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[TGS 2015]「League of Legends」アマチュアチーム日本一を決める「Logicool G CUP」をレポート。LJL 2016の展開も発表
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印刷2015/09/20 20:02

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[TGS 2015]「League of Legends」アマチュアチーム日本一を決める「Logicool G CUP」をレポート。LJL 2016の展開も発表

 東京ゲームショウ2015の最終日となった9月20日,Logicool Gブースで「League of Legends」のトーナメント「Logicool G CUP」の決勝戦が行われた。これは,アマチュアチーム日本一を決める大会で,8月からさまざまなコミュニティで予選が行われていた。
 東京ゲームショウ2015では,これまでの戦いを勝ち抜いてきた「PLUS ULTRA」「バオウザケルガ」「DeToNator」「SCARZ」の4チームが戦いを繰り広げた。
 そして,最終日に行われた決勝戦に駒を進めたのは,DeToNatorSCARZ。本稿では試合の模様に加えて,この場で発表されたLJL(League of Legends Japan League)の2016年の展開をレポートしよう。

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LJL 2016では毎週土曜日にオフラインで試合を実施


 まずはLJLから。会場では,LJL運営代表の鈴木文雄氏が登壇し,LJL 2016のテーマが「Excite with US!」であると説明した。これには,よりファンとの距離を縮めて,一緒に熱狂を生み出したいという想いがこもっているという。
 そのために,LJL 2016では試合回数を増やし,これまでの週1日から毎週水,金,土の3日にするとのこと。毎試合BO3(3本勝負)で行われるので,選手はLJL 2015の倍以上の試合をこなすことになる。
 また,毎週土曜日の試合は,e-sports SQUARE AKIHABARAにファンを招いて,オフラインで行われるという。
 詳細は後日発表となっているが,LJL 2016の参加チームを決めるトーナメントの募集は,10月5日にスタートするとのことだ。

LJL運営代表 鈴木文雄氏
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アマチュア日本一は3連勝で圧倒的な実力を見せたDeToNatorに決定


第1試合


 続いて,Logicool G CUP決勝戦の模様をお伝えしていこう。決勝戦は,BO5(5本勝負)で行われ,先に3勝したチームが優勝となる。第1試合の各チームのBANとPick,役割は以下のとおりだ。

■DeToNator
BAN:Fiora/Riven/Evelynn

Carilrui選手:Rumble(Top)
LQ7選手:Ekko(Jungle)
Roki選手:Zed(Mid)
nororin選手:Tristana(ADC)
yorozu選手:Braum(Support)

■SCARZ
BAN:Kalista/Mordekaiser/Skarner

Nova選手:Darius(Top)
Terette選手:Rek'Sai(Jungle)
Broooock選手:LeBlanc(Mid)
Farron選手:Ashe(ADC)
ShiRa選手:Kennen(Support)


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 第1試合は,現在の環境で非常に強力なDariusに対して,DeToNatorがどのように対処するかに注目が集まった。TopとBotをスワップして,Dariusがレーンで優位に立てないように対処するDeToNator。早々にJunglerを含めた3人でタワーダイブを仕掛け,FirstBloodを得ることに成功する。さらにそこから,Botレーン,Topレーンとキルを重ね,3キル先行する形で,DeToNatorが優位に立った。
 一方SCARZは,キルを取られながらもタワーはしっかり破壊し,オブジェクト面でリードするが,TopにDeToNatorの5人が集まって始まった集団戦がうまくいかず,Carilrui選手のRumbleにQUadra killを許してしまう。

 しかし,このままで終わるSCARZではない。直後に始まったドラゴン前での集団戦では,レーンで押さえられていたはずのNova選手のDariusが大暴れし,ACEとドラゴンを獲得する。さらに,次のドラゴンを巡る攻防でも,Terette選手のRek'Saiの打ち上げに合わせて,ShiRa選手のKennenがすばらしいUltを決め,これを制する。そして3回目のドラゴンは,先にDeToNatorが始めたのだが,Terette選手が見事なスティールを決めて,試合の流れはSCARZに傾いたと思われた。

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 そんな状況でも,DeToNatorはあきらめない。集団戦では,BraumとEkkoが盾となり,何が何でもnororin選手のTristanaを守りきるという布陣で,積極的に仕掛けていく。対するSCARZは,集団戦で得たゴールドで息を吹き返したDariusと,適所でのUltが光るKennen,そして確実に敵を始末していくBroooock選手のLeBlancの活躍で,DeToNatorの猛攻を防いでいた。
 試合が決まったのは,バロン前での攻防だ。孤立していたRumbleを倒し,今がチャンスとバロンに向かったSCARZだったが,復活したRumbleがテレポートで集団戦に間に合い,返り討ちにされてしまう。その隙にDeToNatorはTopとMidのInhibitorを破壊し,さらに次の集団戦も制して,第1試合の勝利を手にした。


第2試合


■DeToNator
BAN:Darius/LeBlanc/Kennen

Carilrui選手:Malphite(Top)
LQ7選手:Elise(Jungle)
Roki選手:Yasuo(Mid)
nororin選手:Draven(ADC)
yorozu選手:Nautilus(Support)

■SCARZ
BAN:Kalista/Mordekaiser/Skarner

Nova選手:Riven(Top)
Terette選手:Rek'Sai(Jungle)
Broooock選手:Azir(Mid)
Farron選手:Ashe(ADC)
ShiRa選手:Braum(Support)


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 第2試合は,Pickの段階から勝負が決していたかのような試合だった。DeToNatorは,先の試合で苦戦させられたDarius/LeBlanc/KennenをすべてBANしてきたのだ。また,DeToNatorは試合開始前に「Yasuoを使って勝ちます」と話していたのだが,ここで本当に最初からYasuoを選択。これに対してSCARZはRivenを選んで優位に立とうとするものの,逆にMalphiteをぶつけられてしまう。
 そして,SCARZが最後に選んだAzirは,Yasuoとぶつかるには厳しいということで,試合開始前からSCARZのレーンでの不利が予想されていた。

 試合展開としては,とにかくRoki選手のYasuoが大活躍だった。1vs.1でAzirを始末し,Botに駆けつけキルを取り,集団戦では三人を撃破。マップを縦横無尽にかけまわり,着々とゴールドを得ていく。Carilrui選手のMalphiteも,予想通りTopで完全にRivenを押さえ込み,試合は完全にDeToNatorのペースだ。
 そのまま集団戦が始まると,装備で劣るSCARZになすすべはなく,わずか23分でDeToNatorの勝利となった。

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第3試合


■DeToNator
BAN:Ahri/LeBlanc/Rek'Sai

Carilrui選手:Maokai(Top)
LQ7選手:Elise(Jungle)
Roki選手:Azir(Mid)
nororin選手:Draven(ADC)
yorozu選手:Nami(Support)

■SCARZ
BAN:Kalista/Mordekaiser/Yasuo

Nova選手:Darius(Top)
Terette選手:Zac(Jungle)
Broooock選手:Varus(Mid)
Farron選手:Vayne(ADC)
ShiRa選手:Kennen(Support)


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 第3試合も,チーム構成の面でDeToNatorが上回っていた。SCARZは,Broooock選手を警戒されてLeBlancをBANされてしまったが,Dariusを選択できたため,JungleにZac,そしてSupportに再びKennenを投入し,集団戦を仕掛けていく構成を狙う。そこでDeToNatorは,集団戦を拒否する能力の高いAzirとNamiを選択し,SCARZの作戦に対応したのだ。

 実際,集団戦でAzirとNamiは機能し,非常に活躍していたのだが,それ以上に第3試合は,nororin選手のDravenがすべて持っていったという印象だ。nororin選手は,ADCのなかでもとくにDravenを得意としており,Namiの援護と合わせて,レーンでは終始優位にゲームを進めていく。対面しているVayneと2倍ものCS差をつけて,さらに集団戦でキルをがっぽり稼ぐと,もう誰にも止められない。しかもnororin選手は,自分が死なずに敵を倒し続ければ大きく火力の上がる「Sword of the Occult」を購入していたため,よく分からないダメージを叩き出せるようになっていた。その火力は,森の中で出会ったVarusを一瞬で倒してしまうほどに膨れ上がり,実況も「Dravenってアサシンだったんですねぇ(笑)」とコメント。まさに“League of Draven”である。
 Dravenを守りながら戦ったDeToNatorは第3試合も制し,決勝戦でストレート勝ちという圧倒的な力を見せて,優勝を手にした。

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