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「PowerDVD 9」などCyberlink製アプリ5本がCUDAに最適化
MediaShow 5,MediaShow Espresso,PowerDirector 8,PowerProducer 5,PowerDVD 9 | |||
配信元 | NVIDIA | 配信日 | 2009/11/11 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
NVIDIA GeForce/ION GPU搭載マシンならではの高いパフォーマンスと新機能を提供
CyberLink、CUDAアーキテクチャを活用してMediaShow 5、MediaShow Espresso、PowerDirector 8、PowerProducer 5、PowerDVD 9を改良
2009年11月9日 - カリフォルニア州サンタクララ
NVIDIA (本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO: ジェンスン・フアン(Jen-Hsun Huang)、Nasdaq:NVDA)とCyberLink社は本日、NVIDIAR GPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)搭載のマシンにおいて、受賞歴を誇るCyberLink社の写真・ビデオ編集ソフトウェアのパフォーマンスが大幅に向上するとともにユニークな機能が利用できるようになったと発表しました。対象となるGPUは、NVIDIA GeForceシリーズとNVIDIA IONシリーズです。
NVIDIA GPU搭載のPCでは、写真の顔認識、DVD映像からHDに近いレベルへのアップコンバート、動画のデコーディングやエンコーディングなどをGPUで高速処理できるようになりました。この機能はいずれも、並列処理ハードウェア・アーキテクチャであるNVIDIA CUDAによって実現されています。
CyberLink社のCEO、アリス・H・チャン(Alice H. Chang)氏は、次のように述べています。「NVIDIAとCyberLink、両社はGPUコンピューティング革命の先頭を走っている企業です。CyberLinkとしては、NVIDIA CUDAアーキテクチャのサポートを充実させ、最高のパフォーマンスでベストなユーザ体験が実現できる写真やビデオのアプリケーションを作りたいと考えています。」
GeForceシリーズ製品搭載のPCでCyberLinkのデジタルビデオ・アプリケーションを使うと、以下のメリットがあります。
- CyberLink MediaShow 5−写真やビデオの管理や閲覧が行えるパワフルなソリューションです。NVIDIA CUDAアーキテクチャを活用して顔認識が行えるようになったため、家族や友人が写っている写真を探し、タグをつけるといった作業がやりやすくなりました。CPUのみによる処理に対して顔認識は70%、動画の変換は500%も高速になりました。顔認識によるタグ付けをGPUで高速処理する機能は、NVIDIA GeForceシリーズのGPUでのみ利用可能です。
- CyberLink PowerDVD 9−さまざまな賞を獲得した実績を持つ動画の再生ソフトウェアです。NVIDIA GeForce GPU搭載のPCでは、DVD画質をHDに近いレベルまでアップコンバートする処理をGPUで高速化できます。GPUアクセラレーションの活用でCPU占有率が下がるので、優れたユーザ体験を提供するとともにシステム互換性の改善が実現できます。
- CyberLink MediaShow Espresso−使いやすい動画変換アプリケーションで、iPod、iPhone、PSPなどのポータブル機器において高画質で楽しめるようにデジタルビデオを高速変換することができます。今回のアップデートでMediaShow Espressoは処理がさらに高速化され、平均的なCPUのみによる場合に対して500%ものスピードで処理できるようになりました。
- CyberLink PowerDirector 8−消費者向けのビデオ編集ソフトで、インポートから編集、出力まで高画質ビデオの処理をエンドツーエンドにサポートしています。NVIDIA GeForce GPU搭載マシンでは、ビデオのエンコーディングや特殊効果についてGPUによる高速処理が行えます。
- CyberLink PowerProducer 5−デジタル・カムコーダーやカメラの記録から魅力的なHDビデオやスライドショーが作れるオーサリング・ソフトウェアです。PowerProducerはNVIDIA CUDAテクノロジーに最適化されており、CUDA対応グラフィックスカード搭載のPCならビデオ制作をさくさくと進めることができます。
NVIDIAビジュアル・コンシューマ・ソリューションズのゼネラルマネージャー、マイケル・スティール(Michael Steele)は次のように述べています。「CyberLink社はNVIDIA GPUとCUDAアーキテクチャを上手に活用し、またも、消費者を驚かせる製品を作ってくれました。柔軟かつ成熟したCUDAを活用し、NVIDIA GeForceのユーザだけが利用できるすばらしい品質と機能を持つ家庭用デジタル製品を産みだすという面において、CyberLink社はずば抜けた力を持っています。」
CUDAアーキテクチャによるGPUコンピューティングでは、MicrosoftのDirectCompute、OpenCL、CUDA C、CUDA Fortranなど、幅広いプログラミング言語とAPIが利用できます。一方、CUDA対応GPUには1億5000万個以上もの販売実績があり、NVIDIAとしては、さまざまなツールやライブラリ、そして教育環境を整備し、CUDA開発環境の拡充をはかりたいと考えています。
NVIDIA GPUに関する詳しい情報は http://www.nvidia.com をご覧ください。
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