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[iPhone]あの傑作ADV「Myst」などが登場。難解なパズルの数々に挑もう
Myst(700円)は,1993年のMacintosh版発売以来,さまざまなプラットフォーム用にリリースされた同名作品を,iPhone/iPod touch向けにアレンジしたもの。
Mystといえば,「Cosmic Osmo」「The Manhole」で知られるCyan(現 Cyan Worlds)の代表作で,2002年に「The Sims」にその座を奪われるまで,“もっとも売り上げ本数の多いPCゲーム”だった。
さて本作は,ターゲットとなるオブジェクトにマウスを合わせ,クリックすることでゲームを進めていくポイント&クリック型のアドベンチャーである。
「Myst」と書かれた本の世界に入り込んでしまった主人公(=プレイヤー)は,図書館に置かれた本に閉じ込められた,SirrusとAchenarの二人を救い出すべく,さまざまなパズルに挑んでいく。
個人的な話で恐縮だが,私はかつて,Macintosh LCに“等速”(転送速度が約150KB/s)のApple製CD-ROMドライブ「Apple CD-150」を接続し,Mystや,「Spaceship Warlock」などのいわゆる“マルチメディア作品”を夢中になって遊んでいた。今,そのMystをこうしてiPhoneでプレイできることは,本当に感慨深い。
実際に遊んでみて,初代Mystがかなり忠実に移植されていることに驚いた。当時遊んでいた人ならば,オープニングから懐かしい気持ちに浸れること請け合いである。
とはいえ,プレイフィール自体はかなり快適になっている。当時は,それでも楽しくプレイしていたとはいえ,移動したり行動したりするたびに結構待たされた記憶があるが,iPhone/iPod touch版の動作はとてもスムースなので,集中してパズルに取り組めるだろう。
Mystシリーズのファンはもちろん,Mystは遊んだことがないが,ゲーム史に残る一作をiPhone/iPod touchでプレイしてみたいという人は,購入を検討してみよう。
なお,ファイルサイズが700MB以上(!)もあるので,購入するときはiPhone/iPod touchの空き容量にご注意を。また,表示はすべて英語なので,その点にも注意してほしい。
容量的に,2作め以降の移植はかなり難しい気もするが,一人のMystファンとして,どうせならチャレンジしてほしいところである。
「Myst」紹介ページ(iTunesが起動します)
なお本作では,キューブのうち,手前側にある三つの面のみが利用される。操作は,画面に触れて上下左右に動かすことでキューブを回す方式で,色の付いたパネルをタップしてから色の付いていないパネルをタップすると,その色に変化する。どんどんタップして,同じ色のパネル同士をつないでいこう。
一部のパズルをプレイできる無料版「3D logic lite」もリリースされているので,本作に関心を持った人は,まずはこちらでゲームに触れてみよう。
「3D logic」紹介ページ(iTunesが起動します)
「3D logic lite」紹介ページ(iTunesが起動します)
最後に,シューティングゲームRadio Flare(350円)のアップデート情報をお伝えしよう。先日リリースされた最新版(Version 1.2.1)では,日本語を含む5か国語にローカライズされている。「面白そうだけど,英語のゲームだから」と敬遠していた人は,無料版でゲーム内容を確認してはいかがだろうか。
「Radio Flare」紹介ページ(iTunesが起動します)
「Radio Flare Lite」紹介ページ(iTunesが起動します)
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Myst 日本語版
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3D logic
- 関連タイトル:
Radio Flare
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