プレイレポート
「リネージュ エピソード6 ラスタバド〜決戦〜」,“追加アップデート2nd”の見どころを紹介
このたび,エヌ・シー・ジャパン本社にお邪魔して,テストサーバー上で同アップデートを体験する機会が得られたので,各追加コンテンツの概要を詳しく紹介していこう。
レベル50まであと一歩の中級ユーザー向けエリア
「見棄てられた者たちの地」
ウィンダウッドの砂漠に浮かぶ「次元の扉」。見棄てられた者たちの地内部でレベル52に達してしまうと,その場で外へ追い出されるので要注意 |
これはレベル45〜51のキャラクターを対象とするエリアで,該当レベルのキャラクターがゲートをクリックしたときのみ,次元の扉の場合「すぐにでも閉ざされてしまいそうな隙間」,空間の歪みの場合「文字に手を当てる」という選択肢が現れる。ここでしか受けられない特別なクエストも用意されているのだが,それよりも注目したいのは,新エリアで獲得できる経験値のおいしさだ。
出現するモンスターの種類は,既存エリアである「影の神殿」および「欲望の洞窟」と変わらないのだが,モンスターを倒したときに手に入るモンスター1体あたりの経験値が,格段に高いのである。
通常フィールドで同レベル帯のモンスターを倒したときに入る経験値と比べ,見棄てられた者たちの地では,約2倍の経験値が得られることが判明した。
さらに,モンスターの攻撃力も全体的に低めに調整されているので,レベル50の壁をなかなか越えられなかったというプレイヤーには,非常にありがたいエリアといえるだろう。
なお,獲得できる経験値はどちらのエリアも高いのだが,出現モンスターのタイプは「空間の歪み」経由だとアンデッド系,「次元の扉」だと悪魔系という具合に異なっている。キャラクターのスペックや,武器/魔法のタイプに応じて,狩り場を選ぶといいだろう。
新クエスト「人間を背いて・・・」に挑戦するには,次元の扉/空間の歪みのどちらか一方を選択し,ゲートをくぐるとすぐに見つかるNPC「諜報員」に話しかける必要がある。会話を進めれば「契約書」が手に入るはずだ。
そしてこの契約書をクリックしてから再び諜報員に話しかけると,クエストが進行する。もう一方のエリアへスパイとして潜入し,指定されたアイテムを三つ交換してくるように命じられるのだ。クエスト内容は,スパイとして敵陣のモンスターに話しかけるだけのシンプルなものなので,手順さえ覚えておけば,簡単に攻略できるはずである。
報酬は,該当の陣営に対する友好度を獲得できるというもの。友好度を簡単に上げるには便利なクエストだが,契約書を一度使用すると,24時間後まで次のクエストは受けられないという制限がある。もちろんここでいう友好度とは,エピソード4で実装された友好度システムと関連しているので,自分が友好度を高めたいと思う側でクエストを受ける必要がある。その点には注意してほしい。
君主クラス専用の「軍馬」が実装に
いつもいつも血盟員に守られてばかりで肩身が狭い……というプレイヤーに朗報だ。追加アップデート2ndの実装により,君主クラス専用の騎乗生物「軍馬」が導入されたのだ。
軍馬に乗るメリットは,まず移動速度の上昇が挙げられる。魔法「ヘイスト」やアイテム「グリーンポーション」なしでも,かなり快適な移動速度が得られるので,一度でも軍馬を体験してしまったら,手放せなくなること請け合いだ。
また,使用可能な武器が槍に限定されるものの,騎乗したままでも攻撃が可能。思いのほか実用性の高いマウントである。ただし,騎乗中は魔法の使用に制限がかかるというデメリットもある。場面に応じて上手に使い分けてほしい。
軍馬が欲しくてたまらないという君主クラスのプレイヤーは,アデンの町の「アデン守護騎馬団」を訪れよう。騎馬団員による,野生の馬を魔法の力で飼いならし,軍馬に仕立て上げるまでの長い苦労話に耳を傾け,約100万アデナを支払えば,「騎馬用ヘルム」というアイテムが入手できる。このヘルムの着脱がそのまま軍馬のオン/オフに対応しているので,ペットのように,NPCをたずねて預けたり引き取ったりする必要はない。
なお,ヘルムには回数制限が設定されているのだが,再びアデン守護騎馬団に頼めば,1回10万アデナで使用回数をチャージしてもらえる。
約100万アデナというヘルムの値段も含めて,軍馬の維持費は古参プレイヤーにとっても決して安くはない。そうでなくても,君主というのはポケットマネーでイベントを主催したり,血盟を盛り上げたり,何かと出費がかさむもの。
自分が仕える君主の懐具合が厳しそうだなと察した血盟員は,クリスマスプレゼント代わりにカンパを募ってみてはいかがだろう? 君主は泣いて喜んでくれるに違いない。
追加アップデート2ndのメイントピックは,やはり中級者向けの拡張エリア「見棄てられた者たちの地」であろう。かつてはレベル50到達が最大の難所といわれたリネージュも,長いサービス期間を経ていつの間にか,レベル60やレベル70台のプレイヤーキャラクターが多くなりつつある。
まとまったプレイ時間を取りにくい社会人のモチベーションアップ,あるいはこれからリネージュに参加しようとしている新規プレイヤーと,古参プレイヤー達の溝を埋める目的として,レベル帯制限のバランスがきちんと考えられている,良アップデートだと感じた。
対象レベルに合致しているプレイヤーは,積極的に「見棄てられた者たちの地」を訪れ,快適なレベル上げを味わってほしい。
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リネージュ エピソード6 ラスタバド〜決戦〜
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