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渋谷のクラブで開催された「グランド・セフト・オート:チャイナタウン・ウォーズ」のプレビューイベントをレポート
10月22日,東京・渋谷のクラブ“SHIBUYA NUTS”にて,発売に先駆けてGTA:CTWを体験できるプレビューイベントが開催された。本稿ではその模様をお伝えしよう。ゲームの基本的な情報に関しては,以下の記事で確認するといいだろう。
NDS初の“GTA”,NDS初の“Zレーティング”! 「グランド・セフト・オート:チャイナタウン・ウォーズ」,サイバーフロントより2009年秋に発売
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シリーズの原点に立ち返った見下ろし型視点
NDS版でもハードな世界観は健在
イベントは22:00〜26:00という時間帯で実施。来場者はDJが大音量で音楽を掻き鳴らす中,酒とタバコを楽しみつつ朝までゲームを体験することができた。さすがに筆者は終電で帰宅させてもらったが……ニンテンドーDS初のCERO Z作品にふさわしいプレビューイベントといえるだろう。
本作は,携帯ゲームの制作に定評のあるRockStar Leedsが開発し,2009年3月に海外で発売された「Grand Theft Auto: Chinatown Wars」の日本語版。グラフィックスは3Dだが視点は見下ろし型で,ジャンルも当然TPSではない。
ちなみに,筆者が初めて遊んだGTAは「グランド・セフト・オート III」で,見下ろし型のGTAはこのGTA:CTWが初体験。3DアクションとしてのGTAに慣れ親しんだ人間として,最初こそ若干違和感があったのだが,十字キー+タッチペンによるシンプルな操作にすぐに慣れ,むしろ見下ろし型ならではの視界の広さが快適に思えるようになった。
主人公を含め,イベントシーン以外でのキャラクターは顔すら判別できないほど小さく描かれており,それらがチョコマカと動く姿は,一見すると可愛く感じる。しかしチビキャラとはいえ,人を車でひいた瞬間の“グシャ”っという感覚は生々しいし,キャラクターが倒れたその場に血溜まりがじわっと広がるなど,表現に関しては相当ハードだ。NDS用とはいえ,油断のならないタイトルである。
また,見下ろし型視点のおかげで,車を運転するミッションが比較的ラクな印象。「GTAIII」や「グランド・セフト・オートIV」(PS3版/Xbox 360版)では車を衝突させすぎてミッションを失敗することの多かった筆者にとって,これは非常に有難いポイントだった。美麗な3DグラフィックスがウリのGTAもいいが,こういった懐かしい感じのするGTAも十分魅力的である。初期GTAが好きだったというベテランゲーマーでも,楽しく遊べるのではないだろうか。
- 関連タイトル:
グランド・セフト・オート:チャイナタウン・ウォーズ
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