銃撃特化の新クラスが「C9」にいよいよ実装。スタイリッシュに戦う射撃手の魅力に迫る先行プレイレポート

　ゲームオンは，サービス中のオンラインアクションRPG「C9 [Continent of the Ninth]」（以下，C9）のアップデート「UPDATE九 BULLET SHOOTER」を6月7日に実施し，新クラス，バレットシューターを実装する。今回4Gamerでは，実装に先駆けてバレットシューターをプレイしてきたので，その詳細をプレイフィールとともにお伝えしよう。

バレットシューターの攻撃範囲は近距離から中距離

　ハンター系の上位職となるバレットシューターは，両手に持った拳銃と背負っているマスケット銃を使い，射撃を中心としたスタイルで戦う。射撃だけでなく，足技を使った接近戦も可能なだけに，万能タイプのクラスという印象を持っている人も多いだろう。だが，銃の射程はイメージほど長くはない。単純な最大射程の長さであれば，ほかのハンター系クラスが使う弓や，シャーマン系，ウィッチブレイド系の魔法のほうがよっぽど長い。その分，弾速は速く連射も効くので敵の行動を妨害しやすく，戦闘のペースを握りやすい。飛び道具がメインウェポンのキャラクターだが，近距離から中距離が得意といえるだろう。

　バレットシューターの通常攻撃は，左クリックの二丁拳銃となっている。右クリックは他クラスであれば最初から攻撃スキルや特殊スキルが使用できるが、バレットシューターにはそれがない。「ガンスマッシュ」というスキルが右クリックに対応し、習得すればスキルが使用可能になる。

キャラクターの少し上にある「○」が照準で，狙いはつけやすい。二丁拳銃での攻撃だけだと，敵の数が多いときに火力不足を感じることもある

マスケット銃は広範囲攻撃が可能で，前面の制圧力に優れる。敵に密着した状態で使えば，一気に大ダメージを与えることも可能だ。また，右クリックを押し続けて使うチャージ攻撃はかなり威力がある

MPバーの右のアイコンで弾丸の装填状況が分かる。弾丸が切れた状態で左クリックを押すとリロード可能だ。ただし，移動しながらのリロードはできないので，リロードするときは敵の動きに注意したい

　銃を使用するうえで気になるのは弾丸の仕様だ。弾丸は，二丁拳銃とマスケット銃共用で，矢を装備するスロットに装備し，消費しながら攻撃を行なう。
　銃撃の前にはリロードが必要となり，リロードするとMPバーの右にアイコンと数字が表示される。この数字が装填されている弾丸数で，銃で攻撃するごとに減っていく。装填数が0だと通常攻撃，およびほとんどのスキル攻撃が使えなくなるので，常に残弾を把握し，余裕を持ってリロードする癖をつけておいたほうがいいだろう。なお，弾丸の装填数は「マキシマムバレット」というパッシブスキルのレベルに応じて増えていく。

　リロードには，通常の「リロード」と「ライトニングエンチャント」の2種類がある。「ライトニングエンチャント」を使用すると，二丁拳銃が雷をまとったようになり，特定のスキルを除いて攻撃に天属性が付与される。さらに一部スキルには追加効果が付与されたり，攻撃回数が変化したりするものもある。解除したい場合は「リロード」スキルを使えば，無属性に戻る。
　

どこを切ってもスタイリッシュなバレットシューターのスキルを紹介

　続いて，バレットシューターの代表的なスキルをスクリーンショットとともに紹介しよう。

「ライトニングエンチャント」使用時は，弾丸も青白くなる

一定確率で相手を氷結させる特殊弾を放つ「グレイシャルショット」。セミスーパーアーマーを破壊することが可能だ

地面に磁場を発生させ，敵を感電させる「エレクトロニックショット」。ライトニングエンチャント使用時には，ダメージ増加に加えて効果範囲の拡大や移動速度ダウン効果なども追加される

地面にトラップを設置し，任意のタイミングで起爆させられる「エアースティンガー」。爆発直後は煙幕も出る。敵が触れても暴発しないので，狩りで重宝しそう

後方へ回避したあと，散弾を放つイベイジョンショットガン。ライトニングエンチャントを使用していると，爆発の範囲拡大に加えて感電効果が付与される。緊急回避としても使える

パンチで浮かせた敵にかかと落としを叩き込むライジングアッパーから，倒れた敵に対してゼロ距離射撃を行なうプッシングトリガーへの連携攻撃。プッシングトリガーが発動している間は，完全無敵状態になる（PvP時はセミスーパーアーマー状態）

二丁拳銃とマスケット銃をガトリングガンに変更し，怒濤の銃撃で敵を蜂の巣にする伝承技，それがヘクトパスカルライフルだ。攻撃中にSHIFTキーを押すと，ライトニングレールガンとなり，敵を引き寄せながら攻撃が可能になる。攻撃の締めには砲撃も加えられ，後には何も残らない

　「別のゲームを遊んでいるみたい」というのが，初めてバレットシューターをプレイしたときの素直な感想だ。手にした武器で，バッサバッサと敵をなぎ倒していくのがC9の魅力の1つだが，バレットシューターは射撃がメインとなっており，ほかのクラスとはプレイフィールがかなり異なる。もちろんそれは悪い意味ではなく，そのプレイ感覚によって，C9の魅力を別の視点から感じられるのだ。
　だが，それを堪能するには少々テクニックが必要になる。というのも，バレットシューターの攻撃範囲は正面に偏っているからだ。ほかのクラスであれば，自身の横や背後の敵を攻撃しながら動き回れるが，バレットシューターはそうもいかない。自身が大きく動き，なるべく敵を正面に捉えなければならないのだ。とくに狩りでは敵に囲まれる場面が多いため，従来のクラスとは立ち回り方が根本的に違ってくる。

　とはいえ，単純に二丁拳銃をぶっ放して敵を殲滅していくだけでも十分に楽しく，ほかのクラスでは味わえなかった爽快感がある。最初はスタイリッシュには動けないかもしれないが，一度は触ってみて，華麗に敵を倒せるようになってほしい，というか，なりたい。

「C9 [Continent of the Ninth]」公式サイト