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「Champions Online」,βテスターにライバルゲームのプレイヤーを勧誘
海外のゲーム情報サイトMassivelyによると,Cryptic Studiosの社員がCity of Heroesの公式掲示板にあるプライベートメッセージ機能を利用して,ギルドリーダーといったベテランプレイヤーを勧誘していたという。この記事は,あくまでも噂として伝えていたが,その後Cryptic Studios社員のIronAngel氏が事実であることを認めたのである。
City of Heroesは,プレイヤーがアメリカンコミックに出てくるようなスーパーヒーローになって悪人と戦うというMMORPGで,2004年に正式サービスがスタートした。City of Heroesを開発したのはCryptic Studiosで,2005年には姉妹作品の「City of Villains」を発表した。そして2007年に両タイトルのパブリッシングを行っていたNCsoftがゲームの知的財産権を買収。Cryptic Studios社員の一部が退社して,NCsoft NorCal Studioを設立し,現在では,NCsoft NorCal StudioがCity of Heroesの開発とサポートを行っているのだ。
Cryptic Studiosは,City of Heroesを手放したのち,Marvel Comicsと共に,スパイダーマンなどが登場するスーパーヒーローをテーマにしたMMORPG「Marvel Universe Online」の開発をスタート。だが両社間で問題が発生し,開発は中止された。
その後Cryptic Studiosは,テーブルトークRPG「Champions」をベースにした,新たなスーパーヒーローMMORPG「Champions Online」の制作を発表。開発は順調に進み,クローズドβテストを実施している最中だ。
IronAngel氏は掲示板のコメントで,勧誘した事実を認めているが,ライバルゲームのプレイヤーを減らそうと画策したわけではないという。同じテーマを持つゲームのベテランプレイヤーにテストしてもらい,Champions Onlineの開発に生かそうとしたと述べている。
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Champions Online
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(C)2009 Cryptic Studios, Inc.