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[CJ 2008#16]シュールな演出にちょっとびっくり。「カウンターストライクオンライン」中国サービス発表会
同社のブースにはほかの作品に混じって,「カウンターストライクオンライン」の試遊台が多数用意されていたのだが,それとは別に7月17日の2:00PMから(ただし実際には15〜20分ほど開始が遅れていた),同作品の「発表会」が開かれた。
発表会といっても,G★ 2007でNexonが説明した内容から,大きく付け加わったアナウンス項目はなかった。そこで流されたプロモーションムービーの内容は,中国で「Counter-Strikeがもはや一種の精神,一種の信仰」と呼び得るものであることが強調され,その後継に「カウンターストライクオンライン」を位置付けるという,お馴染みのもの。「王者帰来」というコピーが,その論点を締めくくっていた。
壇上に上った世紀天成サイドの司会はさらに,「みなさんに中国版カウンターストライクオンラインをお見せするのは,これが初めてのことになる」「オンラインFPSの代表として,必ずブームとなるはずだ」「ゲームに必要なのはそもそもコミュニティである」といった論点を補足し,クラン戦の支援やランキング機能といった「カウンターストライクオンライン」固有の価値を強調,続いてChinaJoy 2008の会期中に開催されるトーナメントについて説明した。
その一つめは,ムービー画面と,舞台に上がったテロリスト役をシンクロさせた演技である。画面内でテロリストキャラクターがとる所作に合わせるかのごとく,壇上のテロリスト役がポーズをとる。このパフォーマンスの最後にはカウンターテロ部隊側が現れ,双方が銃撃戦を演じるという流れになる。M16を持ってプローンやしゃがみ撃ちといった,いかにも玄人っぽい射撃姿勢を演じるカウンターテロ部隊に対し,テロリスト側はAKを腰溜めで撃ち,反動を体で押さえ込むという,非正規部隊っぽさを強調した演技だった。
BGMの節回しに合わせて,両部隊の役者さんもコンパニオンさんもビシッとポーズを決めていたあたりから,かなり気合いを入れて練習したことが窺われる。……なんというか,力の入れどころがパフォーマンスとフォトセッションにあるあたり,ある意味たいへんChinaJoyらしいお祭り騒ぎの仕立てだったといえよう。
そうしたわけで,サービススケジュールすらまだ明らかにされていない,「カウンターストライクオンライン」の中国サービスなのだが,少なくとも日本よりは早いタイミングと推測される。FPS,さらには旧来の「Counter-Strike」を長らく愛好してきた中国市場で,「カウンターストライクオンライン」がどのように受け取られていくか,日本でのサービス前に注視しておくのも面白いのではないだろうか。
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カウンターストライクオンライン
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