連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー:其の四拾七「伝説のGJ」
ゲイム好きを自認する者にとって,「オススメのゲイムを教えて!」的な質問に対し,どう答えるかは悩ましいところ。ススメたゲイムがその人に合わなかったら,もうその人はゲイムで遊ばなくなってしまうかもしれない……みたいなことだってあるかもしれないわけで。
……と言いつつ早速の余談なんだけど,私,ここで連載してるからかどうかは分かんないんだけど,ほかのレスラー達からよくオススメゲイムを尋ねられるのよ。
「DSの『ドラえもん』は意外にどれも面白いよ」
「『ダビスタ』なんて大人ぶるな! 競馬に興味がない人こそ『ウイニングポスト』を」
「最高のプロレスゲイムはNINTENDO64の『バーチャルプロレスリング64』ね」
「ドリームキャストだったら最近だと『SGGG(セガガガ)』かなあ」
「『エキサイトステージ』も『スーパーフォーメーションサッカー』も『プライムステージ』もいい。だがいくらJリーグブームでも『プロサッカー』はちょっとアレだ」
「『貝獣物語』はけっこうイけます」
「途中までは面白いんだよ? 『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』も」。
あれ……? 途中からやたら古い記憶が混じっちゃったようね。そうね,思い起こせば昔から私はそういう役割を担わされていたみたいね……。ウン,ごめん4Gamer。周囲から「31歳になっても現実を直視しないゲイム脳」だとホワイトアイで見られているという事実を,4Gamerのせいにしちゃった。
でもでもでも! どのゲイムが面白いか周りから尋ねられるってことは,ゲイム好きを鬼のカリ首とったように公言する人なら経験することでしょうよ! ……ということを踏まえたうえで話を元に戻すんだけど,本日はそんな,周りから「どのゲイムが面白いの?」と聞かれたときの男色的GJぶりをご紹介するわ2008年度夏版。あ,もちろんGJはゲイムジョッキーの略ね。
そして,その上で感情移入できることも大事。プロレスだけじゃなくてどんなスポーツでも,たとえ実力的には不足している選手でも,同じ地元出身ってだけで応援したくなったりするじゃない? 共通点っていうか。そしてテーマが広いほうが,「自分が興味を持っていること」にリンクして,「面白い」と感じやすいのよ。
こうした前提を踏まえて検討した結果,最近私がジョックし,上々の反応を得られているタイトルが,PSPの「ニッポンのあそこで」。簡単に言えば日本全国の地図の上で名所の位置を探し,その名所や名物なんかを釣り上げるっていうゲイムね。日本全国の地図が入っているってことは当然自宅や実家のあたりも入っているわけで,それだけで感情移入度は抜群! ってなわけよ。実際私も実家の近くでは「潮干狩り」スポットしか釣れないあたりが,なんとも泣けたわ。それ以外でも,家の近くの小さな神社とかまで出てくるもんだから,なんだか不思議な感動が確かに生まれるのよ。
釣りのゲイム部分もそれなりに楽しいので,他人にオススメするには十分。紹介したモニターからも続々と喜びの声が届いてるわ。全国のGJは,ネタに困ったらこれを周囲にオススメしてみるといいと思うわよ。
あと,話は変わるけれども「大奥記」がまったく見つからないわ。本当に発売されているのか,それともよっぽど数が出回ってないのか……新宿だけでなく私が住む世田谷近辺にまで捜査の網を広げてるというのに,手がかりすら見つけられないの。なんせ,大手量販店にもなかったんだから。
とりあえずこの原稿を書き終えたら,博多を捜索しようかと思っているわ。果たして見つかるのか……。ネットオークションや通販は邪道だから使わないとして,そろそろ本気で目撃情報を求めます。ほんの少しの情報でいいんです。あなたの通報がこの事件を解決へと導くカギなのです! もしもあなたの街で大奥記を見つけたならば,私に向かって念を送って! 健闘を祈る!
ニッポンのあそこで
対応機種:PSPメーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日:2008年5月1日
価格:3980円(税込)
CEROレーティング:A
公式サイト:http://www.jp.playstation.com/
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