)&ゲームプレイすると,抽選で西武ライオンズ選手のサイングッズがもらえるキャンペーンを実施している。まだ登録してない人は,この機会に登録して,第5回大会まで腕を上げておいてはいかがだろうか。
(社)日本野球機構承認 NPB BIS プロ野球公式記録使用 (社)全国野球振興会公認
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