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DHARMAPOINTより約2年半ぶりのマウス新製品。光学センサー搭載の「DRTCM37」とレーザーセンサー搭載の「DRTCM38」を12月に発売
DHARMAPOINTにとって,完全新作は2010年7月以来。運営母体の変更などを経て,2年半近くぶりのマウス投入ということになる。
ちなみにこの形状は,複数の「日本国内屈指のプレイヤー」(※リリースより原文ママ)の意見と,従来製品に対して寄せられたフィードバックを基に決定されているとのこと。ゲーマーが好む形状を突き詰めたらIE3.0クローンになった,といったところか。
ちなみにボタン構成は左右メインとセンタークリック機能付きスクロールホイール,左サイド×2,標準ではCPI変更用として機能するスクロールホイール手前×1の計6個。従来のDHARMAPOINT製マウス上位モデルではスクロールホイールにチルト機能が用意されていたが,こちらもまたIE3.0同様の,純粋なスクロールホイールとなっている。
もっとも,DHARMAPOINTの公式Webサイトから入手できる設定ツール「ダーマコントロール2.1」を利用すれば,以上6ボタンだけでなく,上下スクロールにも機能を割り当て,最大5プロファイルをマウスへ保存しておき,出先でもその設定を利用できるようになっている。なので実質的には8ボタンと紹介することもできるだろう。
気になるセンサーは,DRTCM37がトラッキング速度60IPS,最大加速度20G,フレームレート6400fpsで最大3500CPI設定が可能なもの。DRTCM38がトラッキング速度150IPS,最大加速度30G,フレームレート12000fpsで最大8200CPIが可能なものとなっている。CPI設定は1CPI刻みで設定できるようになっており,前述のCPI変更ボタンを利用すれば,最大で2つのCPI設定を切り替えながら利用できる。
というわけで,DRTCM37とDRTCM38からは,IE3.0クローンを2012年の技術でまじめに開発したらこうなった,といった雰囲気が強く感じられる。形状面での不安はまずないと言っていいだけに,総合的な完成度がどの程度に達しているのか,発売が実に楽しみだ。
●DRTCM37の主なスペック
- 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン数:6(左右メイン,センタークリックボタン機能付きスクロールホイール,左サイド×2,スクロールホイール手前×1)
- トラッキング速度:60IPS
- 最大加速度:20G
- フレームレート:6400fps
- 画像処理能力:未公開(※おそらく約5.8Mpixels/s)
- トラッキング解像度:400〜3500CPI(※1CPI刻み。一部エミュレーション動作)
- レポートレート(ポーリングレート):125〜1000Hz
- データ転送フォーマット:16bit
- リフトオフディスタンス:調整可能
- 本体サイズ:68(W)×124(D)×39(H)mm
- 重量:約120g(※ケーブル含む)
- マウスソール:PTFE
- ケーブル長:約1.7m
- 対応OS:Windows 8・7・Vista・XP
- そのほか:ファームウェアアップデート機能搭載,スリープモードなし
●DRTCM38の主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン数:6(左右メイン,センタークリックボタン機能付きスクロールホイール,左サイド×2,スクロールホイール手前×1)
- トラッキング速度:150IPS
- 最大加速度:30G
- フレームレート:12000fps
- 画像処理能力:未公開(※おそらく約10.8Mpixels/s)
- トラッキング解像度:200〜8200CPI(※1CPI刻み)
- レポートレート(ポーリングレート):125〜1000Hz
- データ転送フォーマット:16bit
- リフトオフディスタンス:調整可能
- 本体サイズ:68(W)×124(D)×39(H)mm
- 重量:約127g(※ケーブル含む)
- マウスソール:PTFE
- ケーブル長:約1.7m
- 対応OS:Windows 8・7・Vista・XP
- そのほか:ファームウェアアップデート機能搭載,スリープモードなし
DHARMAPOINT公式Webサイト
- 関連タイトル:
DHARMAPOINT
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