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「ブレイドアンドソウル ジャパンチャンピオンシップ2019」決勝大会で日本一のチームが決定。新職業「弓奏士」実装日も発表された大会レポート
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「鉄鎖群島」で7チーム21人が激突
決勝大会には,オンライン大会および,7月20日に行われたオフライン予選大会(関連記事)から選出された3人1組の10チームが参加(最終的に7チーム総勢21名がエントリーした)。予選と同様にバトルロイヤルモード「鉄鎖群島」で優勝を目指して争うことになる。ここでの優勝,準優勝チームは,韓国で開催予定となっている世界大会への出場権が得られるとのことだ。
■出場チーム
・NoonsangFanClub
NicoJean選手(召喚士),Ayn選手(リン剣術士),赤髪の滅砕士選手(滅砕士)
・Catena
ショタっ選手(魔道士),生みそカツ選手(拳闘士),ゆーき爻選手(暗殺者)
・MySugerDady
回路選手(拳闘士),vひなこv選手(双舞士),バップ選手(召喚士)
・Sleepingforest
水銀燈選手(魔道士),・雅選手(拳闘士),ぬこむすめ選手(暗殺者)
・EndlesChallenge
Xignaz選手(銃撃士),garbera選手(リン剣術士),すいちゃん選手(邪術士)
・TeamKIRAKU
Guerlain選出(銃撃士),Lvia選手(拳闘士),はぅはぅ選手(魔道士)
・Liberty
yuki雪洞選手(魔道士),ごとぞん選手(リン剣術士),マスだ選手(滅砕士)
ここで,簡単にルールを紹介しよう。参加選手のキャラクターは一斉に「鉄鎖群島」に入場し,試合の開始時にマップ中央の高所からあちこちへ飛び出していく。そして,ほかのバトルロイヤルゲームと同様に,一定時間で狭くなっていくセーフィティゾーン内で最後の1人(1チーム)になるまで戦うのだ。プレイアブルキャラクターのステータスや初期の装備アイテムに差はなく,マップ内に配置された専用アイテムを入手していく。ほかのプレイヤーを倒せば,そのプレイヤーが持っていたアイテムを入手できるというのも同じだ。
今回の大会は合計で4試合が行われ,全試合の総合ポイントで最終的な順位が決定する。各試合は,最後まで生き残った順によりチームのポイントが獲得できるほか,試合中に敵キャラクターを倒すことでも個別にポイントが得られる。生き残りによるポイント獲得量が高いため,うかつに戦って倒されることは避けたいところだ。そのほか,覚醒職業の第三系統が使用不可となり,チーム内の職業も重複不可となっている。
ブレイドアンドソウルらしい,空中戦も繰り広げられたバトルロイヤル。激戦を制したのは……?
開始早々に激しい戦闘が始まった第一試合。2人を倒されたSleepingforestだが,生き残ったぬこむすめ選手が逃げ延びる。終盤,セーフティゾーンが狭まる中で生き残ったのはMySugerDadyのバップ選手と,Sleepingforestのぬこむすめ選手。激しい戦いの末,一騎打ちを制したのはMySugerDadyのバップ選手だった。
NicoJean選手による強力なアイテム「死霊投てき」の一撃で,上空からまとめて敵が倒される場面も |
第二試合も開始直後から激しい戦いが繰り広げられる。ほかのバトルロイヤルゲームと比べて,このあたりの展開は早い印象だ。セーフィティゾーンが最終段階まで狭まった終盤。生き残が10人以上という大混戦に。ただ,ブレイドアンドソウルらしく,高低差,そして空中を使った戦いが繰り広げられる。地表で多人数が戦う中,木の上から様子をうかがっていたのか,3人とも生き残っていたNoonsangFanClubが上空から奇襲。勝利をもぎ取った。
セーフィティゾーンの中央に高い木が存在していたことから,範囲は狭いながらも高低差を活かした戦いが繰り広げられた。水平方向だけではなく,垂直方向にも気を配らなければならない。生き残りが見える範囲内にいるのかどうか,その状況の把握が戦況を分けた |
1位獲得と撃破数で高ポイントを獲得したNoonsangFanClubが2試合を終えて首位に躍り出る。第一試合で1位を獲得したMySugerDadyが次いで2位,Sleepingforestも手堅く生き残りポイントを重ねて1ポイント差で3位につける |
30分ほどの休憩をはさんで行われた第三試合は,各チームが比較的ばらけた感じのスタートになった。中盤も,小さな戦闘はあるものの,お互いが距離を取りながらの様子見といったところ。現状のポイントを考えて生き残りを重視した戦略だろうか。終盤,生き残ったのはNoonsangFanClubのAyn選手と,Catenaのゆーき爻選手。鎖を使った見事な戦術でAyn選手が勝利を手にした。
途中に登場する霊獣にトドメを刺すと,強力なキャラクターである師匠「ホン・ドウゲン」に任意で変身できる |
中盤までの静けさから一転,終盤に入っても生存数が多かったため大乱戦に |
最後となる第四試合は,序盤から激しい戦闘が繰り広げられる。中盤になると各チームがばらけて静かな展開に。しかし,霊獣が登場した頃からにわかに動きが激しくなる。霊獣を倒したのはNoonsangFanClubで,首位を維持するためには有利な展開となる。セーフィティゾーンが狭まった終盤は,多数の選手が残る混戦の中で,NoonsangFanClubが死霊投てきで敵を一網打尽に。そこから一気にトドメを刺したNoonsangFanClubが第四試合を制した。
川に身を隠すはぅはぅ選手 |
この結果,2試合で1位を獲得して強さを見せつけたNoonsangFanClubが139ポイントで優勝。準優勝は126ポイントを獲得したMySugerDady,3位は122ポイントのCatena,そして試合で1位こそ取れなかったものの地道にポイントを重ねたSleepingforestが113ポイントで4位となった。
・優勝チーム:NoonsangFanClubインタビュー
――今回の感想をお願いします。
NoonsangFanClub:
練習が3時間くらいしかできていなくて心配要素がありましたが,大会常連なので緊張はまったくなく,落ち着いていたのが勝因だったと思います。
――職業の構成が厳しそうに見えました。
NoonsangFanClub:
厳しいです。(ルール上)望んだ職業で行けていないので。
――韓国大会への抱負はありますか。
NoonsangFanClub:
比武ではなくなったから気楽になりました。アイテムの1クリックで倒されるような仕様なので,ワンチャン勝てるんじゃないかな? くらいですね。
――チーム戦になって意識したことはありますか?
NoonsangFanClub:
最後まで生き残ることです。ほかのチームが戦っているところに横やりを入れる。韓国のプロもそういう手法を取っているように,どれだけ戦わずにキルを取るかではないでしょうか。
・準優勝チーム:MySugerDadyインタビュー
――今回の感想をお願いします。
MySugerDady:
いつもと違って,生き残ることを考えていたので,新鮮で楽しかったです。
――この職業は強かった,やっかいだというのはありました?
MySugerDady:
ぶっちぎりで暗殺者です。逃げられるので。あと,カメラ視野が狭いので,裏から姿を消して襲われたりとか。
――韓国での大会に向けて作戦を練ろうとかありますか。
MySugerDady:
出るかどうかが,まだ検討中なので。前向きに検討します(笑)。
・「ブレイドアンドソウル」プロデューサー山本浩正氏インタビュー
――大会をご覧になっていかがでしたか。
山本氏:
想像以上に楽しいコンテンツだと思いました。選手たちが上級レベルの方々で,そんな選手が集まって切磋琢磨し,理想通りのアイテムの使い方をして戦うというのは気持ち良かったです。
――ゲームとして1つ上のレベルになったという感じでしょうか。
山本氏:
そうですね。今までは,多人数で,アイテムなどの偶発性のある要素で戦うというのがコンテンツとしてなかったので,新しい楽しみ方が打ち出せるものだったと思います。
――戦略でいろいろ結果が変わるのが面白かったです。Sleepingforestのように生き残って4位に入るチームもありました。
山本氏:
(第一試合では)最初に2人がやられても残り1人で頑張って,結果的に上位に入りましたから。比武や武闘乱舞のような1vs.1や3vs.3の狭いフィールドで戦うものより多様性が生まれて,MySugerDadyのような昨年までは出てこなかった新しいチームが2位に入りました。こうした,良い可能性を示してくれたと思います。
――韓国大会への意気込みなどはありますか。
山本氏:
ここ数年は韓国大会で上位が取れていないので,このコンテンツを活かして,まだ先になるのですが,上位に食い込めればと期待しているところでもあり,楽しみなところでもあります。
新職業「弓奏士」が9月18日に実装決定!
大会の終了後,山本プロデューサーによる“カンファレンス”が行われ,新職業となる「弓奏士」が9月18日に実装されることが明らかになった。弓奏士のコンセプトは,FPSを意識してノンターゲティングでの戦闘を重視した職業になるとのこと。
系列は,マップに罠を仕掛けて遠距離から攻撃するといった自然を活用する「黎明」,素早い動きで敵が油断した隙を狙う「疾風」の2つが用意されている。疾風では隠れ身を使うことができ,隠れながらボタンを押しっぱなしで弓の威力を溜めて襲うといった戦い方ができるようだ。
新職業「弓奏士」特設ページ
また,同じアップデートで新英雄級ダンジョン「雷呼の谷」,新伝説級ダンジョン「太古の王座」が実装されることも明らかとなった。雷呼の谷は6人用のダンジョン。太古の王座は過去の太天冥王が登場するダンジョンで,“黄昏の聖殿”の練習ができるそうだが,12人用となっており,ライトレイド対象のダンジョンよりも歯ごたえはあるとのことだ。
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