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ASUS,簡易UPS機能標準搭載の“タフ”なROGコンセプトマザーを公開。ゲーマー向けmicroATXボード2製品も
ASUSのROGコンセプトマザーボードというと,CeBIT 2008で公開された「Pinotnoir」(ピノノワール)が思い出されるが,冷却性能を追求したデザインだったPinotnoirとは異なり,システムの安定性を重視した設計に振られているのがMARINE-COOLの特徴だ。
また,もう一つの大きな特徴が,マザーボード背面に搭載する専用パッドで,CPUソケットの裏側を含む半分は熱伝導性にすぐれたセラミックと金属のヒートシンク,そしてもう半分が,ポリマー電池を内蔵し,停電時などに簡易的な無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)として機能する「On-board UPS」だ。
X58&P45搭載のmicroATX版ROGマザーが登場
Rampage II Gene |
Maximus II Gene |
Rampage II Geneは,「Intel X58 Express」チップセットを搭載した製品で,PCI Express 2.0 x16スロット2本と,PCI Express x1およびPCIスロットを各1本ずつ搭載。NVIDIA SLI(以下,SLI)認証を取得しており,SLIとATI CrossFireXを利用可能だ。
6本のDDR3 DIMMスロットで独自にDDR3-2000動作をサポートする点や,Creative Technologyの「X-Fi」テクノロジーに対応した「SupremeFX X-Fi」サウンド機能をオンボードで搭載する点も特徴とされている。
一方のMaximus II Geneは「Intel P45 Express」チップセット搭載製品で,2本のPCI Express 2.0 x16スロットはx16 ×1(※1本は無効)/x8 ×2のどちらかで動作。このほか,PCI Express x1,PCIスロット各1を用意するのはRampage II Geneと同じだ。
DIMMスロットはDDR2対応で,DDR2-1200を独自にサポート。こちらもSupremeFX X-Fi技術をオンボードで搭載すると謳っている。
独自基板&ノートPCの技術を採用したGTX 260なども
ENGTX 260 MATRIX/HDMI/893MD3 |
Formulaシリーズの特徴を訴えるポップ |
Super Hybrid Engineを採用することにより,ENGTX 260 MATRIX/HDMI/893MD3では,負荷状況に応じてGPUコア電圧やメモリ電圧を動的に自動制御できるようになっている。一例として,動作モードが「Gaming」へ移行したときには,定格クロックがコア576MHz,シェーダ1242MHzのところが,自動的に同601MHz,1296MHzへと引き上げられるという。
また,新しいGPUクーラーを採用する,「Formula」シリーズの存在も明らかになった。
FormulaシリーズのGPUクーラーでは,銅ベースに5本のヒートパイプを通し,それを酸化防止アルミニウム合金採用の放熱フィンへと運ぶ構造を採用することにより,冷却性能を向上。さらに,ホコリが付着しにくい「Dust-proof fan」(ダストプルーフファン)の採用により,熱効率とファンの寿命の両方を向上させられたとのことだ。
Formulaシリーズの第1弾製品は,2009年第2四半期から,市場投入が始まる見込みである。
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