ニュース
ガマニアからアニメ調キャラのアクションRPG「アンリミテッドハーツ」登場,プロモムービーも公開
ぶっちゃけ,アラド戦記とどこが違うかというと,ゲームの味付けを思いっ切りライト方向に振っていることだろう。ゲームキャラクターの雰囲気から,システムまで,とことんライト寄りだ。
ライトゆえに,あまりアクションゲームだと構えなくても大丈夫。連続技などで難しいコマンドを駆使していく必要はなく,システムでマクロのようなものが用意されるので,コンビネーションもボタン一発でOKとなる。ゲームパッドにも対応しており,とくになにも設定しなくてもそのまま使用可能だという。
ゲームの特徴
以前の紹介では剣,素手,魔法,遠隔といった4クラスがあるということだったのだが,実際にはクラス分けはなく,装備する武器によってスキルなどが変わるといった仕様のようだ。武器の持ち替えなどで,一人連携ワザ(後述)が可能になる。
当面はレベルキャップが60に設定される模様だが,60に到達しても経験値バーは伸び続ける。で,61相当になったらどうなるのかというと,再ステ振りができるようになる。メインで使用する武器を変えたり,新しい戦場に適した配分にしたいといった場合には,レベル60超えでの,ステ再配分を活用することになる。
基本的には,レベル60が標準状態で,以降は武器のスキルや装備の強化などを磨いていくゲームとなるようだ。レベルキャップ以降の展開がアンリミテッドな感じである。
もう一つのアンリミテッドな部分が,「アンリミテッドシステム」だ。これは,分かりやすくいえば,連携ワザのようなもので,「心技」が起動されると敵の周囲に魔方陣が広がる。発動中に次のスキルを叩き込むことで,心技をグレードアップし,最高で通常スキルの24倍のダメージを発生できるというもの。4段階くらいでMaxになるようなのだが,前述のように武器の持ち替えなどを活用すると一人でも2段くらいまではつなぐことが可能だという。
プレイヤーをサポートするヒロインも登場
お忍びでの旅(可能なのか?)ということで,正体がばれないようにあちこちで変装(コスプレ)しているというのも,お楽しみ要素として取り入れられているようだ。
うすうす感づいてる人もいるだろうが,王女様は日本独自要素である。
ちなみに,このゲーム,4Gamerでの初出紹介時には「可愛くて受け入れられやすいけど,癖がなさすぎかもしれない」と評価されていたのだが,最近のガマニアのローカライズ傾向を鑑みるに,癖のないまま日本で展開することはあまりありそうにない気がする。
お姫様関係で用意されているシステムに,ヒメリアの加護がある。これは,3時間は経験値2倍がデフォルトでついているというもの。長くプレイしていると効率悪くなることから,長時間連続プレイの抑止策としても機能しそうだ。残り時間は画面左下のバーで示されており,狩りを続けているとバーが短くなっていく。街などの非戦闘エリアにいると,バーが少しずつ回復していくということなので,ほどほどにプレイする分にはあまり気にしなくてもよさそうだ。
さらに,姫様から支給されるコインがある。キャラクターが死ぬと,格闘ゲームのようにカウントダウンが始まるので,制限時間内にコンテイニューコインを使うと,その場復活ができるのだ。コインを使った復活時は,周囲に範囲攻撃を行って敵を吹っ飛ばし,しばらく無敵状態となる。このコインは1日3枚まで支給される。
十二星座の神々に変身「ソウルリンクシステム」とは
「十二宮の神様を倒すと神様の魂とリンクして,その姿に変身できるようになるんです」(ガマニア担当者談)
えーと? もしもし,どっかで聞いたような?
ルーセントハートの星鎧とは違って,誰もが使えるというわけではない。装備が変わるのでもなく,完全に変身となる点が異なっている。神様なので,強さも半端ない。
神様に変身した姿は,通常のキャラクターよりかなりデカい。人型だと身長で2倍くらい。カニ型だと身長は低くなるが,横幅は10倍くらい。攻撃力自体は,普通のキャラの2割増し程度なのだが,耐久力がドーンと増え,特殊スキルが激強といった感じとのこと。
姿やスキルは,星座によってさまざまで,ガン○ムというかエスカフ○ーネぽい? 右上や下の絵(左)の中央にいるメカは双子座の神様だそうだ。今回絵は出てきていないが,おすすめは蟹座らしい。
ソウルリンクは60分とか90分といった比較的長い持続時間となるらしいので,GvGではとてつもなく強力な戦力となる。
神様になれるのは,同時に1人ずつのみ。クエストを進めて各宮の神様を倒せば,そこの神様の魂とリンクする権利を得るのだが,一人を除いてガフの部屋は空っぽである。誰かのソウルリンクが解けると(時間制限ないし,自主的に解くことも可能),神様の魂は抜けてしまい,候補者の中から早い者勝ちで次のソウルリンクが行われることになる。
長時間にわたるGvGでは,ソウルリンクを確実に確保することは重要になるだろう。時間切れになる前に次の候補者と示し合わせてうまく受け継ぐことも必要だ。1,2の3でソウルリンクを解くと,突如相手陣営から歓声が上がったりということもあるかもしれない。
十二宮の神々を倒し,さらに謎のラスボスを倒すと,次期拡張に続く道が開かれるらしい。かなり先の話になりそうなのだが,十二宮編が終わると,今度は暗黒界を舞台に冒険世界が拡大され,レベルキャップも引き上げられるという。それって……。
「分かりやすくいうと,聖○士星矢のハーデス編です」
……いえ,本当に分かりやすいです。いろいろと。
十二宮以外にも各所にボスモンスターがいて,それらに変身できる機能も今後予定されているようである。もちろん,それらのボス特有のスキルも使えるようになる。なんとなくGvGは怪獣大戦争になりそうだ。
ライト系ながらやり込み要素も
これがマップの1エリアに集中することもありえなくはないわけで,いったいどんな騒ぎになるのだろうかというのが気にかかる。話を聞くと,とくに制限はないので,1エリア集中もいけるはずたが,まだテストはしていないとのこと。
中国製オンラインゲームの常として,クライアントは軽く,要求スペックも低めに作られている。100人ともなれば,多少画面は重くなるだろうが,2Dベースのゲームなので,ノートPCでも大丈夫。(画面の狭い初代はともかく)EeePCクラスでもほとんど問題ないとのことだった。
サーバー側も人が集中しても大丈夫なように作ってあることが多いので(でないとサービスにならない),おそらく問題ないのだろう。MOを基本としたゲームのはずなのだが,中身はMMOができるバックボーンで作られているようである。
また,ゲーム内にインスタントメッセンジャーが用意されている。
機能としては,個人チャットを行う普通のメッセンジャーなのだが,使用時には相手のプレイヤーキャラクターの立ち絵が表示される。このときの絵は,キャラクターの装備を忠実に反映したものになるという。どれくらいのパターン数になるのか想像もつかないのだが,おそらく物量で解決できることは中国では開発の障害にならないのだろう。
ゲーム内容は,比較的ライトということで操作性やプレイヤー支援などが充実しており,プレイヤーに優しい雰囲気だ(ただし,最高30段階という武器の強化はなかなか鬼っぽい)。それでも,スキルの強化や状況にあわせた武器の持ち替えなど,やり込み要素も多く,レベルキャップ以降がスタート地点といった印象もある。
MMORPGよりも手軽に楽しめる2DのMO系アクションRPGは,今後のトレンドになりそうなジャンルでもある。現状,アラド戦記が独占しているところに,可愛い系で打って出たアンリミテッドハーツは,基本路線をライト方向に振って間口を広げつつも,レベルキャップ後も長く遊べるように配慮されたゲームでもあり,GvGなども盛り込まれたヘビー級コンテンツまで用意している。かなり周到な体制で投入されると見ていいだろう。
もうじきクローズドβテスト募集なども開始されると思うので,興味のある人はしばらくお待ちを。
ティザーサイト
http://uh.gamania.co.jp/- 関連タイトル:
アンリミテッドハーツ
- この記事のURL:
キーワード
(c) 2009 Shanghai Winking Entertainment Ltd. All Rights Reserved. (c) 2009 Gamania Digital Entertainment Co., Ltd. All Rights Reserved.