連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第154回「恋愛宣言」
厳密に言うと,恋愛をするかどうかに悩んでおります。ここにきて異性に恋をしようか,はたまた諦めるかで悩んでおるのです。
古来より日本に伝わる伝説の一つに,「人には人生で三度モテる時期がやってくる」というものがあるわね。最近マンガや映画にもなってるから言葉としても有名になっているけど,一体この「モテ期」というのは何なんでしょうね? そもそも,誰が統計をとって人生に三度ってことになったのかもよく分からないけれども。
ちなみに,私は今のところ一度だけモテ期を迎えた経験を持っているの。あれは,小学校の頃のバレンタインデーだったわ。田舎だから16人しかいないクラスの女の子のうち,なんと過半数を超える10人からチョコレートを貰い,友達の家に呼ばれて行ったら友達のお姉ちゃんからもチョコレート貰い,ついでになぜだかその友達からも貰い,帰りにその家の飼い犬に噛まれ,家に帰る途中で近所でも有名だった変なおっさんから求愛行為を受けるという,堂々たるモテっぷりを見せた時期があったのよ。
その頃の私は異性はおろか同性にも目覚めていない状態だったから,残念ながら空モテっていうか無駄モテだったと言わざるを得ないんだけど,これがかつて私に訪れた唯一のモテ期。
……っていうかね,このモテ期ってなんだって話ですよ。結局,人間の気持ちの持ち方一つなんですよ。常にモテてる人間からするとわざわざモテ期って言葉を使わなくてもいいばかりか,常にモテ期なわけだからそもそもモテ期という概念自体がない。
逆に,常にモテてない人間がたまにモテたりしても,「モテ」るというのがどいうものか分からなくて気付かなかったり。一方で,実際にはモテてないにもかかわらず,異性と話をしただけでモテ期だと思ってしまえばそれはそれでモテ期だし。
結局は各々の考え方なのよね。そして,モテ期に対してなぜこんな誰でもたどり着けるようなケツ論に達してしまったかというと。私,冒頭に書いたように,今恋愛について非常に迷っているからなの。女性と恋愛をすべきかどうかで。と書いても,なんのこっちゃ分からないだろうから,順を追って最初から話しましょうか。
では何が問題があるかというと,連戦によって,ヤれるゲイムが限られてくるってことなのね。コレなにげに大問題。地方に行ったり家にいなかったりが多いと,どうしても据え置きのゲイム機で遊べないじゃない。そうすると,必然的に移動時間に携帯ゲイム機でゲイムをヤることになる。
となると,PSPかニンテンドー3DSのいずれかで遊ぶことになるわけで,結果的に普段よりも多くニンテンドー3DSに接することになるわけです。
ここからは,私の個人的な感想っていうか行動なんだけども,今のところニンテンドー3DSのソフトで,3D立体視が「絶対必要!」と思えるものに私は出会えていないの。であるが故に,いつも3D機能をOFFにしてプレイしてるのね。
別にニンテンドー3DSがダメだって言ってるんじゃないってことは,勘違いしないでちょうだい,私がゲイム機本体のことについて書くと,どうにも誤解されがちっていうか,真意じゃない部分が伝わりがちというか,そこだけ抜かれるというか。なので,一応言っておくわね。まあ,私が余計なこと書くから誤解されるんだけども。
で,それを踏まえた上でさらに余計なことを書くと,「3D立体視って本当に必要か?」ということを,実は常に思っているの。少なくとも私は,立体視の機能は使っていない。ONとOFFが選べるから,私はOFFにしてる,と。なぜなら,前回も書いたようにプロレスラーである私はバスでの移動が多いにも関わらずバス酔いしやすい体質で,バスの中で3D機能をONにするとさらにたいへんなことになりそうだから。なので,私はニンテンドー3DSの3D機能を堪能していないの。
ただし! ニンテンドー3DS自体を堪能していないのか? と聞かれたら「堪能してる」と私は胸を張って答えるわ。実際,いくつかニンテンドー3DS専用ゲイムで楽しんでるからね。
映画でもそうなんだけど,3D立体視とエンターテイメント性って,実は別のファクターなのよ。良い悪いは別にして,今の3D立体視対応作品のほとんどは,奥行きや飛び出す感じが表現できてていてすごいねっていうものなの。だから,少なくとも現時点では3D立体視に対応していないと成立しない作品というのは,ほぼないんじゃないかしら。イヤ,全部の作品を体感したわけじゃないから,言い切るには早すぎるけども,たぶんそう。今の3D立体視は,あくまでもエンターテイメントに対して+αの要素であると思うの。
例えば,良いストーリーがあったとして,3D立体視はそのストーリーに対して良いスパイスを与える程度のものなのよ。ただ,ニンテンドー3DSの場合,その名前からしてスパイス部分に焦点が当たっている点は確か。実際,語感もいいし,機能を表現できた良いネーミングではあるんだけど,結果的に3D立体視の部分だけに注目されてしまっている気がするわね。内容が面白いゲイムはいっぱいあるだけに,私としてはちょっともったいないかなぁという思いでいっぱい。
さっきは考え方次第だと言いはしましたが,12月8日(木)には問答無用のモテ期が来るわけです。金さえ払えばな! ただ,私はニンテンドー3DSの3D立体視機能を使っていない。使えばいいじゃん! って言われたらそれまでだけど,そしてなんだかんだ言いつつもたぶんNEWラブプラスには手を出すんだけども,3D立体視機能を使っていない私が,使っている人に比べてなんだか損した気分にならないのかが不安なのよ。どうせなら隅々まで堪能したいじゃない。
そしてちょいとここいらで言い訳をするならば,私はこの「ラブプラス」シリーズを,ゲイムとしてとても高く評価しているの。今までギャルゲイと呼ばれるジャンルに,色々なゲイムが出てきたけれども,ここまでゲイムというジャンル,もっと言うと携帯ゲイム機の利点を生かしてキャラクターに命を吹き込んだのはラブプラスが初めてだと思うから。
たぶん,ギャルゲイの肝って結局はプレイヤーがキャラクターをどれだけ愛せるか,だと思うの。そこを突き詰めて,同じ時間を過ごしたり,同じイベントを共有したりと,現実世界とのリンクを果たして,結果圧倒的なリアリティを表現することに成功した。これって本当にすごいことだと思う。
クリエイターの発想的に,ゲイムという大枠をはみ出さなければ出てこないアイデアよね。そう考えるとニンテンドー3DSでも,きっと本体の機能をフル活用した,私の想像もつかないようなアイデアが盛り込まれているに違いないわ。
うん,3D立体視機能を使っていないからっていうだけで買うかどうか迷っていたんだけど,よくよく考えたら逆だったわ。これを機に3D立体視機能を使うのかもしれない。よし! これ書いてて決めた! やっぱ買おう!
すげー! 原稿書いてるうちに迷いが晴れたわ! 私は恋愛をします! 女性と,二次元の……イヤ違うな三次元の女性と恋愛をします! なんなら三股かけます! そして刺されます! プロレスラーなんで刺されたまま原付で病院まで行きます! 皆さんも良い恋愛を! 良いモテ期を! また来週!
今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 3:「Rage」
PSP:「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS」
ニンテンドー3DS:「スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団」
Wii:「ファミリーフィッシング」
Xbox 360:「Gears of War 3」
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