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ASUS,「ROG」ブランドの新型ノートPCなど計13製品を一斉に発表。ハイエンドからエントリーまで幅広いラインナップを用意
発表となったラインナップには,合体分離可能なキーボードを備えた異色のノートPC「ROG Mothership GZ700GX」といったウルトラハイエンドの製品もあるが,主力となるのは,15.6インチサイズの液晶パネルを採用して,ハイエンド向けからエントリー向けまでをカバーするノートPC「ROG Strix G531」シリーズである。
本稿では,各製品を簡単に紹介しよう。
BMW Designworks Groupとの協業から生まれたROG Strix G531
ROG Strix G531シリーズの新製品としては,計5機種7モデルが発表となった。いずれも筐体デザインは同じで,採用するGPUやCPU,ディスプレイパネルやストレージ構成などが異なる。とくに,エントリー向けを除く5モデルに,15.6インチサイズで解像度1920×1080ドット,リフレッシュレート120Hz対応の液晶パネルを採用しているのは見どころと言えよう。
ROG Strix G531シリーズのラインナップと主なスペック,税別のメーカー想定売価は以下のとおり。
- ROG Strix G G531GW(型番:G531GW-I7R2070),
CPU:Core i7-9750H, GPU:GeForce RTX 2070, 液晶:15.6インチ120Hz対応, 6月21日発売, 29万9800円前後 - ROG Strix G G531GV(型番:G531GV-I7R2060),
CPU:Core i7-9750H, GPU:GeForce RTX 2060, 液晶:15.6インチ120Hz対応, 6月21日発売, 24万3800円前後 - ROG Strix G G531GU(型番:G531GU-I7G1660T),
CPU:Core i7-9750H, GPU:GeForce GTX 1660 Ti, 液晶:15.6インチ120Hz対応, 6月21日発売, 21万9800円前後
(型番:G531GU-I7G1660TK),7月中旬発売,17万9800円前後(ASUS Store限定モデル) - ROG Strix G G531GT(型番:G531GT-I7G1650),
CPU:Core i7-9750H, GPU:GeForce GTX 1650, 液晶:15.6インチ120Hz対応, 6月21日発売, 18万2800円前後
(型番:G531GT-I5G1650F),CPU:Core i5-9300H,液晶:15.6インチ60Hz対応, 17万3800円前後 (Office 2016搭載モデル) - ROG Strix G G531GD(型番:G531GD-I5G1050B),
CPU:Core i5-9300H, GPU:GeForce GTX 1050, 液晶:15.6インチ60Hz対応, 6月21日発売, 13万9800円前後
当時にASUSは,ROG STRIX G531シリーズの上位モデルとなる「ROG Strix Hero III G531GV」と「ROG Strix SCAR III G531GV」を,ASUS公式ストアであるASUS Store限定で発売することも発表している。
両製品ともGPUに「GeForce RTX 2060」,CPUにはCore i7-9750H,15.6インチサイズで144Hz表示対応の液晶パネルを採用と,スペックは共通だ。税別のメーカー想定売価は24万9800円前後である。
両製品とも,筐体デザインはROG STRIX G531シリーズと共通のものだが,右側面に着脱可能な「ROG Keystone」を取り付けられるのが特徴だ。COMPUTEX TAIPEI 2019でのレポート記事では,ROG Keystoneを小型のストレージデバイスとしていたが,これは誤りで,本来はPC本体とNFC(Near Field Communication,近距離無線通信)で通信する個人認証用のデバイスであった。
ROG KeystoneをノートPC本体にはめ込むと,個人用の隠しストレージ領域「Shadow Drive」にアクセスできるようになるほか,ROG Keystoneに割り当てたROG用ソフトウェアの設定プロファイルを有効にするといった機能も備える。
ROG ZEPHYRUS S,およびそのほかのPC新製品
同時に発表となったそのほかの新製品も紹介しよう。
ROG ZEPHYRUS Sシリーズは,GPUにGeForce RTX 20シリーズを採用するノートPCとしては最薄という薄型ボディが特徴の製品だ。17.3インチサイズの液晶パネルを採用し,GPUとして「GeForce RTX 2080 with Max-Q Design」を採用する「ROG ZEPHYRUS S GX701GXR」と,15.6インチ液晶パネルと「GeForce RTX 2080 with Max-Q Design」を採用する「ROG ZEPHYRUS S GX531GWR」の2製品が,6月21日に発売となる。
ROG ZEPHYRUS S GX701GXR |
ROG ZEPHYRUS S GX531GWR |
両製品とも,液晶ディスプレイの解像度は1920×1080ドットで,リフレッシュレート144Hz対応。内蔵ストレージとして容量1TBのSSDを搭載するのも見どころだ。税別のメーカー想定売価は順に44万9800円前後,34万9800円前後となっている。
分離合体可能なキーボードと内蔵バッテリーを備え,液晶ディスプレイ一体型デスクトップPCのように使えるノートPC「ROG Mothership GZ700GX」は,GPUに「GeForce RTX 2080」,CPUには「Core i9-9980HK」を採用し,内蔵ストレージとして容量512GBのSSDを3基,RAID 0構成で搭載するというハイスペックな製品となっている。なお,液晶ディスプレイは17.3インチサイズで4K解像度,リフレッシュレート60Hzとのこと。
メーカー想定売価は92万5800円(税別)という圧巻の価格だ。実際に買うゲーマーがいるのかどうかはともかく,可搬性のある液晶一体型ゲームPCとして使ってみたい製品ではある。
ASUSのRepublic of Gamers製品情報ページ
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