ニュース
[韓国ゲーム事情#739]「クンヤアドベンチャー」7月19日にCBT開始
“ポストMaple Story”を目指す「クンヤアドベンチャー」,7月19日にクローズドβテスト開始(2007/6/28)
Text by Kim Dong Wook特派員
同社は,韓国のソウルにあるホテルGrand InterContinental Seoulで,6月26日に本作の発表会を開催し,第1次クローズドβテストを7月19日に開始することを明らかにした。
本作は,同社の開発スタジオCJIGが開発を進めているアクションRPG。
タイトルに含まれる「クンヤ」とは,CJ Internetのゲームポータルサイト「NetMarble」の代表的なキャラクターのこと。2002年にNetMarbleのボードゲームに登場したのが最初で,その後2003年には,日本でもお馴染みのMMORPG「野菜村」に登場し,人気キャラクターとなっている。本作では,天才科学者「ドクターベロ」に捕まった“浄化の少女”「アリ」の救出を目指す,クンヤ達の活躍が描かれる。
発表会での説明によると,レベルが高くなるにつれてキャラクターの成長速度が遅くなっていく,多くのMMORPGに見られる欠点を解消するために,「無限快速成長システム」を採用しているという。このシステムにより,ゲームを始めてから1〜2年が経過しても,最初の頃と変わらないスピードでキャラクターを成長させ続けられるとのこと。
また本作では,最大で5段階のジャンプが行えるため,これを応用したさまざまなアクションや攻撃を繰り出すことが可能だ。
カードシステムが採用されていることも,本作の特徴の一つ。手持ちのカードを使ってスキルを発動する仕組みで,カードを組み合わせてレアカードにアップグレードすることで,より強力なスキルを使えるようになる。
つまり,使用するカード(スキル)を選んだり,カードを収集したりする楽しみを味わえるというわけだ。同社の説明によると,これは,本作が主なターゲットとする低年齢層の趣向に合わせたものとのこと。
なお,プレイヤーの反応次第では,ゲームに登場するカードをベースにしたリアルカードの提供についても検討していくそうだ。
CJ Internetの関係者に話を聞いたところ,本作の出来に大きな自信を持っており,現在韓国で横スクロール型MMORPG市場の約70%を占めている,「Maple Story」(メイプルストーリー)に匹敵する人気を得られるだろうとコメントした。
また今回の発表会では,クンヤアドベンチャーを開発中のCJIGで,本作を含む6タイトルの開発が進められていることも明らかとなっている。
- 関連タイトル:
クンヤアドベンチャー
- この記事のURL: