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[COMPUTEX]Cooler Master,ゲーマー向けマウス「Sentinel」を公開。ゲームデバイス総合ブランドへの第一歩を踏み出す
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印刷2009/06/03 05:01

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[COMPUTEX]Cooler Master,ゲーマー向けマウス「Sentinel」を公開。ゲームデバイス総合ブランドへの第一歩を踏み出す

 Cooler Masterは,同社のゲーマー向け製品ブランド「CM Storm」の新製品となるゲーマー向けマウス,「CM Storm Sentinel Advance」(以下,Sentinel Advance)「CM Storm Sentinel」(以下,Sentinel)の2製品を,COMPUTEX TAIPEI 2009で公開した。

CM Storm Sentinel Advance。本体カラーは灰色に近い黒で,ラバーコートされている
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スクロールホイールを挟んで,写真左が解像度設定変更用,右がプロファイル変更用のボタンだ
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マウスの頭頂部にはOLEDが埋め込まれている
 フラグシップとなるSentinel Advanceは,Twin Laser仕様で最高5000dpiのトラッキング解像度を持つレーザーセンサーを搭載する,右手用の製品だ。基本操作のために用意されているのは,左右メインとセンタークリック機能付きスクロールホイール,サイド×2の計5ボタンで,このほか,スクロールホイールを前後から挟むように,トラッキング解像度設定変更用×2,プロファイル変更用×1の計3ボタンが用意されている。

 トラッキング解像度は,二つのボタンにより,X軸・Y軸を独立して設定可能。ボタンのすぐ隣にはLEDが埋め込まれており,その時点における解像度設定を確認できる。また,インジケータ部にはCM Stormのアイコンが見て取れるが,これは別のもの,例えばクランのシンボルマークなどに書き換えることもできるという。

 プロファイルボタンは,専用ユーティリティソフトの利用を前提とするものだ。

開発中とされる専用ユーティリティソフト
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本体前面側のイルミネーションLED
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 専用ユーティリティソフトでは,いわゆるキーマクロを最大256種類登録でき,やろうと思えば,「World of Warcraft」に用意された,すべてのコマンドをマウスに割り当てることも可能とのこと。また,ダブルクリックやボタンの反応速度,USBレポートレートなどもカスタマイズできるとされている。また,本体の“頭頂部”と,本体前面に用意された左右メインボタン下の窪みに埋め込まれたイルミネーションLEDの色も,それぞれカスタマイズできるようになっている。

頭頂部に埋め込まれたLEDの色を変えてみたところ
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こちらは本体前面に埋め込まれたLEDの色を変えてみたところだ
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 現在のところ,肝心のソフトウェアが未完成のため,設定内容のどこからどこまでをプロファイルとして登録できるのかは分からないが,FPSとMMORPGで,異なるセンシティビティを登録し,プロファイルボタンで切り替えられるようになっているとのこと,その実装には期待しておきたいところだ。

マウス底面。ソールのデザインは最終版ではなく,今後,両サイドを縦断するような大型のものを貼るなど,大幅にブラッシュアップされる予定だという
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 Cooler Masterは,Sentinel Advanceを9月ごろに市場投入すべく開発を進めており,完成の暁には,69ドル前後で販売が始まる見込みという。なお,下位モデルとなるSentinelでは,イルミネーションLEDが赤一色になるほか,重量調整機能も省かれる予定になっている。

ぱっと握ってみた印象では,「かぶせ持ち」「つかみ持ち」に向いた雰囲気。ただし,どちらの場合も,サイドボタンは比較的押しにくかった
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“レーティング表示付き”のマウスパッドも7月に投入へ


 また同社は,ゲーマー向けマウスの投入に合わせる形で,センサーユニットやスピード感,止まり感(=コントロール性)など,使っているマウスの個性や,ユーザーの好みに応じて表面加工を最適化したとするマウスパッド7製品を市場投入する。

CM Storm初のマウスパッド製品シリーズ
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製品ボックスに書かれている10段階評価。「Control/Accuracy」「Speed/Glide」「Traccking/CPI」「Durability」「Laser Performance」「Optical Performance」の6項目で点数が付けられている
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 例えば,「CS-M Weapon of Choice M4 DM」は,メッシュ加工の表面素材を採用し,レーザーセンサーへの最適化が謳われたモデル。一方,「HS-M Weapon of Choice M4 SSK」は,マウスの精度とスピード(=反応速度)両立させるべく,表面にレーザーガイドを施したモデル,といった具合だ,

 ユニークなのは,ユーザーごとのプレイスタイルに応じて最適なマウスパッドを選べるよう,7製品のサイズや素材を変更し,製品ボックスに,マウスパッドの特性を示す10段階のレーティング表示がなされていること。スピードや正確性,レーザーセンサーと光学センサーのどちらに向くかが示されれているため,ボックスを見て,すぐにどれが自分に向くのかを選べるというのがCooler Masterの主張である。

 同社は,Sentinelシリーズに先駆けて,7月にもマウスパッドを市場投入する予定。また,CM Stormブランドでのゲーマー向けキーボードやヘッドセットの開発も進めており,「ゲーマー向けPCケースブランド」から,「ゲーマー向け総合周辺機器ブランド」として,CM Stormの本格展開を図る構えだ。
  • 関連タイトル:

    Cooler Master(旧称:CM Storm)

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