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4Gamer読者ならばすっかりおなじみのオンラインゴルフゲーム「スカッとゴルフ パンヤ」。PC版パンヤの持つ,バラエティ豊かな(そして,ときに絶対ありえない)コースと誰もが好きになる個性的なキャラクター達という要素をしっかり引き継ぎつつ,家族みんなで一緒に楽しめるタイトルとして,2006年12月2日に発売されたのが,Wii版「スイングゴルフ パンヤ」だ。そして今回,スイングゴルフ パンヤがさらにパワーアップして帰ってきた! Wiiならではの操作感はそのままに,みんなで楽しむバリエーションが一層増えた「パーティーモード」,ストーリーモードをリニューアルした「ツアーモード」,そして新コースや新コスチュームなどが追加され,おまけにファン待望の「ボイス」まで搭載した「スイングゴルフ パンヤ2ndショット!」(以下,パンヤ2ndショット)がついに発売されたのだ。
というわけで,今回はそんなパンヤ2ndショットの見どころをぐぐっと紹介していこう。さらに進化したもう一つのパンヤとは,どんなものなのだろうか?
パンヤ2ndショットでは,PC版パンヤのSeason3以降に登場した新コースである「ディープインフェルノ」「ピンクウィンド」「アイススパ」などが加わり,前作に比べてプレイ可能なコースが増えているのだ。実はSeason3のメインキャラとも呼べる「カズ」は,前作で隠しキャラとしてこっそり登場していたのだが,彼にお似合いのディープインフェルノが,これでようやくプレイできるというわけである。喜べカズ!
PC版パンヤでこれらの新コースを骨の髄までシャブリ尽くしたというプレイヤーも,下の写真にもあるような,桜舞い散るピンクウィンドやパンヤ島最北の温泉地帯アイススパといったWii版のコースを体験しよう。
アリンやクーの可愛さを分かってくれる友達があまりいないという人にうってつけなのが,一人でジックリ遊べる「ツアーモード」だ。前作にもストーリーモードとして「パンヤ・フェスタ」が搭載されていたのだが,一つのコースをクリアすると画面上にアンロックされた次のコースの説明がツリー状に表示されるだけという,やや事務的でちょっとさびしいものだった。2ndショットではこうしたインタフェースを大幅に改善し,新たなツアーモードはマップ踏破型に仕上がっている。
目指すゴールまでには何か所か分岐点があり,どちらに進むかはプレイヤー次第。またマス目の上に配置されるアイコンで「NPCとの対決イベントがあるマス」「クリア時に報酬としてアイテムがもらえるマス」といった情報が一目で分かるようになっている。中には一定以上の勝利ポイントを溜めないと行けないマスもあるので,いろいろ考えて行きつ戻りつする“よりゲームらしい”遊び方ができるようになったわけだ。
ちなみにゲーム開始時に操作できるのは,初期キャラクター「ケン」と「エリカ」の二人だけだが,キャラクターが立っているマスで対戦し勝利したNPCは,仲間になるという形でそのあと使用可能になるのだ。
言ってみればこれ,少年マンガのノリ。「オレと勝負だ!」「かかってこい」。……「負けたよ。これからはともに戦っていこう」といった感じでキャラクターが増えていくわけなのね。
パンヤ島のパラレルワールドと説明されるだけあり,エリカ vs.エリカといった同キャラ対決もありうる。ダイスケが二人いる画面は少し暑苦しそうだが……
各キャラクターの設定を生かしたしゃべり方も注目ポイント。おしゃべりの中からちょっとしたストーリー展開も見え,続きを知りたくなってついついプレイを重ねてしまうはず
ツアーモードの水先案内人は偉大な魔法使い「カディエ」先生。PC版に比べて胸周りがより立体的に。セクシーさも2ndショット用として倍増してるのは気のせいかしら
今回のパンヤはキャラクターがしゃべってしまう。
公式サイトのアンケートで選ばれた声優さん達が,彼らに声を当てているのだ。PCパンヤのプレイヤーの頭には,ぼんやりと「こんな声かなあ」というイメージがあったと思うが,どのくらいマッチしているか聞いてみるのも楽しいだろう。誰が誰の声を担当してるのかは公式サイトの「キャラクター紹介」を参照してもらえると嬉しい。
ツアーモードが純粋にやり込める一人用プレイなのに対して,パーティモードは最大4人で対戦できる一家団欒のお楽しみ要素が強いモードだ。前作でのオリジナルゲームは,空中に浮かんだ風船をボールで叩き割った数を競う「バルーンクラッシュ」のみだったが,2ndショットにはさらに二つの新ゲーム,「ブーストドラコン」と「アプローチダーツ」が加わった。
O.B.など気にせずに風船を割れればよいバルーンクラッシュがWii版パンヤの初心者向けなら,ブーストドラコンとアプローチダーツは風向や風速を計算に入れた正確なショットが要求されるという,ややベテラン向けのゲームといえる(ような気がする)。
リアルゴルフにおけるドライバーコンテスト,略してドラコンから命名されたと思われる,ブーストドラコン。とにかく一番遠くまで飛ばした人が勝ち! というシンプルなルールだ。
勝つための秘訣は,コース上に何か所か設置されている,鏡のようにユラユラゆらめくリング。ボールがこのリングをうまく通過すると,未知のエネルギーによってブーストがかかり,一気に飛距離が伸びるのだ。リングはそれなりに大きく狙いやすいサイズなのだが,パンヤでは風速と風向がボールの軌道に大きな影響を与えるため,そうそう簡単には通過させてくれない。おまけに,せっかくブーストがかかっても,方向が悪いとそのままO.B.扱いでノーカウントという哀れな結果も待っている。
ショット3回の合計飛距離で順位が決まるので,一発逆転なんかもしょっちゅうあり,みんな盛り上がること必定だ。
どんなパンヤ初心者でも狙えそうな,この距離とサイズを外したときの空しさといったら。悔しさのあまりWiiリモコンをふっ飛ばさないよう,ストラップは手首にしっかりと
見事リングを通せば,一打で500ヤードとか,ありえない数字を叩き出せて気分爽快。リングの高さはまちまちなので,打点やパワーの調整が必要な点は中級者向けかもしれない
ピンそばに寄せて得点を競うアプローチダーツは,ブーストドラコンより難度が低め。もちろんピンに近ければ近いほど高得点が狙える。こちらも3回の合計得点で順位が決まる。ただし規定の点数をオーバーするとバーストしてしまうので,やみくもにピンに寄せるより,とにかく相手より1点でも上を狙うのだ,いっひっひ,という姑息な勝ち方を強く推奨したい。あまりズルい勝ち方を繰り返すと,一緒に遊んでいた友達がひとりまたひとりと離れていったりするかもしれないので,ご利用は計画的に。
パンヤといえば,やっぱり衣装。なんといっても衣装。俺のアリン,私のマックスにこだわりの逸品を着せてあげたいのは,Wii版パンヤでも変わらない。今回も新コスチュームがふんだんに用意されているので,その点はぜひご安心を。前作同様,PPを溜めるだけでは手に入らず,それなりの入手条件が設けられているコスチュームもある。ツアーモードを勝ち進めばいずれは手に入るのだが,そんなに悠長に構えてられるか! というこらえ性のない方のために,新コスチュームの一部をお見せしよう。
冒頭でも紹介したとおり,パンヤ2ndショットは基本的にPC版パンヤSeason3をベースにしており,使用可能なプレイヤーキャラクターにも変わりはない。「だったらわざわざWii版で遊ぶ必要もないかしら」と思ってしまったPC版パンヤ愛好家は甘い,甘すぎる。ベタベタだ。前作で実施されたWii版とPC版パンヤの連動企画は,今回もちゃんと用意されているのである。
シングルプレイのツアーモードを進めていくと,三つのパスワードを入手できる。これをPC版パンヤ公式サイト上で入力すれば,なんとWii発のオリジナルマスコット,「風船クマ」や,Wii版専用の衣装アイテムを使えるのである。しかも通常はPP(パンヤポイント)を支払って雇用するマスコットが,一度手に入れてしまえば永久無料でこき使えるというから嬉しいではないか。
ゲーム内でプレイヤーにとってお得な能力を与えてくれるマスコット。今回手に入るのはパーティーモード「バルーンショット」に登場する風船クマの「プー太くん」だ。寝起きのようにボンヤリした表情がとっても可愛らしい
ほかではいくらお金を積んでも手に入らない,Wii版専用の衣装。マイキャラとアバターアイテムへのこだわりが強いパンヤファンには,たまらない特典のはずだ※画像は「スカッとゴルフ パンヤ」のものです
「スイングゴルフ パンヤ2ndショット!」ではパンヤで遊ぶのが初めて,という人には可愛いキャラクターとユニークなコース設計を堪能でき,PC版パンヤ経験者には,声優によるキャラクターのおしゃべりや,ツアーモードでちょっぴり語られる彼らの背景,そしてWii版専用衣装などを楽しむなど,プレイヤーそれぞれの遊び方が用意されている。このほか,セーブデータが一つから最大四つにまで増えるなど,前作から細かくブラッシュアップされた部分も多い期待の一本だ。
スイングゴルフ パンヤ2ndショット! でリゾートムード満点のコースに飛び出し,寒い冬をぜひ乗り切ろう。
「スイングゴルフ パンヤ2ndショット!」の発売を記念して,ゲームに登場した声優さん15人による直筆サイン色紙を15名様に,また,全声優さんの寄せ書きサイン色紙を1名様に抽選でプレゼント。
応募は,下のバナーから応募フォームに飛び,必要事項を記入して応募してください。締め切りは2008年1月1日 正午まで。なお発表は,商品の発送をもってかえさせていただきます。
※記載されている会社名,製品名は,各社の登録商標または商標です。
※Wii®は任天堂株式会社の登録商標です。
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