THQジャパンから12月4日に発売予定のXbox 360/PLAYSTATION 3用ソフト
「セインツ・ロウ 2」において,ゲームに登場する新キャラクターの情報が公開された。
前作
「セインツ・ロウ」は,スティルウォーターという架空の大都市を舞台に,奪った車で暴走し,街中で銃を撃ちまくり,悪い仕事を次々と成功させ,ギャングとしてのし上がっていくという作品だった。その続編となる「セインツ・ロウ 2」では,ギャングの一人としてそれなりの地位についていた主人公が,対立する組織との抗争の最中に爆弾で吹っ飛ばされるが,からくも一命を取り留めて再びスティルウォーターの街を我が物にすべく行動を開始する,というのがゲームの導入部分だ。
なお,前作セインツ・ロウについては
「極私的コンシューマゲームセレクション」第12回,本作については
[TGS 2008#023]のレポートで詳しく紹介しているので,そちらを参考にしてほしい。
さて,今回は,スティルウォーターを牛耳るアルター社の役員「デイン・ウォーゲル」,スティルウォーター警察署長の「トロイ・ブラッドショー」のキャラクター設定が公開された。詳細は以下のリリース文で確認してほしいが,本作の発売を楽しみに待っている人は,じっくりと目を通しておこう。
スティルウォーターの王・アルター社
アルター社役員 デイン・ヴォーゲル
スティルウォーターの独占を狙い、警察を掌握し、ストリートギャングとも手を組む。独断とエゴの強さは他のアルター社幹部からも警戒されている。犯罪者を街に跋扈させることで地価を低下させ、スラム街状態にしたところで、アルターの強力な防衛部隊で犯罪者を一層し、そこに新しい街を作ろうと画策している。
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アルター社は、前作では看板やアイテムなどのブランドのみに名前が露出していただけの企業だったが、主人公がこん睡状態に陥っている年月の間に飛躍的な成長を遂げ、今やスティルウォーター最大の企業として君臨している。
前作で「サード・ストリート・セインツ」が拠点としていた教会の至近に超高層ビルを建て、一帯のエリアはスティルウォーターの中でも最も近代的な都市環境を整備している。
アルター社が取り扱う製品は、アパレルから軍事兵器まで、様々な分野に進出しており、ゲーム中でもアルターブランドの製品が多数登場する点も注目していただきたい。
かつての「セインツ・ロウ」地区は、再開発によりアルター社の敷地同然になっており、この地区で騒動を起こすことは、同社が擁する最新のアルター製兵器で武装した精鋭の警察部隊と相手することを意味する。
スティルウォーター警察署長 トロイ・ブラッドショー
前作では「サード・ストリート・セインツ」のメンバーとして登場したトロイは、もともとマーシャル・ウィンスロー市長とモンロー警察署長の計画により、「セインツ」に潜入した私服警官だった。(前作)
主人公(=プレイヤー)が爆破事件に巻き込まれ、昏睡中に警察へ復帰し、かつての経歴をデイン・ヴォーゲルに買われて潜入捜査官からモンローの後釜となる。警察署長へ異例の抜擢を受けるが、それは実質、警察機関がアルター社の意のままに動かなければならないことを意味している。
収監中のギャットの待遇を考慮したりとかつての仲間(?)に対しては、そこはかとなく配慮はしていたようだ。
アルター社に所属する私設警察部隊は、まるで「未来兵器」のような最新の火器と、装甲車や戦闘ヘリなど、軍隊クラスの装備を持ち、アルター社の資産を守っている。デインは彼らを思うままに操ることで、「サード・ストリート・セインツ」の飛躍を妨害してくるだろう。
彼らは、スティルウォーター警察の手におえない事件になると出動してくる。(警戒レベルが上がる)高い攻撃力と防御力を誇るため、プレイヤー側も重武装をしていないと対抗するのは容易ではないだろう。また、装甲車で道路を封鎖するなど、阻止手段も警察より一歩上を行く。
■スティルウォーターの悪事を暴く!
スティルウォーターのテレビ局、「チャンネル6」のレポーター、ジェーン・ヴァルデラマは、一連のストリートギャング抗争とアルター社との関連を探っている。彼女のレポートはゲーム中のカットシーンに度々登場する。
街中には「チャンネル6」の取材中継車が走っていたり、生中継現場に行けば、仕事中の彼女に直接会うことも可能だ。