「モンスターハンターフェスタ’09」札幌大会レポートその1：“狩王決定戦”決勝大会進出チームが決定＆決勝大会の対象クエストも配信開始

　10月11日，北海道札幌市の月寒アルファコートドームにおいて，「モンスターハンターフェスタ’09」札幌大会が開催された。「モンスターハンター3（トライ）」日本一の最速ハンターを決める「狩王決定戦」も，札幌地区大会ですべての地区代表が決定することになる。まずはそのレポートからお届けしよう。

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　狩王決定戦は，二人一組のチームで規定クエストのクリア時間を競うタイムアタックを行う大会だ。対象クエストは，予選が「闘技大会！クルペッコ討伐」，決勝が「闘技大会！ラギアクルス討伐」である。予選でクリアタイム上位8チームが決勝に進出でき，決勝戦でのクリアタイム上位2チームが，10月25日に東京で開催される決勝大会への出場権利を得られる。
　なお狩王決定戦向けの“闘技大会”は，現在ネットワークモード向けに配信中で，あらかじめ用意された4種類の武具/アイテムの組み合わせから一つを選んでプレイするクエストだ（関連記事）。

　狩王決定戦の出場については，公式ファンクラブ「モンハン部」で事前応募する必要があったが，札幌大会では当日参加受付も行われていた。予選の結果は以下のとおり。

順位：クリアタイム／チーム名
1位：1分33秒／P＆K
2位：1分35秒／北国蒼翠〜SOU・SUI〜
3位：1分38秒／チーム最北端
3位：1分38秒／ハマーのごとく
5位：1分41秒／ファミ通王闇鴉
6位：1分50秒／怪盗電波ジャック団
7位：1分57秒／有効気管
7位：1分57秒／彩鳥禁猟区

（参考）
9位：2分00秒／YASYA
10位：2分11秒／ぽてと！？（笑）

ちなみに本地区大会においても，カプコン CS事業統括 営業推進部 パブリシティ企画推進室 室長の萩原良輔氏と中野腐女子シスターズが「狩るんだ！」チームとして出場。残念ながら決勝戦進出は果たせなかったが，10月25日の決勝大会当日に行われる最終予選では決勝に進出できるのか，というかそもそも最終予選に出場するのかも気になるところ（？）だ

　そして，16：00からメインステージで決勝戦が行われた。こちらの司会はおなじみ「モンスターハンター3（トライ）」アシスタントプロデューサーの小嶋慎太郎氏と，タレントの宇佐美友紀さんのお二人，解説は「モンスターハンター3（トライ）」メインプランナーの木下研人氏が前半4組，「モンスターハンター3（トライ）」ディレクターの藤岡 要氏が後半4組を担当した。

左から宇佐美友紀さん，藤岡 要氏，木下研人氏，小嶋慎太郎氏

　二組ずつ行われたタイムアタックの結果は以下のとおり。なお札幌地区大会では，決勝戦に進出した全チームが「太刀＆太刀」の組み合わせを選択していた。

チーム名／使用武器／クリアタイム／順位

・決勝戦第1組
有効気管／太刀＆太刀／3分21秒／準優勝
彩鳥禁猟区／太刀＆太刀／4分00秒／4位

・決勝戦第2組
ファミ通王闇鴉／太刀＆太刀／4分18秒／5位
怪盗電波ジャック団／太刀＆太刀／6分18秒／8位

・決勝戦第3組
チーム最北端／太刀＆太刀／4分26秒／7位
ハマーのごとく／太刀＆太刀／3分1秒／優勝

・決勝戦第4組
P＆K／太刀＆太刀／3分26秒／3位
北国蒼翠〜SOU・SUI〜／太刀＆太刀／4分20秒／6位

　各チームの戦略は，基本的には他大会同様に，序盤にラギアクルスの動きをいかに封じるか，攻撃力を上げるために太刀の錬気ゲージをいかに早く溜めるかがポイントだった。優勝したハマーのごとくチームの場合は，最初に眠り投げナイフでラギアクルスを寝かせたあとシビレ罠で拘束し，錬気ゲージを一気に溜め，あとはアイテムを使わず，背中を集中的に攻撃して大ダウンを狙っていくというものだった。
　後日，決勝大会進出チームの動画が公開される予定なので，詳細が気になる人はアップを楽しみに待っていてほしい。

　そのほか，3位で惜しくも決勝進出は逃したP＆Kチームは，「決勝戦進出時に「ガチでいい？」と紹介されていたとおり，回復アイテム以外は使わないという戦略だったことが印象的。それだけに，補助系アイテムを使えば決勝進出できたのかもしれないのが個人的には残念に感じられたところだ。

　表彰式では，藤岡氏が5大会の総括として以下のようにコメントした。

「これで全国5都市の予選大会が終わりました。大会に出続けてきて『今年も上がるぞ！』と研究している人がいたり，ネットワークでしか会ったことないような人が大会に参加してくれたり，この大会では16歳というけっこう若い人が『自信ないです』って言いながらもするっと勝ち上がってきたり。いろんな人達が見られて，また会話できて，皆が『モンスターハンター』というキーワード一つでこんなに集まって楽しんでくれるのを全国5都市で見られて幸せです。参加してくれた皆さん，本当にありがとうございます。」

表彰式では，プレゼンテーターとして「モンスターハンター3（トライ）」プロデューサーの辻本良三氏が登場

　そして決勝大会進出者の表彰式のあとに，「モンスターハンター3（トライ）」プロデューサーの辻本良三氏から，10月25日に開催される決勝大会のクエストが発表された。
　決勝大会は16チームで競うトーナメント方式となり，第1回戦「ロアルドロス討伐」では16チームのうち4チーム，第2回戦の「ウラガンキン討伐」では4チームのうち2チームが勝ち上がれる。そして決勝戦は「闘技王の大連続狩猟」で，ボルボロス/ベリオロス/リオレウスを連続で狩猟するという内容だ。
　辻本氏は大連続狩猟について，「前回のフェスタから導入したシステムで，3頭のうちどこに照準を合わせるか，どちらが１頭めを早く狩ったか，2頭めのときにそれを挽回できるか遅れているかがすぐ分かります。タイムアタックとしてメチャメチャ面白いです」とコメント。
　また，決勝大会用クエストは，10月12日からネットワークモード向けに配信が開始されており，大会出場者以外の人もプレイできるので，ネットワークモードをプレイできる人は挑戦してみよう。



　なお，決勝大会進出は16チームということだが，東京地区大会と名古屋地区大会は3チームずつ，大阪地区大会は4チーム（3位が同タイムで2チーム），福岡地区大会と札幌地区大会は2チームずつで，出場が決定しているのは計14チーム。つまりは決勝大会当日に行われる最終予選の決勝進出枠は2チームということになる。挑戦予定の狩人達は，腕を磨いて準備万端整えておこう。
　また最終予選の締め切りは，本日（10月13日）いっぱいまでとなっている。これまでの地区大会のレポートを見て狩王決定戦に出てみたいと思ったハンターは，携帯電話向けの公式ファンクラブ「モンハン部」（http://mcap.jp/g/monhanbu/）から急いで応募してほしい。