プレイレポート
RPGながらTPSのような操作感を持ち,重厚なストーリーにのめり込めそうな「Mass Effect」の先行プレイレポートを掲載
本作は,人類が遠宇宙に進出した近未来を舞台に,連合軍に所属する主人公シェパード少佐が銀河を脅かす危機を阻止するため,精鋭部隊を引き連れて大宇宙をまたにかけて冒険するというSF RPGだ。なおゲームの概要や公開済みのシステムなどの情報については,以下の記事を参照してほしい。
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今回,本作を先行体験する機会に恵まれたので,ゲーム開始時点から約2時間程度とほんのさわりの部分ではあるが,そのプレイレポートをお届けしよう。
広大な宇宙を駆け巡る重厚なSFストーリーに引きこまれる
クラス/得意スキル分野
・ソルジャー/コンバット
・エンジニア/テクノロジー
・アデプト/バイオティック
・インフィルトレーター/コンバット・テクノロジー
・センチネル/バイオティック・テクノロジー
・ヴァンガード/バイオティック・コンバット
なお,今回のプレイでは,初心者でも比較的操作しやすいソルジャーを選択した。いつもどおり,自分の分身とすべくスキンヘッドにムスタッシュがイカしているキャラだ。また,個人的には「傷あと」の選択ができるのが軍人らしく気に入った。
本作の特徴の一つとして,その会話システムが挙げられる。イベントシーンでは,たびたび主人公の発言の選択が求められる。画面下部に表示される“会話リング”から,好みの選択肢を選ぶことでゲームが進行するのだが,攻撃的な態度をとるか,平和的な態度をとるかで,相手のセリフや態度が異なってくる。
また,会話の結果は累積され,パラメータ「パラゴン」「レネゲイド」に反映されていき,以後の会話においては,周囲の人物の対応にも影響していく。つまり,高潔な英雄を目指すか,非道な悪党を目指すかによって,物語が違った色合いを帯びてくるというわけだ。
ちなみに,経験値(XP)を獲得すると「チャーム」「アグレッシブ」にポイントを割り振れる。チャーム/アグレッシブのポイントが高いときのみ選べる選択肢も存在するので,会話イベントをより楽しみたい人は,覚えておくといいだろう。
戦闘のアクション性は高く,操作性はTPSに近い
なお,キャラクター作成時に難度やターゲットアシストの設定が可能だ。筆者は難度“カジュアル”のターゲットアシスト“高”でプレイしたのだが,ある程度照準を合わせれば敵に弾がバシバシ当たってくれたので,アクションゲームが苦手な人でもなんとかなるレベルではないかと感じられた。
また,装備は“アップグレード”することによって,攻撃力やシールドの強化などが行える。個人的にとくに面白く感じられたのが銃弾のアップグレードだ。銃に“対生物弾”や“金属貫通弾”など,特殊な銃弾を装填することにより,特定の敵へのダメージを増加させられるのである。
本作はRPGなので,もちろんキャラクターが成長する。戦闘だけでなく,ゲーム中にプレイヤーが取ったさまざまな行動で経験値が入り,レベルアップしていくのだ。
また,レベルアップ時に獲得できる“タレントポイント”で,主人公や仲間のキャラクターの“タレント”を訓練/強化できる。ポイントを割り振ることで,アビリティを覚えたり別のタレントをアンロックしたりできるようになるなど,自分のスタイルに合わせたキャラクターに成長させられるわけだ。
なお本作は,主人公だけでなく仲間のキャラクターも自分好みに育てていけるのが面白いところだが,「仲間の管理までするのは面倒」という人もいるだろう。その場合は,オプションの設定で,仲間のタレントポイントを自動割り振りにすることもできる。
メインストーリー以外にも,個性豊かな異星人達と交流したり,未探査領域の惑星を探索したりといったサブクエストが豊富に用意されている模様だ。
ちなみに,本作に登場するキャラクターと,特別親しくなれることもあるらしい。詳しいことはまだ秘密なのだが,上手く会話をして親密になっていけば,種族を超えた愛が芽生えるかも? 気になる人は,ゲームが発売されたら実際にプレイして確認してほしい。
本作をプレイして感じたのは,ストーリーに凄まじく力が入っている作品ということだ。世界観や異星人のバックボーンなどの設定は細かい部分まで作りこまれており,序盤をサラっとプレイしただけでも,作り手の強いこだわりが伝わってきた。
ゲーム中に登場する兵器や組織の詳細な情報を知ることができる“アーカイブス”の量も膨大で,読めばストーリーをより奥深く楽しむことができるはず。SF好きにはたまらない要素だ。本作の公式サイトでは,プロモーションムービーが公開されているので,気になった人はぜひそちらもチェックしてほしい。
まるで長編映画のような重厚な物語を楽しめる「Mass Effect」。その発売日を大いに期待して待ちたい。
「Mass Effect」公式サイト
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