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小林香菜さんや桃井はるこさんが出演した「ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫」発売記念イベントレポートを掲載
「こちら」の記事でお伝えしたように,本イベントでは,キャラクターデザインを担当したアートディレクターのタニエル氏,アイドルグループAKB48の小林香菜さん,イメージソング「popcorn☆magic」のプロデューサーの桃井はるこさんが出演し,トークセッションが行われた。
ちなみに,発売前の5月2日にも本作のトークイベントが同会場で開催されている。そのときの模様は「こちら」の記事で確認してほしい。
今回のイベントは2部構成で,最初に小林さんとタニエル氏,次に桃井はるこさんが登場してのトークセッションが行われた。ここでは,それぞれの概要をまとめてお届けしよう。
まず,小林さんとタニエル氏のトークセッションは,序盤のストーリーとシステムを紹介しながら,お二人にコメントを求めるという形式で進行された。
「ウィッチテイル」はフィールドの移動から話す/調べる/壊すといったアクションまで,すべてタッチペンで行える。タニエル氏によれば,ニンテンドーDS用ソフトということで“タッチペンで操作する”ことが開発当初に決まったとのことだ。
リデルの印象を聞かれた小林さんは,「ツンデレな部分が可愛らしい」とコメント。自身にツンデレな部分があるかという質問に対しては「違います」と即答するものの,自信がないのか「違います……よね?」と来場者に同意を求めて会場をなごませていた。
次に,パートナーである吸血鬼のルウについて。タニエル氏はそのデザインについて,「銀髪の吸血鬼でミステリアスな感じを出すために片目を髪で隠したりした」とコメント。
ルウの印象を聞かれた小林さんは「見たままの感じの美少年なんですけど,とても心強い味方ができたなという気持ちでした」と語っていた。また,ルウはゲーム中でリデルと旅をするときにコウモリに化けるのだが,司会の「コウモリの姿と人の姿どっちのほうが好きですか?」というムチャ振り気味な質問には,困りながらも「コウモリのほうがかわいらしい」と答えていた。
次に,ゲームのシステムについて話題が移った。リデルが封印を解いてしまったことで古書の魔女が現れ,世界は呪いに包まれてしまう。その呪いを解き,6人の姫を救うべく,リデルとルウは六つの世界を旅していく――というのが本作のプロローグとなる。
世界観についての印象を聞かれた小林さんは,「お菓子の国だったらマカロンとかホイップクリームがあったり,お菓子の国ならではの敵がいたり,物語の世界観に合っていてとても楽しかったです」と話していた。
また,一番印象的だった国を聞かれ,「ミステリアスな国とかもあったんですけど,お菓子の国が明るくて好きです。一番おいしそうでした」とコメントして会場の笑いを誘っていた。
本作は戦闘もタッチペンのみの操作で行え,使用したい魔法を敵にドラッグする“リボルバーアイコンシステム”が特徴となっている。このシステムについてタニエル氏は,「見た目から入ったのですが,直感的な操作とスピーディさを出すのが大変でした」とコメント。小林さんは「タッチペンで魔法を使うのが新しい感覚で楽しめました」と感想を述べていた。
また本作では,“トゥス・ドール”という人形と出会い,仲間として共に旅をすることができる。タニエル氏によれば,トゥス・ドールはタイの“ポクポン”という人形がモチーフになっているそうだ。
最後に,小林さんが「魔法使いリデルが仲間達と戦っていくゲームで,自分の好みで人形を変えられたりとかいろいろなことができたりして楽しいので,ぜひ皆さんプレイしてみてください」と,タニエル氏が「世界観,音楽をはじめ,楽しめるようになっているのでよろしくお願いします」とコメントして,トークセッションの第一部を締めた。
まず桃井さんは,「popcorn☆magic」はいつの間にか「ウィッチテイル」とのタイアップが決まっていたという経緯を説明した。
実は「popcorn☆magic」は,もともと本作のテーマソングとして作られたものではなく,桃井はるこさんのプロデュースレーベル“AKIHABA LOVE RECORDS”第2弾シングル「My resolution〜あの時計の下で〜」(Summer of Love feat.奥井雅美)のカップリング曲として作られたもの。
桃井さんは,ゲームのときは作品用に曲を書くことが多いのだが,今回はまったく考えていなかったとコメントしたものの,「タイトルも魔法にお菓子だし,積極的な女のこのことを歌った曲なので,結果的にぴったりだったのかなと思います。こんなこともあるんだという不思議な感じですね。どこかでご縁というかつながっていて,フラグが立っていたのかなと」と,今回のタイアップについて感想を述べていた。
「popcorn☆magic」を作った経緯について桃井さんは,最近クラブイベントによく出かけるものの,自分の曲がかかることがあまりないので,かけてもらえる曲を作りたいと思ったのがきっかけと語っていた。桃井さん曰く「素晴らしい出来になった」そうなので,まだ聞いていない人は「My resolution 〜あの時計の下で〜」と併せて一度聞いてみてはいかがだろうか。
また桃井さんは,「ウィッチテイル」をプレイした印象について,タッチペンだけの操作は斬新で,片手で“ながら”プレイができるのがいいとコメントしていた。
ちなみに桃井さんは,「リデルはいいツンデレっぷりでした」と語っており,また,仲良くなった人には説教をしてしまうなど,自身は“デレツン”属性があるとのことだ。
桃井さんの今後の活動についてだが,プロデュースレーベル“AKIHABA LOVE RECORDS”で,4月から3か月連続でシングルCDがリリースされる。
2009年4月29日発売の第1弾「るーじー・ぐーじー」,先述したようにカップリング曲の「popcorn☆magic」が「ウィッチテイル」のテーマソングとなっているシングル第2弾「My resolution〜あの時計の下で〜」(Summer of Love feat. 奥井雅美)は2009年5月27日に発売されたばかりだ。ちなみに「popcorn☆magic」は,ポップコーン作りにはまっていた時期に,ポップコーンがお鍋の中ではねているのとライブでお客さんが飛び跳ねているのを連想して曲をひらめいたそうだ。
そして第3弾となる「☆自演乙☆ソング」は,2009年6月17日に発売予定。こちらは,K-1 WORLD MAX 2009にも出場したコスプレイヤーかつプロ格闘家の長島☆自演乙☆雄一郎さんのテーマソング。両A面シングルで,もう1曲の「始発にのって」は,文化放送「桃井はるこのはいはい、ラジオラジオ(´ー`)」のオープニングテーマとなっている。
最後に,小林さんとタニエル氏が再びステージに登場し,来場者へ感謝の言葉を述べ,イベントは幕を閉じた。
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ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫
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