プレイレポート
「C9」に一癖も二癖もある新2次クラスが登場。「UPDATE 七」で実装されるブレイドダンサー&シャドウの先行プレイレポートを掲載
このアップデートにより,プレイヤーから実装を望む声が大きかったウィッチブレイド系2次クラス「ブレイドダンサー」と,ハンター系の2次クラス「シャドウ」が登場する。どちらも戦闘スタイルが二刀流(双剣)だが,その使い勝手は大きく異なるようだ。
今回,アップデートの実装に先駆けて,この2キャラクターをプレイしてきたので,それぞれのプレイフィールをレポートしよう。
「C9 [Continent of the Ninth]」公式サイト
華麗な攻撃で,より強くなっていくブレイドダンサー
パーティにぜひ加えたいキャラクターだ
両手にアークブレイド(長剣)を装備する。通常攻撃は左クリックのみで行い,右クリックは遠距離コマンドスキルであるスピニングハートが割り当てられる。ウィッチブレイド系のスレイヤーと同様に物理特化のキャラクターだが,ほかの2次クラスが短刀と長剣であるのに比べて,アークブレイドの二刀流ということで攻撃範囲が広くなっている。その分,攻撃と攻撃の間にわずかながらタイムラグがあるので気を付けたいところ。
なお,今回実装されるブレイドダンサーとシャドウは防御ができないクラスとなっている。とくにブレイドダンサーは体力が少ないだけに,立ち回りはより一層気を配ったほうがいいだろう。
一部の攻撃スキル使用時には花びらが舞うようなエフェクトが掛かり,なんとも華やかな印象のブレイドダンサー。両手にアークブレイドを手にしたことで攻撃力や範囲はアップしたのだが,ブレイドダンサーの魅力は“バフスキル”にある。
ブレイドダンサーのバフスキルは,ほかのゲームのものとはかなり異なり,特定の攻撃やスキルを一定数ヒットさせることが発動条件となっている。
例えば,力と物理防御力が一定時間アップする「スピリットルッツ」というバフスキルは,「プレッジブレイド」という4回攻撃のアクションスキルの3段目をヒットさせることで発動する(実際には指定されているヒット数の1つ前からヒットさせなければ発動しないようだ。プレッジブレイドの場合は,2段目,3段目をヒットさせればよい)。
多少の制限はあるものの,スキルを織り交ぜてうまく攻撃をヒットさせるだけで,自動でバフスキルが掛かっていく。このバフスキルは自分自身だけでなく,近くにいるパーティメンバーにも掛かるので,パーティ内にブレイドダンサーが1人いるだけでぐっと戦闘が楽になるはずだ。バフスキルはPvPでも同じ条件で発動するので,チーム戦ではブレイドダンサーの腕前次第で有利になることもあるだろう。
弓を捨て,両手にショートソードを手にしたシャドウ
手数とトリッキーな動きで敵を翻弄
ハンター系の特徴ともいえるロングボウを手放し,両手にショートソードを持つ二刀流スタイルの近接物理攻撃に特化したキャラクターになる。同じハンター系の2次クラスではアサシンと似たタイプだが,二刀流になったことで手数が増え,攻撃力は大幅にアップしている。
その一方で,ショートソードの攻撃範囲は決して広くはない。弓を手放したことで中〜遠距離への攻撃手段も乏しくなり,攻撃を当てるためにどうやって敵との距離を詰めるかがポイントになりそうだ。ブレイドダンサーの説明でも述べたように,ほかのハンター系と同じく防御はできないので,立ち回りでは細心の注意が必要となるだろう。
シャドウの代表的なスキルには,大きく分けて3つのタイプがある。
1つ目は攻撃系スキルで,二刀を活かした多段ヒット攻撃が多く,高いダメージが期待できる。しかし,攻撃範囲が狭く,中〜遠距離攻撃ができるスキルが影で作った手裏剣を投げるシャドウスターぐらいのため,狩りでは敵の真っ直中に飛び込んでスキルを使い,スキル使用後は速やかにその場を離れるという,ヒットアンドアウェイで戦うことが多くなりそうだ。
ハンターの攻撃スキルの中には,ターンスラッシュが「デュアルターンスラッシュ」,チェーンストライクが「デュアルチェーンストライク」といったように二刀流用に変更されているものがあり,ダメージやコンボ数がアップしているものもある。PvP(対人戦)などでコンボ数を稼ぎたいプレイヤーには嬉しいスキルなのではないだろうか。
2つ目は移動系のスキルだ。アサシンにも自分自身の姿を消すハイドや,2段ジャンプが行えるようになるジャンプテクニシャンなどがあるが,シャドウにはさらにトリッキーな移動系スキルが多々存在する。
「エアスティール」はジャンプ中に姿を消し,瞬時に地面に降りて攻撃を繋げられるスキルで,着地地点はキー操作である程度指定できる。対人戦などで,相手の隙を作り出すことに使えそうだ。
狩りでは,素早い動きで敵との距離を詰めたり,離れたりできる「シャドウステップ」が有効だ。W/A/S/Dキーで移動方向を自由に決められるので,攻撃系スキルでも述べたように,ヒットアンドアウェイもしくは敵の攻撃を回避した直後に反撃するといった,回避に優れたクラスならではの戦術がメインになるだろう。
3つ目は,アサシンにも存在するエンチャント系のスキルとなる。武器に毒を塗るポイズンエンチャントや移動速度が上昇するシャドウムーブ,そしてクリティカル率が上昇するシャドウポイントなど,性能はアサシンのものと同等だ。これらを上手く使って戦闘を優位に進めていこう。
このように,遠距離攻撃の少なさや攻撃範囲の狭さなど,扱いが難しいクラスに仕上がっている印象のシャドウ。その一方で,キャラクターのトリッキーな動きを活かし隙を突くことができれば,手数が多く瞬間的なダメージ量が高いこともあり,一気に敵を追い込むことができるはずだ。
さて,「UPDATE七 双剣乱舞〜華ノ舞姫×最速ノ影〜」で実装されるブレイドダンサーとシャドウを一足先にプレイしてみたが,シャドウに関してはなかなかに扱いが難しいなと感じた。以前にバーサーカーは玄人好みと紹介したが,シャドウも負けず劣らず玄人好みのテクニカルなキャラクターとなっている。
細かな動きができるスキルが多々揃っており,相手の動きを先読みすることはもちろん,どんな攻撃が来ても対応できる判断力と,それを実行する反射神経が必要とされる上級者向けのキャラクターだと言えるだろう。
もう1人の新キャラクター,ブレイドダンサーはシャドウに比べて格段に扱いやすい。これは武器のリーチの差もあるが,それに加えてバフスキルの使いやすさと効果の高さが影響しているのだろう。
元々体力はやや低めなウィッチブレイド系のキャラクターだが,バフスキルを併用することで十分にそれを補うことができる。バフスキルはソロでもパーティでも,そしてPvPでも大いに役立つだろう。
最後に,先日,韓国で実装されたバレットシューターの実装に関して,ほんの少しだけ話が聞けたので,お伝えしておこう。まだ韓国でも実装されたばかりで,これからバランス調整や安定化に十分な時間をかけた上で実装する必要があるため,日本でいつ実装するとは明言できないとのことだが,できるだけ早く実装したいと希望を語っていた。まだ先の話だが,こちらも期待したいところだ。
「C9 [Continent of the Ninth]」公式サイト
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