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次長課長の井上 聡さんらが出演したステージイベントなどで大いに盛り上がった,「モンスターハンターフェスタ’09」大阪大会レポートその2
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モンスターハンターフェスタ’09は,東京/大阪/名古屋/福岡/北海道の全国5都市で開催される「モンスターハンター」シリーズファンのためのイベント。すでに東京/大阪での開催は終了したが,9月6日に名古屋,10月4日に福岡,10月11日に北海道での開催が予定されている。なお狩王決定戦については,事前応募制の決勝大会が10月25日に開催される予定だ。
「モンスターハンターフェスタ’09」特設サイト
大阪大会のスケジュールは以下のとおり。東京大会とはメインステージの一部プログラムの順番が入れ替わっていたくらいで,あとはほぼ同じタイムテーブルだった。名古屋/福岡/北海道大会に参加予定の人は,参考にしてほしい。
■メインステージ
10:20〜 オープニング&開発者チャレンジクエスト
大阪大会のタイムテーブル
11:30〜 帰ってきた!教えて藤岡先生 モンスター生態講座&イラストコンテスト作品講評
12:45〜 オレたちモンハン部&モンハン模試答え合わせ
14:00〜 MH3(tri-)チャレンジクエスト
14:40〜 MH3(tri-)狩王決定戦地区大会決勝進出者発表
15:30〜 MH3(tri-)狩王決定戦地区大会決勝戦
16:30〜 お楽しみ抽選会
■セカンドステージ
11:00〜 グッズ紹介・トリビュートアルバム紹介・モンハン部紹介コーナー
12:00〜 モンスターハンター ハンティングカードステージ
13:45〜 モンハン部ステージ
14:45〜 MHP2ndG 女子ハンター・親子ハンターチャレンジクエスト優秀チーム発表&MHP2ndGチャレンジクエスト
やっぱりのネタプレイを辻本氏が披露した
「開発者チャレンジクエスト」はラギアクルスに挑戦
ステージに登場したのは,東京大会同様,「モンスターハンター3(トライ)」からプロデューサーの辻本良三氏,ディレクターの藤岡 要氏,メインプランナーの木下研人氏,そして「モンスターハンターポータブル 2nd G」ディレクターの一瀬泰範氏の4人だ。
東京大会で“リーダー”の称号を得た(?)木下氏がクエストを決定し,今回は惜しくも討伐できなかったギギネブラのリベンジ……ではなく,「3(トライ)」を象徴するモンスター,ラギアクルスにチャレンジすることに。小嶋氏に「いいんですか?」と心配されるも,木下氏は作戦を練ってきたと自信満々。
一瀬氏は,「先週倒せなかった」というギギネブラの防具に身を固めていた。武器は東京大会同様スラッシュアックスを選択していたが,今回は火属性の武器にチェンジ。
木下氏も東京大会同様ボウガンを選択。今回は火炎弾をたくさん撃てるようにしてあるのがポイントとのこと。防具はこちらも「先週倒せなかった」ギギネブラのものだ。
ランス好きの藤岡氏の武器は,今回ももちろんランス。シリーズ通じてのお気に入りという「バベル」をチョイスしていた。なお防具はディアブロス(関連記事)のものを身にまとっていた。
そしてお待ちかね(?)の辻本氏の番。サメの形をしたランスを装備した姿がスクリーンに映し出されると,会場からは拍手が上がる。防具の紹介は省かれてしまったので分からないところもあるが,クルペッコ装備に頭だけフェイク系の被り物と,“モンスター側の人”らしい装備となっていた。ちなみに辻本氏の装備していたランスは,現在ネットワークモード向けに配信中のイベントクエストで生産できるとのことだ。
今回は“リーダー”こと木下氏の綿密な作戦によるガチ勝負とのことで,ベースキャンプで木下氏がクエストメンバーに「鬼人強化弾」を撃ち,攻撃力を上げるという準備万端さ。ちなみに制限時間は15分というルールは東京大会と同じだ。
木下氏によるプランとは,「睡眠弾」でラギアクルスを寝かせてから,大タル爆弾で爆破してダメージを与えるというもの。小嶋氏に「どっかで見たことある作戦ですけど」とツッコミを入れられると,木下氏は「先週(東京大会)の狩王決定戦で優勝チームが使っていた作戦をパク……参考にしました」と答える。
その頃辻本氏は,海面でサメランスの頭をのぞかせつつ泳ぎ回ったりシビレ罠のところで罠にかかったようなアクションを取ったりと,ネタプレイの披露に忙しく,なかなか狩りに参加できない。
そして,続けて木下氏が“プランC”を提案。「そんなのありましたっけ?」と言われつつも,ラギアクルスの逃走ルートにシビレ罠を置きましょうと提案する。
(たぶん一瀬氏が)ラギアクルスの尻尾切断に成功,ダメージを順調に蓄積できているのか,ラギアクルスが逃げ出す。ここで木下氏のシビレ罠が効果を発揮! ……と思いきや,設置する高さを間違えたため,ラギアクルスはそのまま隣のエリアへ行ってしまい,会場は爆笑に包まれていた。
一応,木下氏の名誉(?)のために書いておくと,ラギアクルスが元のエリアに戻ったときにこのシビレ罠は効果を発揮していた。そしてその直後,なんと討伐に成功。今回は無事制限時間内にクエストクリアとなった。結局,辻本氏はラギアクルスにほとんど攻撃しなかったが,メンバーにも攻撃しなかったのが一番の勝因だったのかもしれない。
大阪大会の「帰ってきた! 教えて藤岡先生」では
「クルペッコ」「ボルボロス」「チャチャ」の生態を紹介
東京大会では「ジャギィ種」「ラギアクルス」そしてモガの村と,「孤島」が講座の中心となったが,今回は「砂原」に生息する「クルペッコ」「ボルボロス」そしてハンターのパートナー「チャチャ」がテーマとなった。
・クルペッコ
非常に愛嬌のあるクルペッコは孤島によくいるモンスターではあるが,村のクエスト進行で最初に出会うことになるのは砂原だ。まずは「声マネ」という特徴について,どういう仕組みなっているかを藤岡先生が説明。クルペッコは,大きくふくらむ胸の器官に息を吸い込んで,それを鼻先のラッパのような器官に送り,うまく振動させて,声マネをはじめとしたいろんな音を出すという仕組みだ。
また,いろいろな特殊効果を持つ踊りについても説明された。まず狩りのときは,クルペッコが怒ったときに出会うことが多いので,踊りは主に威嚇としての行為とのこと。そのほか,オスがメスと巣に入るための求愛行動のアピールとして踊ることがあり,またそのときはメスに気に入られるために特徴的な声を出すため,繁殖期などは,クルペッコの鳴き声がよく聞かれるとのことだ。
クルペッコは火を吐かないのに,攻撃を食らうと発火する(火属性やられになる)ことがある。この点について,まずクルペッコは,翼にゲンコツのような火打石と呼ばれる部位があり,そこから火花を出す。また,クルペッコが吐く液体は可燃性で,それを浴びると火耐性が下がり燃えやすくなるので,そこに火打石を使って発火させる,と藤岡先生は解説した。
・ボルボロス
ボルボロスは,体型的にも「3(トライ)」から新しく登場した,翼を持たない獣竜種のモンスター。脚力を生かしてハンターを攻めるのが特徴だ。まずは,ボルボロスが行う「泥浴び」行為から説明された。その意味には諸説あるとのことで,砂原は気温の高い地域なので乾燥/暑さ対策とも,寄生虫とか吸血性の虫から体を保護するためとも考えられているそうだ。
ボルボロスは泥の中に潜るときに頭の一部を水面から出す。日中ずっと泥の中にいることもあるため,頭のてっぺんにはいわゆる鼻があり,そこで呼吸をするそうだ。ボルボロスが怒ったときは頭から湯気のようなものが出るが,あれは鼻息だったというわけだ。
ちなみに鼻の部分は汚れが溜まりやすく,またどんどん大きくなるとのこと。溜まった汚れを取ったり,体のバランスを取ったりするために,ボルボロスが頭をこすり付ける行為を行うことがあるそうだ。
・チャチャ
そして,ここで話題は変わり「チャチャ」についての説明となった。ハンターは,村人からの「モガの森で見たことのない子(=チャチャ)がいるので調査してきてくれ」という依頼を受けて,チャチャと出会う。奇面族と呼ばれる一族の子供であるチャチャは,その名前からチャチャブーを連想するが,藤岡先生は「なにかしら関係がありそう」と述べるにとどまっていた。
奇面族には,ある一定の年齢になると,自分だけのお面を見つける旅に出て,見つけたお面を族長に認めてもらうことで成人として認められるという儀式がある。ハンターと行動を共にするチャチャも,その儀式を行うために旅に出たのだが,その途中でモガの森に迷い込んで帰れなくなってしまったというわけだ。
ハンターに助けられたチャチャは,「どうしてもというならお面探しを手伝わせてやる」という生意気な態度を取るのだが,お面探しを手伝うことが,モガの森での物語といずれ絡んでくるとのことだ。なおチャチャは,ハンターの行動に反応していろいろなアクションをしたり,お面を変えると性格が変わったりする。藤岡先生は,「記憶に残るエピソードがいろいろあるので,最後まで話を見てほしい」とコメントしていた。
Q:ボルボロスは泥沼に潜っているときは,目や口は閉じっぱなしなんですか?
A:そうですね。閉じていると思いますよ。鼻は発達していそうですけどね。どうなんでしょうね,調べておきましょう(笑)。
Q:ボルボロスは何を食べてあんなに大きくなったんですか?
A:ボルボロスが何を食べているのかというと,あのモンスターは昆虫系の虫を食べて生きています。スタミナが減ったときの行動を見てもらえたら分かると思うんですけど,甲虫種のオルタロスがわさわさ出てくる塚のようなものを頭でどーんと壊します。それで中にいる虫をもしゃもしゃ食べています。オルタロスもたいがいデカいんで,貴重なタンパク源だと思います。
Q:チャチャのお面の下は,どうなっているんですか? 気になります。
A:僕も気になります(笑)。奇面族は一生お面をかぶって過ごすので,お互いどんな顔なのかは……どうなんでしょうね? 意外と小顔かもしれないですよ(笑)。ナイショというか,まだ秘密の多い種族なんで,ご想像にお任せします。
Q:怒ったときに息が漏れているボルボロスの頭は呼吸器官があるようですが,あれは鼻なんですか?
A:そうですね,先ほどお話したとおり鼻です。
Q:泥パックに余念のないボルボロスさんの超オススメ泥を教えてください。
A:自分が住みやすい泥に潜んでいるだけであって,そもそも泥パックに余念がないわけじゃないですからね(笑)。縄張りみたいなもんなんで,お気に入りの泥沼を見つけたらそこに入り卵を産み,みたいな。おもしろ質問に真面目に答えて申し訳ないんですけど(笑)。
次長課長の井上 聡さんらよしもと芸人がゲスト出演した
「オレたちモンハン部」スペシャルステージ
「オレたちモンハン部」は,次長課長の井上 聡さんをはじめとしたよしもと芸人11名による部活動という形の動画配信コンテンツで,8月1日から動画の配信が無料で行われている。今回はゲストとして井上さん,ネゴシックスさん,コンマニセンチの堀内貴司さんがステージに登場した。
ここで,「オレたちモンハン部」で提供されているコンテンツの動画が上映されたのだが,トークの話題に上がったのが,レイザーラモンRGさんがWiiリモコンに向かって話しかけていたシーン。井上さんによれば,RGさんはゲームをまったく知らない状態で,「危ないときはリモコンに話しかけると助かるよ」という部員のウソを信じ,「川島さん,(生命の)粉塵使ってください」と,Wiiリモコンに向かって叫んでいたとのことだ(※よい子はマネしないように)。ともあれ興味を持った人は,携帯電話からモンハン部にアクセスしてムービーを見てみよう。
出張版モンハン部部室トークと銘打たれたコーナーでは,井上さんのオンラインプレイの話が出た。井上さんはほかのプレイヤーに「本人か?」と聞かれると「そうだよ」と答えているそうだが,「じゃあいまプレイ何時間?」と,本人かどうか確認する質問をされるとコメントした。毎回のように質問されるので,現在では「5000時間以上やってるよ」と定型文に入れているとのことだ。ちなみに井上さんは,「3(トライ)」のプレイ時間は200時間以上,ハンターランクは68に達したそうだ。なお手伝ってもらったのは2回だけで,あとは全部一人でハンターランクを上げたというから驚きだ。
ちなみにネゴシックスさんは部員が一緒に遊んでくれないため,いつもほかの見知らぬプレイヤーにクエストに連れて行ってもらっているとのこと。
そして制限時間10分,“オチ”は5回までというルールでクエストが開始された。クエスト前には井上さんに「ネゴじゃまずい」と言われるほどだったが,見事制限時間内にボルボロスを討伐した。
そのほか,入場時に来場者に配られた「モンハン模試」の答え合わせも行われた。問題はすべて東京大会とは異なっており全10問で,井上さんは9問正解,ネゴシックスさんは7問正解,堀内さんは6問ぐらい正解という難問だった。
そして最後にゲストから以下のメッセージが寄せられ,本ステージイベントは終了した。
「もっと女性のハンターに増えてほしい。現実の世界じゃ無理だけど,モンスターからなら守ってあげられるので,それでモテたい」(堀内さん)
「知らない人とやってばかりなので,分からないかもしれないですけど,見かけたら一緒にクエスト楽しめたらなと思います」(ネゴシックスさん)
「こんなにたくさんの人が集まる,すごい魅力的なゲームですけど,やっぱりちゃんと寝て,ちゃんと食べて,ちゃんと普通の自分の生活を確保しつつ楽しんでもらえたらなと。まあ自分に言ってるんですけど(笑)」(井上さん)
そのほか,クルペッコやボルボロスの討伐に来場者がステージ上で挑戦できる「チャレンジクエスト」や「MHP2ndG」のリアル集会所など,さまざまな催し物はいずれも黒山の人だかりといえるほど活気に満ちていた。
記事の冒頭でも書いたように,モンスターハンターフェスタ’09は,9月6日に名古屋,10月4日に福岡,10月11日に北海道での開催が予定されている。入場は無料なので,近郊で開催される大会があれば,興味のある人は足を運んでみよう。
「モンスターハンターフェスタ’09」特設サイト
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