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  • ネクソン
  • 発売日:2009/08/12
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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待望のビッグタイトルが満を持して登場! 「カウンターストライクオンライン」先行プレイレポート
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印刷2009/06/25 10:30

プレイレポート

待望のビッグタイトルが満を持して登場! 「カウンターストライクオンライン」先行プレイレポート

画像集#001のサムネイル/待望のビッグタイトルが満を持して登場! 「カウンターストライクオンライン」先行プレイレポート
画像集#002のサムネイル/待望のビッグタイトルが満を持して登場! 「カウンターストライクオンライン」先行プレイレポート
 ついにオンラインFPS「カウンターストライクオンライン」(以下,CSO)のクローズドβテスター募集が開始された。
 そもそも,FPS「カウンターストライク」(以下CS)は,Half-LifeのModとして制作され,Valveから発売されたという経緯を持つゲームで,世界中でシリーズ累計900万本以上の売上を誇るビッグタイトルだ。CSOは,シリーズの中でも「Counter-Strike 1.6」および「Counter-Strike:Condition Zero」(CS:CZ)をベースに,韓国NexonがValveの協力を得てオンラインタイトルとして共同開発したものである。
 日本でも,ネクソンが2007年7月の時点で,CSOのパブリッシング権を獲得したと発表していたため,ファンからはサービス開始を熱望する声が挙がっていたが,満を持してクローズドβテストの運びとなったわけだ。
 すでに4Gamerでは,韓国版でのレポートを行ったこともあったのだが,今回はネクソンを訪問し,日本におけるCSOの仕様を確認し,短時間ながらも実際に日本のクローズドβテストのクライアントに触れることができたので,早速その内容をお伝えしよう。
 なお,テストプレイではちゃんと日本語版クライアントだったのだが,都合により,掲載するスクリーンショットが韓国語版である点はご了承を。

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「カウンターストライク」の魅力を忠実に再現したオンラインFPS


画像集#005のサムネイル/待望のビッグタイトルが満を持して登場! 「カウンターストライクオンライン」先行プレイレポート
 さて,CSOのもととなったCS自体が,当然ながらオンラインを前提としたFPSだったわけで,わざわざ「オンライン」を謳うCSOはどこが違うのだろうか? この点についてネクソンに確認してみると,ゲームの内部(クライアント側)に関しては,ほとんどCS 1.6系そのものをベースとしているようだ。CSに対して,ゲームモードを追加し,ロビー,コミュニティなどを整え,若干調整を加えて,無料でプレイできるようにしたものがCSOということになる。

 CSOの大きな特徴は,最大32人同時プレイが可能な点にある。多くのオンラインFPSでは最大16人参加のシステムを採用しているが,やはり大人数になると遊び方や戦術選択に幅が出るのは間違いないだろう(オリジナルのCSも最大16人)。参加方法は,ホストが作成したルームにエントリーするという,ごくごく一般的な形式だ。

デスマッチ/チームデスマッチでは,リスポーン時にポイントを消費して武器を選択する。死ぬ前の装備をすぐに再選択できるので,もたつくことはなかった
画像集#006のサムネイル/待望のビッグタイトルが満を持して登場! 「カウンターストライクオンライン」先行プレイレポート
 クローズドβテストの時点では,ゲームのモードは「オリジナル」と,デスマッチおよびチームデスマッチ。マップは「トンネル」「カモフラージュ」「研究所」「ダスト」「ダスト2」の5種類が実装される。

 オリジナルモードは,テロリストとカウンターテロリストの2チームに分かれて戦うという,カウンターストライク本来のストーリーに基づいたもので,人質の奪還とその阻止で争う「人質救出」と,同じく爆弾設置とその解除で争う「爆弾解除」の2種類が実装される。重要なポイントは,一度死んでしまうとリスポーンできない点だ。すなわち,ゲーム開始早々に死んでしまったプレイヤーは,終了までなにもすることがなくなってしまうのである。
 これにより非常に緊迫したプレイを楽しめるのだが,どちらかといえば,CSOをプレイし慣れた上級者向けのモードかもしれない。

 デスマッチは,自分以外が全部敵となり,チームデスマッチは2チームに分かれてキル数を競うというオーソドックスなルール。こちらはリスポーン可能だが,復活するたびに武器をポイントで購入しなければならない。ポイントは敵プレイヤーを倒すと入手できる仕様となっているので,プレイヤーには必然的にいかに死なずに多くの敵を倒すかという行動が求められるというわけである。
 なお,もしポイントがなくなったらどうなるのか,あるいは死んでもなくならない武器やポイントそのものが有償で提供されるのかについて聞いてみたところ,現状では未定の部分もあるので詳細は追って発表するとのこと。

画像集#007のサムネイル/待望のビッグタイトルが満を持して登場! 「カウンターストライクオンライン」先行プレイレポート
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 実際にプレイしてみた感想は,まさにCSそのまま。一見しただけだと,最新エンジンを駆使した美麗なグラフィックスを売りとする昨今の競合タイトルに見劣りするのは確かだが,実際のプレイではほとんど気にならない。むしろ必要十分な要素が過不足なくキッチリと収まっており,ビッグタイトルの本質的な面白さを損なわないよう忠実にオンライン化したという感じを受けた。
 CS自体では,Source Engineを使った美麗なバージョン(Counter-Strike:Source)も並売されているのだが,いまだにCS 1.6系には根強い人気がある。国際大会などでもCS 1.6系が多く使われており,コアなFPSプレイヤーには画面の美しさよりも軽い動作が評価されて選ばれているようだ。
 また,先行テストプレイともなるとクライアントに不安定な部分が残っているケースも少なくないのだが,CSOではローカライズに伴う文字化けを除くと,極めて安定したプレイを楽しむことができた。クローズドβテスト以降の展開にも期待が持てる。

画像集#009のサムネイル/待望のビッグタイトルが満を持して登場! 「カウンターストライクオンライン」先行プレイレポート 画像集#010のサムネイル/待望のビッグタイトルが満を持して登場! 「カウンターストライクオンライン」先行プレイレポート

 そのほか,今回は試すことができなかったのだが,プレイヤー数の均衡を図るための「BOT」も使用できる。これは,CPUの操作するAIプレイヤーとチームを組んだり対戦したりできるもので「BOTオリジナル」「BOTデスマッチ」「BOTチームデスマッチ」の3モードが用意される。せっかく32人対戦できるのに人が集まらないといった場合でも,BOTを入れることで敵味方の人数調整が可能になる。32人中,自分以外をすべてAIプレイヤーにしてシングルプレイで練習したりというのもできる。
 AIプレイヤーはそこそこ強い設定にはなっているものの,やはり上級プレイヤーにはまったく及ばないそうで,主に初心者の練習用として活用されるのではないかという話だった。


早いタイミングでのプレオープンサービスを予定。話題の「ゾンビ」モードも準備中


画像集#011のサムネイル/待望のビッグタイトルが満を持して登場! 「カウンターストライクオンライン」先行プレイレポート
 気になる今後の予定だが,クローズドβテストが順調に進めば,あまり日を置かずにプレオープンサービスを開始する予定とのこと。
 またOBTのタイミングで6種類のマップや新たな武器が追加されていく。ゲームモードにも,敵チームを全員殺害する「殲滅」と要人の護衛をモチーフとする「VIP警護」の二つのオリジナルが実装される。なお,すでに海外で評価を受けている「ゾンビ」モードについてはどのタイミングで導入されるのか未定だったが,着々と実装の準備は進んでおり,早い段階でなんらかの発表をしたいとのことだった。

画像集#016のサムネイル/待望のビッグタイトルが満を持して登場! 「カウンターストライクオンライン」先行プレイレポート
 すでに熟練プレイヤーを多数輩出しているビッグタイトルのオンライン化ということで,FPS初心者やこれまでCSをプレイしたことがないという人は,若干ハードルの高さを感じるかもしれない。
 そこで,当たり判定などを緩和した初心者向けのサーバーも用意されるとのこと。BOTモードや,実装予定のゾンビモードと合わせて活用すれば,従来のイメージとは少し異なるFPSを体験できることだろう。
 「カウンターストライク」という名前だけが付けられた別ゲームではなく,あくまで本来のCSが持つFPSの魅力を保ったうえで,無料化や初心者用サーバー設置によってカジュアルな楽しみ方ができるようにしたり,ゾンビモードを加えたりと,プレイの幅を広げたものがCSOの正体といえそうだ。
 なにはともあれ,世界レベルのFPSが基本無料でプレイできるというのは大きな魅力といえる。ビッグタイトルにしては少人数のクローズドβテストとなっているが,ぜひ一度プレイしていただきたいゲームである。

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※初出掲載時,ホストPCの性能によって参加可能人数に変動がある旨の記述がありましたが,実際のゲームではそのようなことにはならないことが確認されましたので,該当部を削除いたしました。
  • 関連タイトル:

    カウンターストライクオンライン

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