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NVIDIAの次世代GPUを採用したAlienwareブランドのゲーマー向けPCが発表に
Alienware 16 Area-51 Laptops,Alienware 18 Area-51 Laptops
Alienwareの2025年製品では,ノートPCとデスクトップPCの両方で,フラグシップモデルの「Area-51」シリーズが久々に復活したのがポイントだ。
ノートPCでは,2019年の「ALIENWARE Area-51m」以来,6年ぶりとなる新製品で,16インチ級の「Alienware 16 Area-51 Laptops」(以下,Alienware 16)と,18インチ級の「Alienware 18 Area-51 Laptops」(以下,Alienware 18)をラインナップしている。
どちらの製品もオーロラなどの現象をモチーフとした新たなデザインコンセプト「AW30」に基づく新筐体デザインを採用するのが特徴だ。Alienware 16とAlienware 18の筐体には,光の当たり方によって色の見え方が変わる加工を施しているという。また,底面の一部に強化ガラスパネルを採用しており,内部を確認できる。
主なスペックは,CPUにIntelのノートPC向け最新CPU「Core Ultra 7 255HX」,または「Core Ultra 9 275HX」を採用する。いずれもArrow Lakeアーキテクチャをベースとしたプロセッサで,Core Ultra 7 255HXは,高性能コア「P-core」が8基,省電力コア「E-core」が12基という仕様だ。一方のCore Ultra 9 275HXは,P-coreが8基,E-coreが16基となる。
搭載GPUは,冒頭でも紹介したようにNVIDIAの次世代GPUを採用する予定で,こちらの具体的な製品名は明らかになっていない。
メインメモリ容量は16〜64GBまで,内蔵ストレージ容量は1〜12TB(4TB×3)まで幅広く選択できる。
ディスプレイパネルは,Alienware 16が解像度2560×1600ドット,最大リフレッシュレート240Hz,Alienware 18が解像度2560×1600ドット,最大リフレッシュレート300Hzの液晶パネルだ。
Alienware 16とAlienware 18は,米国市場で2025年第1四半期の発売を予定する。当初は構成を絞った形での展開で,価格は3199ドルからとなるそうだ。
●Alienware 16とAlienware 18の主なスペック
- CPU:Core Ultra 9 275HX,Core Ultra 7 255HX
- メインメモリ:DDR5-6400 最大64GB(32GB×2)
- GPU:NVIDIA Next-Gen Laptop GPU
- ストレージ:SSD 最大12TB(4TB×3)
- ディスプレイ: 16インチ液晶パネル,解像度2560×1600ドット,最大リフレッシュレート240Hz
- 有線LAN:2.5Gigabit Ethernet(18インチのみ)
- 無線LAN:Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)
- Bluetooth:5.4
- インタフェース:Thunderbolt 5×2,USB 3.2 Gen 1 Type-A×3,HDMI 2.1×1,SDカードスロット,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子
- バッテリー容量:未公開
- 電源アダプタ:定格出力360W小型GaNアダプタ,280Wアダプタ
- 公称本体サイズ: Alienware 16:365mm(W) × 240mm(D) × 21.60〜28.5mm(H)
- 公称本体重量 : Alienware 16:約3.45kg
- OS:Windows 11 Professional,Windows 11 Home
18インチ液晶パネル,解像度2560×1600ドット,最大リフレッシュレート300Hz
Alienware 18:410mm(W) × 320mm(D) × 24.32〜30.5mm(H)
Alienware 18:約4.46kg
Alienware Area-51 Desktop
デスクトップPCの「Alienware Area-51 Desktop」は,2018年登場の「ALIENWARE Area-51 R5」以来の新製品だ。
これまでのArea-51は,Dellが「Triad」と呼ぶおにぎり型デザインの筐体を特徴としていたが,今回発表となったAlienware Area-51 Desktopは,ノートPCと同じ「AW30」を基にしたデザインに切り替わった。
内部構成は,冷却効率を重視した設計で,全面の180mmファンと背面の120mmファン,CPUクーラーのファンを組み合わせることにより,従来製品と比べてPCケース内のエアフローが25%増加したという。
CPUは,Intel製デスクトップPC向けの「Core Ultra 9 285K」「Core Ultra 9 285」「Core Ultra 7 265K」「Core Ultra 7 265」の4種類を用意する。また,GPUはノートPCと同じく,NVIDIAの次世代GPUとのことだ
Alienware Area-51 Desktopsも,米国では2025年第1四半期の発売を予定しているが,こちらの価格は明らかになっていない。
●Alienware Area-51 Desktopの主なスペック
- CPU:Core Ultra 9 285K,Core Ultra 9 285,Core Ultra 7 265K,Core Ultra 7 265
- メインメモリ:DDR5-6400 最大64GB(32GB×2)
- GPU:NVIDIA Next-Gen Laptop GPU
- ストレージ:SSD 最大8TB(4TB×2)
- 有線LAN:2.5Gigabit Ethernet
- 無線LAN:Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)
- Bluetooth:5.4
- インタフェース:Thunderbolt 4×1,USB 3.2 Gen 2 Type-C×4,USB 3.2 Gen 2 Type-A×3,USB 2.0 Type-A×5,3.5mmミニピンマイク入力×1,3.5mmミニピンヘッドフォン出力×1など
- 電源容量:定格出力1500W,定格出力800W
- 公称本体サイズ:231.6mm(W) × 610.5mm(D) × 569mm(H)
- 公称本体重量 : 約34.5kg
- OS:Windows 11 Professional,Windows 11 Home
Alienware Aurora Desktop
また,比較的コンパクトサイズなデスクトップPC「Alienware Aurora Desktop」も新製品が発表となった。
搭載CPUがArea-51 Desktopと少し異なり,Core Ultra 9 285KとCore Ultra 9 285に加えて,「Core Ultra 7 265KF」と「Core Ultra 7 265F」という計4種類となっている。GPUはほかの製品と同じく,NVIDIAの次世代GPUとのことだ。
●Alienware Aurora Desktopの主なスペック
- CPU:Core Ultra 9 285K,Core Ultra 9 285,Core Ultra 7 265FK,Core Ultra 7 265F
- メインメモリ:DDR5-6400 最大64GB(32GB×2)
- GPU:NVIDIA Next-Gen Laptop GPU
- ストレージ:SSD 最大8TB(4TB×2)
- 有線LAN:2.5Gigabit Ethernet
- 無線LAN:Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)
- Bluetooth:5.3
- インタフェース:USB 3.2 Gen 2x2 Type-C×1,USB 3.2 Gen 2 Type-C×2,USB 3.2 Gen 2 Type-A×5,USB 2.0 Type-A×2,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子×1など
- 電源容量:定格出力1000W,定格出力500W
- 公称本体サイズ:197mm(W) × 458.4mm(D) × 418mm(H)
- 公称本体重量 : 約15.374kg
- OS:Windows 11 Professional,Windows 11 Home
Alienware 27 4K QD-OLED Gaming Monitor
ディスプレイの新製品では,27インチサイズで,解像度3840×2160ドット,垂直最大リフレッシュレート240Hzの量子ドット有機ELパネルを採用した「Alienware 27 4K QD-OLED Gaming Monitor」が発表となった。米国における発売時期は3月で,価格は899.99ドルとなっている。
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