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小型ゲームPC「Steam Deck」が12月にリリース。AMDのカスタムAPUを搭載して,価格は399ドルから
「Steam Deck」公式サイト
サイズは,298(W)×117(D)×49(H)で,6.2インチのディスプレイを搭載したNintendo Switchの239(W)×102(D)×28.7(H)と比較して一回り大きい。ディスプレイの右側にはアナログスティックとトラックパッド,左側にはD-Padと[A/B/X/Y]ボタン,上部には左右2つずつのトリガー/バンパーが配されており,さらに背面には,ユーザーが自由にアサインできる「グリップボタン」が4つ装備されているので,どんなタイプのゲームでもプレイできそうだ。HDハプティクスとジャイロセンサーを装備し,Bluetooth 5.0とWi-Fi接続に対応している。
「SteamOS 3.0」は,Arch LinuxをベースとしたOSで,携帯機向けに最適化が図られている。また,移植の手間を省くための互換レイヤーとしてValveが2018年に発表した「Proton」を標準搭載しているが,発表に合わせて公開された開発者向けの解説映像では,「(Steam Deckは)オープンなPCであり,OSを入れ替えることも可能」だと説明されている。付属のドックを使えば,テレビや大型ディスプレイを使ったプレイが可能だ。
したがって,ユーザーのSteamライブラリにあるほぼすべてのゲームがプレイでき,公式サイトでは「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」や「Disco Elysium」「Crusader Kings III」などをプレイする様子が紹介されており,スクリーンショットでは「CONTROL」や「DOOM Eternal」などタイトル名が確認できる。
「Steam Deck」はストレージ容量と種類によって3種類用意されており,64GB eMMCモデルが399ドル,256GB NVMe SSDモデルが529ドル,そして512GB NVMe SSDモデルが649ドルとなっている。上記のように,北米時間の7月16日10:00(日本時間7月17日2:00)に予約受付がスタートするが,現時点ではアメリカ,カナダ,イギリス,そしてEU域内のみの販売に限定されており,過去6月以前にSteamを利用した履歴のあるアカウントと,1台あたり5ドルの予約料が必要になるという。上記以外の地域では,2022年内の販売を予定しているという。
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