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[COMPUTEX 2008#03]ABIT,NVIDIAの未発表チップセット「MCP7A」搭載マザーボードを準備中
また,COMPUTEX TAIPEI 2008のタイミングで正式発表されることが予想される「Intel P45 Express」(以下,P45)チップセット搭載マザーボードでは,DDR3 SDRAM対応の「IP45 Max」と,DDR2 SDRAM対応の「IP45 Pro」の2製品をUniversal ABITは公開する予定だ。これらは近々市場投入される予定という。
パフォーマンスという観点では,オーバークロック性能を最大限引き出すため,メモリスロットの位置をMCH(ノースブリッジ)に近づけている点が目を引く。これは,信号線を最短距離で結ぶことで,より高いクロックでのメモリ動作を実現するためとのことで,実際,IP45 MaxではDDR3-1600,IP45 ProではDDR2-1200動作を,それぞれUniversal ABITが独自にサポートするという。
P43は,FSBクロック1333MHzをサポートする一方,対応メモリはDDR3-1066までとなるほか,PCI Express 2.0 x16インタフェースがデュアルグラフィックス構成をサポートしないという機能的な制限が加えられる。ただ,そうはいっても基本機能はIntel 3シリーズの主力チップセットである「Intel P35 Express」と同等以上。そこでUniversal ABITは,P43チップセットをIntel P35 Expressの後継として訴求していく考えを示す。P45マザーボードは,「Intel X38 Express」の後継となるハイエンドという位置づけだ。
他社は主力マザーボードをP45ベースで投入してくることになるわけで,“名前”的には弱くなってしまうが,主力マザーボードを他社より安価に提供できるというメリットはある。同社の戦略が吉とでるかどうか,今後の展開に注目したい。
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