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[G-Star 2014]「Sudden Attack 2」は前作の良い部分を継承しつつ,さらにパワーアップ。新モード「Squad War」も紹介されたイベントをレポート
タイトル名から分かるとおり,本作は日本でも人気のオンラインFPS「サドンアタック」の続編だ。開発を担当する韓国NEXON GTは,前作を手がけたGameHiと,「テイルズウィーバー」などのNextoricが合併した会社だ。
プレス向けイベントでは,続編を開発するにあたって,本作が前作の良い部分をそのまま取り入れたタイトルであることが強調された。市場にはさまざまなFPSが登場し,差別化を図るための要素がいろいろと導入されているが,本作について言えば,前作の長所をきちんと引き継いだうえでアップデートしていくことに,開発の主眼が置かれているという。
アップデート要素として挙げられていたのが「グラフィックス」「打撃感」「カスタマイズ」,そして「ゲームモード」だ。
現代のFPSとしてサドンアタックを再誕生させるため,グラフィックスはオンラインFPSジャンルで最高水準のものを用意するとのこと。プレイヤーキャラクターについては,女性兵士など,今のところ6種類が登場する予定だ。
マップの作りこみもパワーアップしているが,そのせいで,例えば背景とキャラクターの区別がつかなくなったりしては問題なので,ゲームプレイを常に意識して制作しているそうだ。
打撃感については,即時性,多様性,明確性という,3つの要素にこだわっているという。ムービーを見ると分かるように,ヘッドショットや複数のキルを取ったときに,さまざまなアイコンが表示され,キルサウンドが響く。こういった演出を使って「あなたはこういう活躍をした!」と即座に通知することで爽快感を増しているというわけだ。
また,銃撃の打撃感を演出するにはサウンドも重要であり,実際の銃声を録音してゲームに取り入れているとも述べられた。
最後のゲームモードについては,必要以上に多種類のモードを用意することはせず,質を重視していくという。そのために研究を重ね,その結果,本作の目玉の新モードとして用意されたのが,「Squad War」だ。Squad Warは,プレイヤーがコマンダーとしてAIの分隊員を引き連れて出撃し,彼らに指示を出しながら戦うというもの。
NEXON GTによると,前作では,クランリーダーならば「勝つために戦略を立てて戦う」ことの面白さが得られたが,これでは一部のプレイヤーだけしか楽しめない。そこで,ただ自分のキャラクターを操作して敵を倒すだけだけでなく,戦略を作る楽しみをプレイヤー全員が得られるよう,AIに指示を出して遊べるモードを用意したそうだ。
とはいえ,スピーディに勝負がつくのがFPSの面白さでもあるので,画面が切り替わるといったわずらわしさのない,戦闘と指示の両方が即座に行えるようなインタフェースを用意するという。
現在は,クローズドβテストでSquad Warがプレイできるよう,準備を進めているとのことで,正式サービスの開始や日本での展開はまだまだ先の話になりそうだ。2になってどのぐらい進化しているのか,実際に確かめられる日をサドンアタックプレイヤーは楽しみに待ちたい。
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