ニュース
[iPhone]ついに戦闘機が! スピード感満点の「X-Plane Extreme」を紹介
これまで「X-Plane 9」をはじめ,「X-Plane-Helicopter」「X-Plane-Airliner」といったフライトシムを発売してきたLaminar Researchの新作は,戦闘機にフォーカスした内容となっている。登場する戦闘機は以下の4種類だ。
・F-22 Raptor
・SR-71 Blackbird
・B-1 'Bone' Bomber
・B-2 'Jet' Bomber
用意されているシーナリーは,カリフォルニアの砂漠やサンフランシスコ,カトマンズ,アラスカなど計六つ。いずれもクオリティの高いテクスチャが用いられており,臨場感はかなりのものである。
タイトルに含まれている「Extreme」という単語からも想像がつくように,スピード感の高さが本作最大のウリといっていい。戦闘機だけに,これまでのシリーズ作品とはまったく異なるプレイフィールが味わえるのだ。
例えば,超音速で地表スレスレを飛んでみたり,峡谷を通過したりすると,かなりスリリング。また,ほかの航空機ではできない,F-22ならではのマニューバに挑戦してみるのも面白い。
ただし,本作はあくまでもフライトに主眼を置いたシミュレータであり,ミサイルなどは撃てない仕様となっている。ミッションといった概念もなく(特定の空港からスタートすると,ほかの航空機とレースっぽいことができるが,ゲーム性は高くない),エンターテイメント的な要素を求める人には向いていないので,注意してほしい。
30代以上の人ならば,プレイ中,映画「トップガン」のテーマ曲「DANGER ZONE」が頭の中に自然と浮かんでくるはず(本作にはF-14は登場しないが)。戦闘機でのフライトというテーマにロマンを感じる人にオススメしたい一作だ。
「X-Plane Extreme」紹介ページ(iTunesが起動します)
次に,潜水艦ゲーム「海の戦い」(原題 Sea Battle)で知られるSkywardgamesの新作アクション「Pirates: Sea Battle 2」(115円)を紹介しよう。
Sea Battleシリーズの新たなテーマに選ばれたのは,海賊同士が繰り広げる帆船での戦い。ゲーム画面は上から見下ろした視点で描かれ,海面の様子を再現した美しいグラフィックスが印象的である。
風を帆に受けて進み,船の側面から大砲を発射する帆船での戦いにおいては,風向きや相手の進路を見極め,自分の進路を決めることが重要だ。
操作はとてもシンプルで,画面右下の舵を左右に回すことで船を操舵し,左下の大砲ボタンで砲弾を発射する方式。また,舵をタップしたままにすることで,船の速度を落とせる。ライバルもこちらの動きを読んで大砲を撃ってくるので,船を旋回したり,速度を落としたりしてできる限り被弾を防ごう。
また敵船と接触すると,乗組員同士の船上での戦いがスタートする(船員自体が描かれるわけではなく,船員の数を示すパラメータが減っていくだけだ)。この戦いに持ち込めば,大砲による船へのダメージを防ぎつつ敵の数を減らせるので,うまく活用したい。
ただし,そのステージが終了するまでは,船員の数は回復しない。船員が少ないときには,敵の船に接触されないように注意する必要があるのだ。
撃沈させた船から回収した金貨で各種パーツを購入し,船の装甲や大砲の強化,移動速度の向上といったカスタマイズが行える。ただし,パーツの価格は高めに設定されており,あれもこれも強化というわけにはいかない。いろいろ試し,プレイスタイルに合ったアップグレード方法を見つけよう。
価格の割に遊べる作品で,個人的に熱中しているのだが,難度が高めなのがやや残念。低難度のモードを用意するか,アップグレード用パーツの価格を下げてもらえるとありがたいのだが。
また,編集部のiPhoneで試した限り,アプリをいったん終了し,再び起動してからパーツを購入すると,それまで取り付けていたパーツがなくなってしまう不具合が発生した。今後のアップデートに期待したいところである。
「Pirates: Sea Battle 2」紹介ページ(iTunesが起動します)
ちなみにPinball Dreamsは,Battlefieldシリーズで知られるDigital Illusions CE(現 EA DICE)の出世作である。
テーブルは,SFやホラーなどをテーマとする,「Ignition」「Steel Wheel」「Beat Box」「Nightmare」の4種類が用意されており,レイアウト自体はPinball Dreamsのものとほぼ同じ。とはいえグラフィックスは刷新されており,色鮮やかな画面が目を引く仕上がりだ。Amiga版のグラフィックスを忠実に再現したモードも用意されているので,かつて遊んだという人ならば懐かしさを覚えるはず。
どのテーブルも比較的シンプルな作りだが,地道に役を完成させ,高得点を挙げていくピンボールならではの醍醐味をしっかりと味わえる。
いまや,iPhone/iPod touch用ゲームの世界で700円という価格は決して安くはない。とはいえ,完成度の高い四つのテーブルが収録された本作は,ピンボールファンならば購入する価値ありといえそうだ。
「Pinball Dreaming: Pinball Dreams」紹介ページ(iTunesが起動します)
- 関連タイトル:
X-Plane Extreme
- 関連タイトル:
Pirates: Sea Battle 2
- 関連タイトル:
Pinball Dreaming: Pinball Dreams
- この記事のURL:
キーワード
2008 Apple Inc. All rights reserved. Apple, the Apple logo, Mac, Mac OS, Macintosh, Leopard, iPhone, Multi-Touch, MoblieMe, iPod and iTunes are trademarks of Apple. Other company and product names may be trademarks of their respective owners.
(C)Laminar Research
(C)Skywardsgames
(C)2009 Cowboy Rodeo