無料体験版
携帯電話用の人気歴史ストラテジー,覇業シリーズをPC向けにアレンジした「覇業〜戦国争乱〜」のデモ版を紹介しよう。
本作は,武田信玄,織田信長,上杉謙信といった名将が割拠する戦国時代を舞台に,天下統一の大事業を成し遂げるべく,一人の大名となって内政や外交に手腕を発揮していくという内容だ。
体験版では,難度が「初級」,選べる大名が「織田信長」,そして(ゲーム内の)プレイ期間が2年間に限られており,ゲームのセーブ/ロードは行えない。
また製品版では,オープニングムービーが収録される予定とのことだ。
さて,PC版覇業で最も特徴的なのは,そのコンパクトなウィンドウ。携帯電話版の画面が忠実に再現されており,パッと見,操作しづらいのではないかという印象を持ったのだが,ユーザーインタフェースがうまくまとめられており,思いのほかプレイしやすく感じられた。
本作にはターン制が採用されており,一つのターンは,内政フェイズと軍事行動フェイズで構成されている。
内政フェイズでは,国力を高めるために農業/商業の振興が行えるほか,軍団を編成したり,どの国に攻め込むか決めたりできる。
大名は,その配下に武将を従えており,各武将に対して行動を割り当てることで,さまざまな政策を進めていく。割り当てられた行動に対してどれくらい成果を挙げられたかに応じ,それぞれの武将の能力が高くなる。
勲功を積み重ねることで武将のランクが上昇し,それによって指揮できる兵士の数が増加。ゲーム序盤にはあまり使い物にならなかった,能力の低い武将達も,使い続けていけばそれなりに成長を遂げる。武将の育成も,本作の楽しみの一つといえそうだ。
内政フェイズで軍備を整えて侵攻先を決定すると,次の軍事フェイズでは,野戦と城攻めからなる「合戦」が行われる。
野戦は,フィールド上に,自軍と敵軍が向かい合わせに1列に並んだ形でスタート。それぞれの武将に対し,「攻撃」「防御」といった指示を順番に与えていく方式だ。
軍団全体を直接動かすといった操作はできないが,各武将を動かし,いずれかの敵武将を集中的に攻める,計略を仕掛ける,防御に徹するといった具合に駆け引きを楽しめる。
野戦で勝利を収めると,次は城攻めだ。城攻めは3ターンで終了するうえ,「強攻」「包囲」など,限られたコマンドしか選べないため,城を落とすのはなかなか大変だ。
内政にしろ合戦にしろ,一つ一つの行動の結果がすぐに表示されるので,全体としてとても小気味よくゲームが進む印象だ。誰でもとっつきやすいゲームに仕上がっているだけでなく,内容がしっかり詰め込まれている。
戦国時代ものを遊んでみようかと思っている人は,まずはこの体験版でゲームに触れてみてほしい。
<<免責事項>> ■本記事の内容および攻略,インストール,操作方法などについての質問は,一切お受けしておりません ■体験版ファイルを使用したことによる損害やトラブルに関しては,一切責任を負いません。取り扱いは,自己の責任の範囲内で行ってください ■当サイトに掲載したゲーム画面および文章の,無許諾での転載は固くお断りいたします
- 関連タイトル:
覇業〜戦国争乱〜
- この記事のURL:
(C)Elements (C)IdeaStock