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モノトーンの世界でただ血の色だけが赤い。スパイク,海外で話題の問題作「MADWORLD」を2009年冬に発売
MADWORLDを開発したのは,現在「BAYONETTA(ベヨネッタ)」(PlayStation 3/Xbox 360)を制作中のプラチナゲームズ。同社は大手ゲームメーカーの開発者達が独立して2007年に設立したデベロッパで,海外市場を主なターゲットに,従来の国産ゲームの常識にとらわれないタイトルの開発を続けてきた。
今回のMADWORLDもその例に漏れず,強いコントラストがかかったアメコミ調のアートワークと,強烈な暴力表現が大きな特徴となる。欧米では2009年3月に発売され,ファミリー向けとされていたWii市場に一石を投じることになった。
舞台となるのは,テロリストに占拠されたとある都市。交通網を遮断し,都市を完全に隔離したうえで,テロリストは市内全域に,感染者が必ず死ぬというウイルスをまき散らす。そして,他人と殺し合って生き残った者にワクチンを与えると宣言するのだ。
かくして主人公は否応なく殺人ゲームに巻き込まれていくという,なかなか救いのないストーリー。血の色だけが赤く表現される白と黒のモノトーンの画面のうえで,プレイヤーはヌンチャクコントローラーを振り回し,数々の殺しのテクニックを駆使して画面を真っ赤にしていく。
海外では話題になっていたので,注目していた人も多いかもしれないが,「ついに」という感じで国内販売が決まった本作,詳しい発売日,価格などの情報については,発表され次第お伝えしたいと思う。
ちなみに本作は,9月24日から千葉の幕張メッセで開催される東京ゲームショウ 2009のセガブースで展示される予定だ。映像展示ということで,実際のプレイシーンはまだ見られないようだが,国内初公開となるムービーにも期待したい。
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