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[CeBIT]Cooler Master,「CM Storm」ブランドのワイヤードマウス「Spawn」を公開。高性能光学センサー採用がウリ
「CM Storm Spawn」は,「つまみ持ち」に向いていそうなゲーマー向けマウス。Cooler Masterは,FPSに最適な製品と位置づける |
側面に2つのボタンを備える |
センサーは光学式となる |
まず光学センサーから見ていくと,最大トラッキング速度と最大加速度は順に60IPS,20G。トラッキング解像度は最大3500DPIとなっている。レポートレートは1000Hz(※可変かどうか未公開)でイメージ処理能力5.8MPixel/sといった具合。光学センサーとしてはかなり高いスペックといってよく,ローセンシから一部ハイセンシのプレイヤーまでカバーできそうだ。
Cooler Masterによると,「Spawnは,500万回の押下耐性を誇るオムロン製のマイクロスイッチと,日本製の回転センサーを採用しているため,ハードコアゲーマーにも満足のいく使い心地」とのこと。すべてのボタンがカスタマイズ可能で,内蔵する容量32KBのフラッシュメモリにはマクロすら登録可能……というところは物議を醸しそうだが,なかなか面白い製品が出てきたといえそうである。
ゲーマー向けPCケースやCPUクーラーも公開
同時にCM Stormブランドで,新作PCケースとして,ATXミドルタワーの「CM Storm Enforcer」(以下,Enforcer)も公開されている。
CM Storm Enforcer |
本体前面は,5インチベイ×4(うち1基は3.5インチオープンベイとしても利用可能)を覆う扉と吸気用スリットが,“メカメカしい”印象を与えている。USB 3.0×2,USB 2.0×2,サウンド入出力端子を本体前面天板部へ引き出せるのも特徴だ。
中を覗けるサイドパネルを開くと,黒で統一された内部へアクセス可能。電源ユニットは底面配置する仕様になっており,前面に埋め込まれた200mm角吸気ファンから,本体背面の120mm角ファンへと,風が流れる仕掛けである。また,本体天板部の内側に,200mm角までのファンを追加で取り付ければ,上方への排気もできる。
で,“どこがゲーマー向けなのか”だが,6基ある3.5インチシャドウベイは,4基分と2基分でケージが分かれており,前者を取り外すと,長尺のグラフィックスカードを取り付けられるようになる。奥行きの詳細データは明らかになっていないものの,見る限り筐体の奥行きはそれほど長くないので,そのなかでもハイエンドのグラフィックスカードを搭載できるようにしてあるあたり,ゲーマーを意識した作りになっているとは言えるだろう。
なお,本体底面にある,3.5インチドライブ×2用のケージと,電源ユニット設置用スペースとの間に置かれた出っ張りは2.5インチドライブベイで,ここに,最大2台取り付けられる。
CM Storm Enforcerの内部構成 |
上部にUSB 3.0×2,USB 2.0×2などを備える |
天板部には,最大200mm角のファンを搭載可能 |
なお,Cooler Masterブースではほかにも,開発中のミドルタワーPCケース「Project Silent M」(開発コードネーム)や液冷CPUクーラーなどが展示されていたので,以下のとおり,写真で紹介しておきたい。
3.5インチベイは,ケージごと着脱可能 |
フロントI/Oインタフェース |
普及版のミドルタワーPCケースとなる「Elite 371」 |
天板部に120mm角ファンを2基搭載できる |
液冷方式のCPUクーラーユニット「Project A-L2」 |
ヒートパイプを6本搭載するサイドフロー型のCPUクーラー「Hyper 612S」 |
「Geminni S524」は,5本のヒートパイプ採用のトップフロー型クーラーだ |
- 関連タイトル:
Cooler Master(旧称:CM Storm)
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