連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第362回「年始のご挨拶」
本年もよろしくお願いいたします。
男色ディーノです。
いや,実際のところ年が明けたぐらいで何がめでたいのか,そして何を本年もよろしくお願いするのかなんて定かではないながら,あえてこういったご挨拶をさせていただいている次第だけれども。
とはいえ,挨拶なんてこんなもんだからね。挨拶ができるできないで好感度が変わってくるという一面がある以上,利用しない手はないわ。「挨拶をしっかりとできる人は仕事ができる人」みたいなまやかしが,多くの日本人の心の中には残っているからね。
それに,自分がていねいに挨拶をするだけで他人がいい印象を持ってくれるっていうのは,言ってしまえば費用対効果が高い行動なの。しかも費用とか言いながら無料だし。だからちゃんとしたほうがいい。挨拶された側としても,単純に気持ちいいしね。そうすると,相手に対していい印象を持っちゃうし。それでいいのよ。逆に言うと,相手が受け取って気持ちのいい挨拶じゃないと,挨拶の意味はないってことでもあるんだけどね。
挨拶って,厳しい会社だとめちゃくちゃ仕込まれるじゃない。それ自体はすごくいいことなんだけど,行き過ぎると挨拶自体が目的になっちゃうきらいがあるの。「自分が挨拶をする」ことだけが目的になって,相手のことを考えずにむやみやたら挨拶するのは,それはそれでどうなのかしら。
というのもね。私,プロレス界ではそこそこキャリアを積んでいて,挨拶を受けやすい立場になっちゃったんだけど,ちょっと前にこういうことがあったの。ある団体にサプライズで登場するためにプロレス会場に行った時なんだけどね。サプライズってことは見つかっちゃいけないから,こっそりと会場入りするわけよ,こちらとしては。
すると! そこの団体の若手選手が私を見つけて,ものすごくキビキビと挨拶をしてくれたわけ。でかい声で。当然,周りはこちらを見るよね。私に気付くよね。いるはずのない私がいるから,ザワつくよね。
で,本番の登場のとき,あまりサプライズしてくれなかったよね。分かりますか? この時のピエロ具合。ものまね番組のご本人登場が,はなからバレているようなもんだからね? テンションが上がるっていうより,ニヤニヤ見られてる感じ。野次で「待ってました!」的なことを叫ばれたからね。サプライズなのに。
だから,元気よくていねいに挨拶すること自体はいいんだけど,目的というか,何のために挨拶が存在するのかを考えようって話でした。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
てなわけで,今年も始まってしまったわけですが。ついに私の中でこちらも始まってしまったのですよ。「モンスターハンタークロス」(以下,モンハンクロス)が。実は年末に「Fallout 4」(PC / PlayStation 4 / Xbox One)にも手を出していて,こちらもおそらく来週あたりに感想を述べるんだけども,それとは別にモンハンクロスをプレイし始めちゃったのね。
やっぱりこういう大作を同時に,しかも年末年始の忙しい時期に始めてしまったことは,反省せざるを得ないわ。こういうときって,ゲイム時間を削りたくなくなっちゃうじゃない。仕事の時間は仕事だから当然削れない,ゲイムの時間も趣味だから当然削れない,となると削れるのは必然的に睡眠時間になるわけよ。
自慢じゃないけど私,年末年始の2週間のうち5日間も後楽園ホールにいたからね。もう住んだほうがいいレベル。そんな日々なのに,睡眠時間がないわけだから,体調の一つや二つは崩れるわよね。そのうえ,治りづらいわよね。なぜなら睡眠時間がないんだから。
2016年が始まって最初に学んだこと,言うなれば新年初学びというものがあるとすれば,「忙しい時期にゲイムを2タイトル同時に始めるな」ってことでしょうね。この先,忙しくなるって人がいたら,肝に銘じておいたほうがいいわよ。これ,本当だから。
大切なことだからもう一回繰り返すけど,仕事の時間って自分のことだけじゃないから削りにくい。趣味は生きていく目的の一つだから削りにくい。睡眠って自分のさじ加減だから,いざとなったら削っちゃうんだけど,これは本当に良くない。忙しくない時期ならほかでバランスを調整できるからいいけど,忙しい時期こそ睡眠はしっかり取ったほうがいい。で,睡眠時間をとるには,新しいゲイムに手を出さない。出したとしてもせめて一つにとどめておく。これに限るわ。
ホント,気をつけたほうがいいわよ。結果,年賀状を書いたり返したりする時間がすべて削られてるからね。年賀状をくださったゲイム会社の皆様,プロレス関係の皆様,たいへん申し訳ございません。ゲイム会社の皆様には,今年もちゃんと御社のタイトルを購入させていただきますので,それをもってお許しください。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
どういう世の中なんでしょうね。要は試合に勝ったら日髙のり子さんに声を担当してもらう権利を獲得できるっていう試合に,よりによって私が勝ってしまった,と。日髙のり子さんといえば,私が小さい頃からありとあらゆるヒロインの声を演じてきた,いわば声優界のヒロインですよ。
その方が,まさか私のキャラクター(厳密には別キャラではあるけど)の声を吹き込んでくれることになろうとは。これは当日会場でも言ったんだけど,今の私の素直な気持ちを述べさせていただくと。
日髙のり子のキャリアに傷をつけてやったわ!
くっくっく! ここまで多大な実績を残してきた大御所に,新たな挑戦を強いてやったわい。プロレスって恐ろしいもんでね,普段ノンコが避けてきたであろうキャラクターすら,担当させてしまう世界なのですよ。ま,それでもちゃんとプロの仕事で命を吹き込んでくれるんでしょうけどね。楽しみですよ仕上がりが。
……ちなみにだけど,もし時間が経ってもこの件に動きがなかったり,急にこの連載が終了したり,あるいは私が妙な理由で活動停止したりした場合は,大人の力によって何かが起こったんだと思ってくれて構わないわ。何はともあれ,リングドリームの女色ディーノ,今年もよろしくお願いします。あけましておめでとうございます。
てなわけで,新年ってことでいろんな角度からあけましておめでとうをお届けしてみたつもりですが,まとめると,今年も気楽に読んでくださいなって話です。毒にも薬にもならん連載で恐縮ですが。ではまた来週。では最後に
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。いやマジで。
今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 4:「Fallout 4」「ウイニングイレブン 2016」
PlayStation 3:特殊なDVD ※死亡確認→復活予定
PlayStation Vita:「シヴィライゼーション レボリューション 2+」
PSP:「サモンナイト5」
Wii U:「Splatoon(スプラトゥーン)」
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」
ニンテンドー3DS:「モンスターハンタークロス」
Xbox 360:「剣の街の異邦人 〜白の王宮〜」
- 関連タイトル:
リングドリーム 女子プロレス大戦
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